女性社員インタビュー

入社10年目、23区唯一の時短ママMRとして目指す「誰もが漢方薬治療を受けられる社会」

  • 最終更新:2019/02/26

    ママMRは体力勝負!彼女が頑張り続けられるツムラならではの“やりがい”とは

    薬学部を卒業後、漢方薬のMRとして充実した日々を送っていた本間さん。東京23区では「時短MR」として働く女性は皆無だったため、妊娠がわかった時は喜びとともに大きな不安を感じていた。しかし保活を経て無事に職場復帰を果たし、今や会社のロールモデルとして活躍する。そんな本間さんの多忙な毎日を支えるのは、漢方薬への熱い想いとやりがい、育児を後押しする会社の制度だけではない。彼女なりの意外なライフハックもあった。

    会社説明会で運命を感じたツムラのMRは、単なる薬売りではなくキューピッドだった

    日本の医療用漢方製剤のリーディングカンパニー、株式会社ツムラ。3,500人近い社員のうち、「MR」と呼ばれる医薬情報担当者(営業)は約800人、その中でも女性MRは約1割だ。

    「薬学部の学生が就職を考えた時、進路はだいたい薬剤師かMR。私は自分から外に出ていく仕事がしたいと思ってMRを希望しました」

    そんな本間さんは女子高生時代、恋煩いで食事がのどを通らなくなり1カ月の間に8kgも体重が落ちてしまったという経験があった。

    「そんな状態なのに病院で検査をしても異常が無いので、医師には気のせいだと言われて。でも漢方薬を処方してもらい1包飲んだらカツ丼をぺろりと食べられた。うそみたいですよね」

    そんな経験は記憶の彼方に忘れていたものの、本間さんは見えない何かに導かれるようにツムラのMRとなる。

    「医師と漢方を出逢わせるキューピッドになれるのがツムラのMRのやりがいなんです」

    そう目を輝かせる本間さん。 医療の現場で漢方薬のニーズは高い。しかし学生時代に漢方の勉強をする医師は決して多くはなく、学ぶ機会も少ない。そこでツムラのMRが提案したり、セミナーを企画し開催したりすることで、医師に漢方の知識を広めているというのだ。

    「先生方はすごく頭が良くて、西洋医学の薬についてもずっと勉強してこられていて詳しい。しかし、漢方については分からない先生方もいらっしゃいます」

    ツムラの場合、「漢方を教えてくれた」「本間さんがきっかけで漢方を使い始めた」と感謝される存在になれるというのだ。

    「ワンワン」「ブーブー」の世界から一変。1年4カ月の育休明けの世界は目まぐるしく襲ってくる

    医師と漢方を初めて出会わせる。そして医師の中でも漢方の重要性を高めていける仕事は魅力的だった。

    「漢方薬は色んな側面があるんです。たとえば風邪に効くと言われている葛根湯は、神経痛や肩こりにも効いたりする。先生のニーズに合わせてどのように紹介していくかというのが、ツムラのMRの力量が試されるところで、やりがいを感じられるところでもあります」

    好きな漢方に携わる仕事で充実した日々。そんな中、本間さんに妊娠・出産という大きな人生の転機が訪れる。

    「東京23区内には時短ママMRはいなかったけど、夜が遅くなりがちなMRでフルタイムでの復職は現実的ではありません。まずは時短でスタートして、できそうだったらフルタイムにすれば良いと思い復職しました」

    医師に時間を割いてもらえるのは診察後の遅い時間。時短であれば夜のアポイント先は上司に替わってもらうしかない。 本間さんは時短ママMRとして復職するものの、その現実は厳しいものだった。

    「育休の1年半の間は子どもと児童館に行き『ワンワンだね、ブーブーだね』という会話をする生活。それなのに復職した途端、周囲は専門用語や医療の話題で溢れている。同僚もいろんなことを教えてくれたりするけど、正直全然頭に入りませんでした」

    当たり前だが今日はどこに行き、誰とどんな話をする、というタスクも次々と降り掛かる。スピード感についていけない自分に泣きそうになる。それでも復職翌日から営業に出る予定が組まれていて、泣いている暇はなかった。

    復帰したからこそ見えた!ツムラで果たせる自分の使命

    「仕事のこと、家のこと、子どものことと、とにかく時間が足りない! 産休に入るまでは残業もありましたが、時短になると夕方5時で必ず退社。それまでに仕事を終えるリズムがなかなかできず、思うように仕事ができませんでした」

    多忙を極める仕事と育児との両立に役立ったのは、育休中に資格を取得した「企業内整理収納マネージャー」の知識だった。身の回りのモノだけではなく、仕事や業務内容も整理整頓する感覚が身についていた。さらに家の中も整理収納することで、夫が以前より家事をやってくれるようにもなった。

    「やりたいことから手をつけているとやるべきことが終わらず、いろいろ失敗もしました。でも物事に優先順位をつけ自分を追い立てて、最後は諦める。子どもができてから、諦めるという選択に抵抗がなくなりました(笑)」

    朝の授乳を終えると営業車で子どもを保育園に送り、そのまま営業先へと向かう。いくら諦める勇気が持てたと言ってもタイトな生活は続く。しかし、体力的にも厳しい時短ママMRとしての生活を楽にしてくれたのもツムラの漢方薬だった。

    「卒乳してから10日以上も凄まじい夜泣きが続き、精神的にも肉体的にも厳しくて。それで抑肝散という漢方薬を処方してもらったんです。そうしたらいつも『ねんねしない』と泣きわめいていた息子が自分から『寝る』ってベッドに行き、朝までぐっすり寝てくれました」

    出産してから充分に睡眠がとれていなかった本間さんも、一緒に漢方薬を飲んで朝までぐっすり眠れるように。苦しい日々を漢方薬が再び救ってくれたのだ。

    「夜泣きは病気じゃないとか、子どもは漢方薬が飲めないという偏見もありますが、私が諦めちゃいけないと実感しました。子育て中、寝られず苦しむお母さんはたくさんいます。その助けになる為に、私だからできることがある、という使命を今は感じています」

    ツムラのMRは女性にこそ向いている。誰もが働きやすい環境を目指して走り続ける!

    医師の心に漢方が響けば、漢方薬はその先の患者へと広がっていく。西洋医学では回復せずに悩んでいる患者に試してもらうこともできるのだ。

    「自分が担当するエリアで『漢方薬を飲みたいけど、どこでもらえるんだろう』という患者さんがいなくなるのが目標です。欲しいと思った時にもらえる、誰でも漢方治療が受けられるようにしていきたいです」

    ツムラのMRを、「薬を売る仕事」ではなく「新しい視点を医師に届ける仕事」だと表現する本間さん。この仕事は女性の方が向いているとも言う。

    「女性にはマイナートラブルが多いため、漢方薬が活用されるシーンも多い。自分が効いたという実感を得て自信を持ってお勧めできるのはステキなことです。それに医療は日進月歩ですが、漢方は1回勉強したらずっと使える。だから漢方を学ぶことは、ツムラの女性MRはもちろん医師にとってもメリットがあると思います」

    本間さんは今や、女性の活躍を推進するツムラのロールモデルだ。柔軟な働き方ができる制度があれば、MRという職種でも女性がやりがいを感じながら長く働き続けられるということを体現している。

    「営業車での保育園送迎ができるのは本当にありがたいです。お陰で少し遠方の保育園も選択肢に入り、保活がスムーズになりました。それに有給休暇が半日から使えるから、小児科に寄りたいときや予防接種や健診に行かなければならないときにすごく助かっています」

    本間さんの復職は、多くの医師にも応援されているという。単なる営業担当者と顧客としてではなく、医師からも症例の相談を受けるなど、頼りにされる存在となっているからこそだ。

    誰もが漢方治療を受けられる社会の実現のために。 漢方と医師の架け橋として、時短ママMRとして、本間さんはこれからも先陣を切り走り続けるのだろう。