猪野千優_私がインターンをする理由

私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】自分を好きになるために。理想に近づく第一歩

  • 最終更新:2021/11/05

    はじめまして。昭和女子大学生活科学部3年の猪野千優と申します。大学では食品の安全性や品質、マーケティングなどについて学んでいます。現在23卒として就職活動をしており、自己分析をして価値観を見つめ直したり、サマーインターンシップや企業説明会への参加を進めているところです。様々な業界を見る中で「日常の中で人々が前向きになれるような幸せを届けたい」という想いを描くようになり、食品や化粧品、日用品などの業界を志望しています。

    今回私からは、自分に自信が持てない、インターンシップに参加するかどうか迷っているという方に向けて実体験をお伝えします。この記事を通して、みなさんの挑戦を後押しすることができたら幸いです。

    就職活動の理想と現実のギャップ

    私が本格的に就職活動をはじめたのは大学3年の4月。その頃は不安がとても大きかったです。私は幼少期から自己主張が苦手だったため「面接官に対してうまく伝えることができるのだろうか?そんな私を必要としてくれる企業があるのだろうか?」と自信がありませんでした。一方で、わくわくしている自分もいました。社会人になったらどんな風に働きたいか、どんな人になりたいのかを考えることは楽しかったです。

    そんな不安とわくわくを胸に挑んだサマーインターンシップ。サマーインターンシップへの参加が早期内定につながることや、企業に触れる機会を増やせば価値観を変えることができるということを知り、たくさんの企業に応募しました。しかし、選考ありのインターンシップへの参加は思っていた以上に厳しいものでした。大学時代に長期インターンシップや学生団体などで活躍してきた優秀な学生は全国にたくさんいて、学生時代をなんとなく過ごしてきた私がやる気だけで乗り切れるほど選考は甘くなかったのです。

    プラスカラーとの出会い

    ある日、サマーインターンシップで撃沈していた私のもとに、登録していた就活アプリにプラスカラーからスカウトが届きます。私にとってはじめてのスカウトだったこともあり、企業から必要とされていることを実感。インターンシップの内容に少しだけ興味があったSNSマーケティングや記事執筆などが含まれていたことに惹かれて説明会に参加したところ、将来に向けて努力したかった私はやってみたい!と思いました。それでも、すぐに選考準備に取り掛かることができたわけではありませんでした。今まで何をするにも中途半端だったのに納得できる結果を残すことができるのだろうか、また、選考で落とされるのではないかと心配になったからです。私は以前、長期インターンシップの選考で面接を受けたことがありましたが「粘り強さや、自ら学ぶ力があるのかどうかわからなかった」というフィードバックを受け、選考に落ちたことがありました。その時から、消極的になってしまったのだと思います。

    やらないで後悔するよりやって後悔

    プラスカラーの選考に進むかどうかを悩んでいた際に採用担当者の方とお話しする機会があったので悩みを打ち明けてみると「選考ではあなたがどんな人なのか、どんな想いで参加を希望しているのかをしっかり伝えたらいいよ」というアドバイスをいただきました。そこから「自分の想いは自分の言葉で伝えてみよう、受かるかわからないけどやる前に諦めるのはダメだ」と考えるようになり、選考に進む決意をするに至りました。

    選考にはエントリーシートの提出に加えて、5分間の自己PR動画の作成が必要でした。特に印象に残っている自己PR動画では、パワーポイントを使いながら自分自身の想いややりたいことをプレゼンしなければなりません。はじめは動画で何を伝えるか悩みましたが、今までにどんな体験をしてきてどんなことを感じたのか、今後どんな力を身につけていきたいかを書き出すことで考えを整理しました。その時に意識したのは、5分間に想いを詰め切ることと、相手に自分らしさを伝えること。自己PR動画を準備するのははじめてだったので難しい部分もありましたが、その過程で自己主張が苦手だったはずの私が「自分の想いを自分の言葉で伝えることは楽しい」と感じたのは新しい発見でした。

    自分を好きになるために

    時間をかけて自分と向き合って提出したエントリーシートと自己PR動画。受かる自信は正直あまりありませんでしたが、持っているものを出し切ったと感じていたので受かっていたらいいなと思いながら結果を待ちました。結果は合格。その文字を見た時、思わず「えっ…!」と声が出ました。受かったことに私自身が一番驚き、同時に努力を認めてもらえたと感じて嬉しかったです。インターンシップに参加する前の私は、何かをしなくてはいけないと感じながらも、何をすればいいのだろうともやもやしていましたが、今はインターンシップへの参加が決まったことで、今後のために努力ができていることを誇らしく思っています。

    私がインターンシップで身につけたい力は「考え抜く力」です。社会に出て働く上で大切なことは考えて動くことであり、それができてはじめて価値が提供できると想像しているため、それを習慣づけたいです。インターンシップは学びの場所ではなく、実践の場所。”学ばせてもらう”という受け身な姿勢ではなく、自ら学んで実践することを意識して業務に取り掛かりたいです。

    みなさんがもし自信がないことに悩んでいたり、将来に漠然とした不安があるなら、勇気を出してインターンシップに挑戦してほしいです。同じような悩みを抱えていた私でも、伝える努力をしたことで合格を手にすることができました。できないからやれないと思うのではなく、やるからできるようになると考えてみてください。みなさんも私たちと一緒に自分を変えるための第一歩を踏み出してみませんか?