就活研究記事

【就活研究記事】研修から始まる社会人最初の壁を打破するには!

  • 最終更新:2019/11/25

    こんにちは!
    秋学期の講義が始まり、夏休みロスに苦しんでいるプラスカラー生の小笠原です。
    就活をしている中、「研修は座学とOJTで〜」と人事の方がおっしゃっていることが多いと思いますが、就活生にとってはあまりイメージが想像できないと思います。そして研修を受けている内に入社した会社が自分に合わないかも…と思ってしまったら…
    そこで今回は社会人最初の壁(?)について、私なりの考察を書かせていただきます。
    皆さんにとってお役に立てれば幸いです!

    〜そもそも研修の目的って?〜

    まず研修は新卒社員研修、中途社員研修、スキルアップ研修に大別できますが、今回は新卒社員研修に絞って考察を深めていきます。
    目的としては、新卒社員の人材育成を目指してゆくゆくは社員の成長を企業の成長に還元してもらうということが大原則です。他にも企業理念や社風を浸透させる、未体験の業務へとスムーズに取り組めるようにする、社会人としてのマナーを身につけさせるなどが考えられます。
    いくつもの目的があるためその企業の人事が行うだけでなく、研修のプロ企業に外部委託するパターンも見受けられます。私が就活の中で知り得た内容としては、大企業だと座学とOJTを含めて数ヶ月〜1年、ベンチャー企業だと1週間〜2,3ヶ月かけて新卒社員研修を行い徐々に一人立ちさせる、という企業が多かったです。
    ここからは新卒社員研修の内容を見ていきましょう!

    〜新卒社員研修の内容〜

    新卒社員研修では大きく分けて座学研修とOJT研修に二分します。
    座学研修はその名の通り受講者が一堂に会する中で社内外から招かれた人事の方や役員の方、外部講師といった方々に講義を受ける形式です。内容としては、名刺の渡し方などのビジネスマナー研修や業務を効率よくこなすためのパソコンスキル研修、社歴や企業理念、各部署を知る基本事項を学ぶ研修などが挙げられます。初歩的な内容を体系的に学び、書類等で多くの情報を手に入れられる一方で、受動的となるため3月まで大学生だった新卒社員には集中力がもたないかもしれません。
     OJT研修は「On The Job Training」研修の略語で、新卒社員と育成担当者が一緒に実務に取り組みながら行う研修です。例えば営業職なら営業に同行してカバン持ち、エンジニア職なら育成担当者の指導のもとコードを書いてみるという感じです。実践的な学びや情報を新卒社員は得ることができる一方、育成担当者の感覚や思考に偏り体系的な育成には繋がりにくいのかもしれません。企業としては新卒社員研修が効果を発揮し、研修の目的を達成することは簡単ではないのかもしれません。

    〜オリジナリティ溢れる研修〜

    新卒社員研修の効果が少しでも出るように工夫している企業もたくさんあります。ここではいくつかの企業の研修内容を紹介します。
    レイスグループには「里家族(里親)制度」があります。この制度は新卒1年目社員のメンタルフォローを目的とした、社内擬似家族」制度です。新卒1年目社員が『里子』、年齢が近い先輩社員が『里兄・里姉』、社会人歴5年目以上の先輩社員が『里親』となり、上司以外の先輩社員に相談しやすい環境を作っているとのことです。確かに小学校1年生の視点から見る小学校5年生の存在は小学校の先生と対等に話せている頼もしさもある一方、手が届くような感じに当時は思いました(笑)。
    株式会社サイバーエージェントには「肌マネジメント研修」があります。ビジネスマンとしての身だしなみで重要なスキンケアを啓発するための研修です。社会人としてどのような見た目がマナーなのか…第一印象は大事ですもんね!
    株式会社リクルートホールディングスにはWill Can Mustシートなるものがあります。これは本人が実現したいこと(Will)、活かしたい強みや克服したい課題(Can)、能力開発につながるミッション(Must)の項目からなる目標管理シートだそうで、上司の方と半期に一回意思の擦り合わせを行います。ぼんやりとしたキャリアを具体的に言語化するいい機会になりますね!

    〜研修での心構え〜

    どの企業でも新卒社員研修はありますし、企業としても経費や人材、時間等を大量に使っているので、研修という機会を逃すわけにはいきません。ではどう臨んでいくか…
    心構えとしての1つ目は、その研修も仕事のうちであると意識することです。面倒くさいから手を抜くようなことは避け、一社会人そして仕事としてできるだけ真剣に臨みましょう! 2つ目は、自分は周囲から見られているんだと意識することです。研修に参加している態度を後で上司が確認することも多いので、やる気や真剣に取り組む姿勢を見せましょう! 3つ目は、自分のスキルアップのためだと思って取り組むことです。研修には今後自分の役に立つことが必ずあります。自分の社会人としての能力を向上させるためにも前向きに取り組みましょう。

    いかがだったでしょうか? 研修ならびに新卒社員の悩みという社会人の壁について一就活生が考えてみました。私も自分でできることは全てやり終えた上で将来を考えていきたいです。「大学生の頃に戻りたい〜」という社会人にならないよう、今の内に心に留めておきます!
    少しでもこの記事が参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。