女性社員インタビュー

成績トップの31歳女性営業マネージャー。次のミッションは女性が活躍できる風土づくり

  • 最終更新:2017/12/21

    実力主義の会社で目指していたマネージャー昇格を現実に。そこに立ってはじめて見えた景色

    「人になにかを伝えたい」という思いで教員を目指していた青木さん。マネジメントを学べる点に魅力を感じて入社した株式会社青山メインランド(以下、メインランド)で順調に昇進していったものの、マネージャーとして大きな壁にぶつかってしまう。仕事を辞めたいほどつらかった時期を乗り越え、チームをトップセールスチームへと変貌させられたその理由は? そして自身のキャリアプランにも大きな変化があらわれることに。

    この会社は嘘をつかない。入社後は半年ごとに昇格するビジョンを立てて実行した

    「正直に話すと、この会社を見つけたのは50音順で一番上にあったからです(笑)。先輩社員と話をする機会があって『辞めたいと思わないですか?』『辛くないですか?』と聞いたら『時には辞めたいと思うこともあるけど、成長できる環境があるから続けている』と率直で具体的な話が聞けて。嘘のない会社だと思いました」

    入社してから「いつまでにこの等級まで昇格する」というビジョンを掲げ、実際にその計画をクリアしていったという。静かに受け答えする姿からは想像もつかないようなアグレッシブさだ。

    「途中まではうまくいったんですけど、マネージャーになるのは計画から1年遅れました。入社5年目の途中からマネージャーになりましたが、実際になってみると本当に大変。自分のことだけではなく課員のことも見なくてはいけないので、最初の2年間はなかなか思うようにいきませんでした」

    念願叶って就いたマネージャー職。しかしチームとしても個人としてもなかなか成果が上がらず、苦しい日々が続いていた。

    降格してもマネージャーは降りてはいけない。不屈の精神でチームを立て直す!

    なかなか結果が出ずくすぶっていた青木さん。遂には降格までしてしまい絶望的な思いだった。この状態でマネージャーとしてはいられないと思い、青木さんは「プレーヤーに戻してほしい」と上司に願い出る。

    「営業本部長からの返答は『どんなことがあってもマネージャーを降りてはいけない』でした。これを受けてもう一度覚悟を決めてマネージャーを続けることにしました。上司からは『言ったらやる』という自分の言動に対する責任を改めて叩き込まれて。そこから少しずつ変わってきた気がします」

    青木さんが今振り返って思うのは「課員の話をきちんと聞けていなかった」ということ。それぞれの考えや主張を聞かずに、「やるしかないんだから」と自分の思いをただ押し付けていたというのだ。

    「ちゃんと聞かないとわからないこともたくさんある。きちんと話を聞いて、こちらもきちんと話すのが重要です。最初の2年はそれができていませんでした。課員の実力や現状を見ていなかったし、考え方を聞いていなかった。だからいつもその場しのぎの行動で苦しくて。今は『どう言ったか』ではなく『どう伝わったか』を確認して認識の不一致をなくすように気をつけています」

    大きくなにかが変わったわけではない。それでも青木さんの意識やスタンスが変わったことで、少しずつチームとしての結果につながるようになってきた。課員それぞれも成長していき、それがさらにチーム力を強化させて一枚刃となっていく。好循環が生まれはじめたのだ。

    自分のことよりもチームのこと。ともに成長できるパートナーでありたい

    青木さんのチームは自身を含め9人。その全員が女性だった昨年、ついに目標を大幅にクリアしてマネージャートップの成績を残すまでになる。どん底からの起死回生だ。

    「つらかったときは今の自分をまったく想像できなかった。でも諦めないで続ければ人は変われるということがわかりました。どんなときも諦めず、感謝の気持ちを忘れずに。完璧な人間はいないので、上司や部下、そしてお客様とも、ともに成長し合えるパートナーでありたいと思っています」

    課員の契約が成立したとき、アポイントを取れたとき、成長して新しく出来た後輩を指導する姿を目にしたとき…。そんなときに自身の契約が成立したとき以上の喜びを感じるという青木さん。課員への感謝をしきりに口にする姿は輝いていた。そんな青木さんはチーム内では言いたいことが言える環境づくりにも気をつけている。

    「陰口は嫌いなので『本音は目の前で言って』と話しています。みんな明るくて元気なので社内の風通しがいいし、うまくいかないときは気軽に上司や先輩に話を聞きます。気持ちが落ち込むようなことがあれば、ポジティブにしてくれそうな人と飲みに行ったり。どの部署でも、それにノーという人はいません」

    馴れ合いではなく、お互いが必要とし必要とされる関係性が垣間見えるメインランドのスタッフたち。そこでキャリアアップをしてきた青木さんは、今後のキャリアプランについて最近よく考えるという。それは俯瞰で見渡せる立場になって起きた心境の変化があったからだ。

    やっと意味がわかった「女性のための環境整備」。それができるのは自分の立場だから

    入社当初は部長になることを目指していたという青木さん。それは「これまでメインランドには部長職の女性がいなかったから自分が第1号に」という単純な理由だった。その思いに、マネージャーになった今は変化があらわれている。

    「今はとにかく働く女性のための環境整備をしたい。これまで女性の先輩マネージャーも同じことを言っていたけど、自分がプレーヤーのときはその意味がわかりませんでした。でも今、やっとそれがわかるように。出産をしたり、からだの調子が悪かったり、女性にはいろいろな事情がある。それでも成果があげられて、知識も収入も得られる、その環境を作るのは我々マネージャーの仕事です」

    BtoCの営業職はとかく長時間労働になりがちだ。顧客の都合に合わせるため、残業や休日出勤もある。入社当初よりもだいぶ働きやすくなったと青木さんは言うが、まだまだ改善できることが多くあるはずなのだ。

    「男性には女性の気持ちがわからない部分もあるだろうから、女性の誰かがやってあげないと。振替休暇や有給休暇を積極的に取れる風土を作りたいし、私自身も今後結婚や出産をしても仕事を続けていきたい。たとえば育休明けの時短女性社員を集めた組織が作れたらいいな、とか。経験のある女性社員は、知識や能力があるから会社にとっては財産のはず。最小限の時間で売り上げがあがれば、会社にとってもメリットは大きいですよね」

    女性社員が働きやすい環境整備という新しいビジョンを語ってくれた青木さん。彼女の実行力なら、必ずなにかをカタチにしてくれるはずだ。これから青木さんのアイデアと女性の力を活用し、さらに成長していくであろうメインランドに注目していきたい。