就活研究記事

【就活研究記事】就職か留学。迷うからこそ参加し、見えた私なりの答え。

  • 最終更新:2021/04/08

    長野県立大学、グローバルマネジメント学部の永井彩月と申します。22年卒として就職活動をしています。私は企業からの内定と、留学先候補。両方が決まっていながらも、どちらの進路を選ぶべきか決めきれないでいました。それを見定めるという目的のもと8日間インターンシップに挑戦し、実際に参加したことで見えた私なりの答えをこの記事ではお伝えできればと思います。

    体験した業務内容〜 

    私が体験した業務は大きく2点あります。一つ目は会社説明会へ参加する学生さんを募る業務です。二つ目はアドレカレッジ(ADOREcollege)という新サービスのプレ体験と不備内容の検証です。まず会社説明会への集客では、ターゲットを定め、アプローチ方法を検討し実行しました。ターゲットは23年卒に設定しました。理由は自分の経験上、就職活動を始めたばかりであり、まだ業種ややりたいこと、自己分析等が完了していない人が多いと考えたからです。しかし、いきなり知らない人から会社説明会開催のお知らせが届いても不安にさせてしまうと考え、信頼性を高めるため慎重にアプローチしようと考えました。アプローチとしては6月のインターンシップ解禁に向けて、何から手を付けたらよいか分からないのではないかという仮説を立て、私が就職活動において一番重要だと実感した「自己分析」をすることを伝えることを意識しました。次に、アドレカレッジのプレ体験では、実際に提供されるサービスを参加者同様に体験し、サービス内容に不足や分かりづらい点がないか等を洗い出しフィードバックをするという、サービス改善に役立てるという業務を実施。実際に参加する人の立場に立って取り組みました。

    〜トライ&エラーの中で学んだこと〜

    実際に業務を通して学んだことは以下の3つです。1つ目に、知識と実践は異なるということです。私は大学で経営学や起業について学んでおり、その多くは座学での勉強ではなく、実践のワークや体験がほとんどです。その度に、教科書や授業で学んだ知識や理論だけでは実践では歯が立たないということを実感していました。それは今回のような実際の業務時間内で成果が求められるインターンシップでも同じでした。ターゲット設定やアプローチ方法を詳細に設計しても、実際にスタートしてみると計画通りに進むとは限りません。上手くいかなかった場合、理論だけならいくらでも教材から考えて答えを探すことできますが、実践でつまずいた時は参考にする教材はありません。問題にぶつかったときは、周りの人に相談したり、別の手段を模索したりと、自分で新しい方法を導き出すことが働く上で重要だと学びました。 2つ目に、タイムマネジメントの重要性を実感できたことです。単なる個人ワークとは異なり、組織に属しチーム全体としての成果が求められる状況下では、自分の業務状況を逐一報告する必要があります。それが、チームでプロジェクトを推進する上で欠かせないことだと気付きました。大学のグループワークのようにスケジュール係りは当然おらず、自分で自分を管理しなくてはいけません。今回の業務を通して明確になったことは、業務を進めることと並行しながら、自分の進行状況を把握して報告することがとても難しいということです。自分の業務管理力を高めることで、適切なタイミングでアドバイスを仰ぐことができ、軌道修正も早くかけられます。3つ目は、自分で仕事を遂行することの難しさです。その日の仕事内容の指示書はあるものの、実際の業務に入った後は自分で業務内容を整理していく必要があります。これが授業や他のインターンシップとの違いでした。今までは、行動の始めから終わりまで詳細な指示や例題が用意されており、メンターの方も具体策を提案してくださっていました。今回はじめて、業務の前提条件や使用ツールを一から検討するというプロセスを経験したことで、これまでは与えられた指示の中でしか動けていなかったことに気付かされました。今回使用したツールはたまたまSNSで、自分も日頃使っている身近なツールだったため、別のSNSを試してみるなど展開策を講じることができました。この経験から、担当業務の作業だけをできるようになるのではなく、その周辺で必要になる知識にアンテナを張ることで、自分の担当業務の進め方にも大きな差が出ることがわかりました。

    〜インターンシップ参加で変わった価値観とこれからも大切にしたい価値観〜

    今回のインターンシップに参加して変わったことがあります。それは、就職することに前向きになれたことです。以前は大多数の人と同じように就職することに違和感を覚えていました。留学をして専門知識を身に付けたり、海外で就労経験を積んだ方が価値があるように思っていました。しかし、今回の実務インターンシップの中で気付いたように、実際に挑戦してみないと何が本当に求められる知識やスキルなのかがわかりません。そのため、まず企業という組織に属して働く中で深めたい専門領域を見定めてから留学という進路を選ぶということも視野に入れようという考えに変わりました。一方で、変わらない価値観もあります。就職活動は留学と同様に、その活動に参加することや内定を獲得することをゴールにするのは本質的ではないということです。自分が現時点でできること、やりたいことを明確にし、それを活かして企業の売上に貢献する、ということをゴールにしていきたいです。就職活動は情報戦ですが、情報をうのみにせず自分に軸を置いて活動することを心がけていきたいです。

    〜結論。インターンシップは参加したほうがいい!〜

    インターンシップは参加した方がいいのか、という疑問は就活生の間ではよく上がるテーマだと思います。私は大学2年次からインターンシップに参加してきましたが、結論としてはインターンシップは興味のあるなしに関わらず参加した方がいいと思います。特に実務インターンシップでは、実際の業務時間で実務を経験しながら、社会人の先輩方からフィードバックをもらい修正できるからです。もちろん社会人になってからも経験できることですが、学生という立場で失敗の経験を社会人よりも積むことができます。また、実際の業務において成果を出すことの困難さを体験することで、自分のスキルに対して時間配分を考えたり、優先順位を付けて効率よく仕事に取り組んだりする方法を模索できます。何よりも、自分に合う働き方を知るきっかけにもなります。私はコロナ渦で増えた完全オンラインでの仕事に憧れがありましたが、実際に完全オンラインで仕事をしてみると文面でのコミュニケーションの難しさに直面しました。また、これまで経験してきたグループワークのように、互いに意見を言い合いながら進める方が自分には合っているかもしれないという意外な発見があったのです。これは完全オンラインの個人ワークを実際に体験したからわかったことです。このように、インターンシップは会社のことを知る以上に自分の職務能力の向上や、適性を知る機会を与えてくれます。自分のことがわからない学生だからこそ、積極的にインターンシップには参加することをお勧めします。

    インターンシップは、自分の中に目的や目標があれば積極的に参加してみたくなると思います。今回業務を通してやり取りした23年卒生からの質問で多かったのは「興味の無い業界のインターンシップにも参加すべきか」というものです。私はインターンシップに参加するということを目的にするのではなく、参加してどういう結果を得たいのかを持っておくことが重要だと思います。例えば経営学を学んでいる学生なら、自分の知識はどこまで実用性があるのか見定めたいと思えば、自分の力を試すために業界問わずインターンシップに参加してみたくなると思います。同様に就職か留学、大学院進学など様々ある選択肢で本当に進みたい道を選ぶきっかけにもなるはずです。社会人の経験がないため悩むのは当たり前。悩みがあるからこそ、何を明確にしたいのかを自分の中に持ってさえいれば、インターンシップはその悩みを解決する手助けになります。