女性社員インタビュー

繁盛店の店長は23歳。繁盛に導いたきっかけは小さな成功体験から

  • 最終更新:2017/10/18

    お客様の顔を見て、反応が分かる現場だから、シビア

    いまいち売り上げが伸びなかった店舗に店長として入って半年。
    みるみるうちに、月間の売り上げ目標をクリアし、繁盛店へと上り詰めた店長は23歳。「しっかりしてないから」と言う彼女は、常にお客様が望むこと、お客様の反応を常に観察し、行動に起こす。そのひとつひとつの積み重ねが、多くの常連客を作った。

    一見、順風満帆に見えるけど、本音はどうなのだろうか。この若さゆえにプレッシャーなどもあったのではないだろうか。
    「正直、店長が私だと、だいたいのお客様は驚きますよね。若い子たちが多いお店だけど、若さゆえに、ちゃんとしていないって思われるのは嫌だから、もう仕事一筋。お店がうまく回ることだけをずっと考えてきました」

    そして、店長になって1年経った今の目標を聞いてみる。
    「今やりたいことは、他の店舗で働いてみること。もちろん、ひとつの店舗にいることで、お客様が自分がいるときに来てくれたり、嬉しいこともありますけどね。もっと、いろんなものを見たいなっていうのが今の気持ち。どのお店でも、ホールもキッチンもできるようになったら会社としてもいいですよね」
    と語る。今から1年半前は、前職を辞めて別の飲食店でアルバイトを始めたばかりだった。

    働くきっかけは、「食べている人の顔が見える」職場で働きたいから

    以前は、学校給食を作る現場で働いていた石田さん。
    給食を食べる生徒さんとの触れ合いはあったものの、『食べている人の顔が見える飲食店』で働くことを決めて、「ウラニワ」に転職した。

    「きっかけになったのは、学校給食をやめて飲食店でアルバイトしている時に「ウラニワ」で働いている人に出会って、紹介してくれたから。お酒が飲めないので、お食事処みたいな所で働きたいと思っていましたが、今は、お酒があるお店も楽しいなって思って働いています」

    しかも、一番やりたかった、お客様と間近で触れ合え、料理を食べてもらう所を目にできる喜びもあると語る。

    「美味しいと言ってもらえることが何よりも嬉しいです。お客様や周りのスタッフから『今度はこんなものを作って』とリクエストもいただけたり…」
    いい意見ばかりだけじゃないとも言う。時には、ダメ出しだってある。
    「いい意見じゃないときはやっぱ落ち込みはします。でも、そこで止まったらおしまい」
    だから、石田さんは気持ちを切り替えた。いいことも悪いことも言ってもらえる環境がありがたいと。

    アルバイト半年を経て、社員に。そして店長へ

    まずはキッチンで半年間アルバイトをしてから社員になり、22歳の若さで店長に。
    「店長になったら、まずは売り上げをあげていくこと。責任の重圧はありました」

    でも、頭で考えているだけでは何も生まれない。いつもどおり丁寧に接客をすること、働く仲間と協力すること、とにかく誰よりもよく動くようにしたと言う。

    「そうしていくと、どうすればお客様に喜んでもらえるかがわかってくるんですよね。サラリーマンの方にはこう、女性の方にはこうすればいいんだ。って」
    喜んでもらえることを、店舗の売りとしてひとつひとつ形にしていった。そうして、彼女の人柄や料理、接客の良さから常連が多く、売り上げ目標を何ヵ月も連続で達成するなどの記録を残している。

    飲食店の経験値の低さをバネに変えて、新しいものを

    23歳という若さで店長になることで、一緒に働くアルバイトや社員の方が年上だったり、「上下関係に悩むことは?」と聞いてみたら、「う〜ん」と一瞬苦笑い。
    「多少は気まずかったり、言いづらかったりしたこともあります。飲食の経験が長い人から見たら、私がやっていることは変なことって思うかもしれないですからね」

    それでも彼女は臆せず、自分のいいと思うものを提案してきた。
    「後から、『その発想は思いつかなかったよ』と言ってくれたり…。そういうときはほっとしますね」

    それは、メニュー開発の現場で多々あることのよう。
    「メインは大分料理ですが、それに加えて、店舗ごとに日替わりや月替わりメニューを作ります。外食した先で美味しかったメニューをヒントに考えたり、新しいメニューを作るのは楽しい作業。そこで、アルバイトや社員の人に試食をお願いしています。そうすると、みんな、経験値や年齢関係なく、フランクに褒めてもくれるし、いまいちな時は正直に言ってくれます」

    試作でも、店舗の売り上げを伸ばすための戦略でも、成功したらしっかりと褒めてくれる。失敗したら、これも経験のひとつだねと讃えてくれる。そういうポジティブな雰囲気が常に会社にあると、石田さんは感じる。

    すべては自分次第。任されている分、言い訳ができない環境

    「ウラニワ」では店舗ごとに、その日ごとと月間の売り上げ目標がある。それに向かって各店舗の店長は様々な策を練る。
    「ウラニワは地域密着型の店舗なので、その地域ごとに合わせたプロモーションを考えます。基本的には任されているので、ハロウィンやクリスマスなどのイベントに合わせて考えたり、ポップを作ったりしています。事前に社長に報告して進めていますが、自分が考えた方向で進めさせてもらっているので、それで売り上げがでなかったら、自分の責任。もし、会社から何でも指示されていたら、売り上げがでないと会社のせいにできるけど、自分で考えたことだったら、誰のせいでもなく、自分ですね」

    自分がやりたいことをやってうまくいったら、うれしいし、だめだったら、考え方が甘かったと、また考え直せばいい。そうやってひとつずつの経験を積み重ねて、仕事の面白さとやりがいが増えていく。

    「もし、行き詰まったら、休日に社長の働く店舗にごはんを食べにいくんです。そこで社長の働き方を見て、ヒントになったり。おいしいお刺身を出していたら、『魚の切り方を教えて』と頼みます!直接的な答えはなくても、ヒントをもらえる。だから、また自分で考えてがんばろうって思えるんだと思います」