女性社員インタビュー

  • 最終更新:2019/05/17

    子持ちは迷惑?不文律でキャリアのスローダウン?女性がイキイキ働ける社会を目指して

    人事の第一線で仕事を続けてきた高畑さんが、ワーキングママになってはじめて正面からぶつかった「働きかた」の選択肢。働く女性のサポートを通じて、企業を変え、社会を変える。(株)プラスカラー(以下、プラスカラー)に転職してそのビジョンの実現を目指すものの、順風満帆とはほど遠く……。苦しみもがきながらも、女性と企業の橋渡しに尽力する彼女には、頑張る理由があった。

    「出産前のように思い切り働けない…」育休明けの“もやもや”からの転機

    2016年12月に第2子を出産した高畑さん。現在は9ヶ月となるその女の子を連れて「育休インターン」というスタイルで働いている。週2日は10:00に出社してミーティングや企画書の作成。15:30に退社して上のお姉ちゃんを保育園に迎えにいく。それ以外の日は、自社が運営するサイト“NOZOKIMI”の運営管理に関する作業を自宅でおこなうという生活だ。

    以前はITベンチャー企業の人事を担当していた。その会社で第1子の出産・育休を経て復職し、働きかたを考えるように。

    「それまでは仕事しか頭に無かったのに、出産すると今までの自分と違う人間になったかのように、オンとオフの時間の使い方や考え方の選択肢が一気に増えました。本当になりたい自分はどんな姿なのか、何にどのような配分で日々の時間を使うべきなのか、毎日毎日考え悩みました。」

    そして、友人と話してみると実はそんな風にプライベートと仕事の狭間で“もやもや“を抱えている人がとても多いことにも気付いたと言う。そんな中、彼女はプラスカラーの代表取締役 佐久間さんにもその思いを吐き出した。佐久間さんとは企業の人事職同士のつながりで親交があり、「頼りになるお姉さんのよう」と慕っていた。佐久間さん自身も同じような相談を、友人たちからよく受けており「それなら一緒に働く女性のためのサービスをやってみないか」と高畑さんをプラスカラーへ誘ったのだ。

    そして2017年3月3日、働く女性を応援する“NOZOKIMI”をリリースするに至る。女性が活躍している企業を探し、企業訪問などで知ることができる新しいサービスだ。

    しかし入社してからリリースまで、決して平坦な道のりではなかった。そこにはさまざまな苦悩と紆余曲折があったのだ。

    女性の「働く」をどうしたらサポートできるのか?どうしたら社会を変えられるのか?

    出産前はバリバリとやっていた彼女は、その経験を生かし活躍したいと思っていた。新しいことにチャレンジすることにも前向き。それでもプラスカラーに入ってからは、スキル不足を感じることが多かった。

    「なんでもできる!と思っていましたが、なんでもできたのは、たくさんの仲間や会社という組織に守られていたからだと気付きました。まだ規模の小さいプラスカラーでは、守備範囲の広さもスピードも質も必要です。佐久間はどんどん走っていくのに追いつけない。そういう苦しいときも、ひとりでウジウジせずに佐久間に話しています。」

    女性がもっと働きながら輝けるように。苦しみ悩みながら試行錯誤していた新サービスのアイデア。当初は佐久間さんが基盤を築いていたコンサルをおこなうことも考えていた。しかし、たとえ企業内の一部の人にコンサルをしたところで、企業全体を変えることは非常に困難だ。そこで注目したのが”人材“だった。

    人材不足といわれる昨今。働きかたも多様化し、優秀な人材を確保するために企業も注力している。優秀な人材が働き続けるためには、企業が環境を整える必要があるのだ。イキイキと働く女性にフォーカスすることで、企業の意識を変える。企業が変われば、社会も変わっていくはず。そんな思いがあったのだ。

    そうして“NOZOKIMI”リリースに向けて動き出しながら、高畑さんは第2子を出産。そこでまた彼女は大きな壁にぶつかることになる。

    子連れで働く難しさに直面——負のスパイラルから脱却できた働きかた“育休インターン”

    当初、産後1ヶ月で復職してフルタイムで働くつもりだったという。自身にワーキングママとしての経験もあり、子連れ出社ができるプラスカラーでなら、復職もできると考えていたのだ。

    「でも、やってみたらうまくいかなくて。できると思っていたんですけどムリでした。子連れで働くということを完全になめていました(笑)」

    子どもが一緒にいると仕事に集中できない。できないと思っていると何事もうまくいかない。産後のセンシティブな時期、そんな負のスパイラルに陥ってしまう。苦しくなった高畑さんは「自分は何もできない、役に立たない」と感じて追い込まれ、今後の道を佐久間さんに相談した。そこで佐久間さんから提案されたのが、週2日出社+リモートワークの育休インターンだったのだ。

    「やっている業務は同じなのに、驚くほど楽になりました。なんだ、子どもが寝ている間に仕事できるじゃん、と。マインドが変わると物事の捉えかたがまったく変わるんです」

    働く女性が“もやもや”を感じたり、苦しみ悩んだりしたとき。身近に相談できる人がいるというのは非常に大きな存在となる。冷静で前向きなアドバイスを得られることが、どれだけ助けになることか。そうやって女性が支えられながら働ける環境が整う社会を目指し、“NOZOKIMI”は本格的に動き始めたのだ。

    女性がキラキラ輝き活躍する社会を目指す。それは子どものため、未来のために

    人事で経験を積んできた高畑さんは、これまでたくさんの女性に会ってきた。不安を抱えたり、不満を抱えたり、思い通りにいかない現実に悩んだり。そんな女性たちが前向きになれる社会を実現していきたい。彼女にはそんな思いがある。

    「人材紹介で企業にご紹介したかたと、その後もランチをしたりしているのですが、『転職して本当に良かった』と言ってくれる方がいるとそれは本当に心から嬉しい。“NOZOKIMI”でも、女性と企業の橋渡しをしていきたいです。」

    育休インターン、子連れ出社、リモートワーク、パラレルワーク……。プラスカラーにはさまざまな働きかたがある。自分がどうなりたいか、を自分で選んでいけるのだ。さまざまな働きかたを自分たちで実践し、自分たちをロールモデルとして世の中に実例を見せていこうという思いがそこにはある。

    彼女も、ときには壁にぶつかりながら試行錯誤を繰り返す。その姿を、これから社会に出る新卒の学生、あるいは転職を考えている女性に見せていきたいと思いながら。

    「自分が働くことで、これからの時代に働く女性に伝えられることがあるのはこの会社だけです。それがひいては子どものため、未来のためになると思っています」

    これからも彼女は悩んだり苦しんだりしながら、女性の働きかたを模索していくだろう。その経験と実感を詰め込んだ “NOZOKIMI”で、さまざまな女性の働きかたをサポートしていく。