吉﨑千尋_私がインターンで得たモノ

私がインターンで得たモノ

【私がインターンで得たモノ】8日間で掴んだ”働く”イメージと自分だけの武器

  • 最終更新:2021/11/05

    こんにちは。お茶の水女子大学文教育学部4年の吉﨑千尋と申します。就職先として映像関係の業界を志望していた私ですが、度重なるお祈りメールに心が折れて行き詰まり、自分を見つめ直した先にたどり着いたのは、”文章を書く”という強みでした。その強みを生かした仕事を探してみようとライター・広報・語学をキーワードに動きはじめた時、プラスカラーと出会います。興味がある広報業務に加えて、正社員ではない働き方があることに惹かれて説明会に参加したところ、実際に業務を経験できるインターンシップがあることを知りました。正直、働くイメージすら掴めていなかったため、まずはやってみようと飛び込んだのがインターンシップ参加のきっかけです。働くイメージを掴みたい、自分の強みが活かせるのか確かめたい、そんな思いを胸に8日間のインターンシップを過ごしました。この記事では、そこでの学びや気づきを共有します。

    実践スタート!苦戦と試行錯誤の向こう側に待っているやりがい

    私が携わった業務は、大きく分けて2つです。1つ目は記事の執筆。自分の就職活動を振り返ったものと、今みなさんが読んでいるインターンシップを振り返ったもの、この2つの記事を執筆しました。話の種となるアイデアを出し、アウトラインにまとめて、文章に起こすという流れを経験。記事の書き方を学びました。文章が長くなるという自分の癖に気づいて苦戦したこともしばしば。しかし、バラバラだった考えを整理し、誰かと共有できることはやりがいでした。

    2つ目の業務はSNSマーケティング。シェアサロンやアドレカレッジ(実践型WEBスクール)、会社説明会への集客を行いました。ターゲットと伝えたいメッセージを決め、考えたアプローチ文をTwitterとInstagramを通して送る、という流れでした。その中でもアプローチ文を考える作業が一番印象に残っています。ターゲットと真剣に向き合う時間であり、どんな文章が読み手に刺さるのか試行錯誤しました。実際にメッセージを送る作業は、うっとうしいと思われないか怖いと感じた一方で、反応が楽しみでもありドキドキです。返信があると嬉しく、集客につながれば「自分の文章が刺さった」という手応えを感じられました。

    毎日が学びの連続。心に刺さった先輩方の助言とは?

    こんなにも中身が詰まった8日間には、新しく知って学ぶことが多くありました。その中でも印象的だった3つを紹介します。1つ目はデメリットをメリットにする考え方。シェアサロンの集客で、ターゲットを自宅サロンのネイリストに設定した時のこと。アプローチ文を考える際、「シェアサロンを利用するためにコロナ禍に外出するのはターゲットにとってデメリットでは?」と課題に思っていました。そんな私に先輩社員の方から「コロナ禍だからこそ、お客さんを家に入れる不安より、対策の万全なシェアサロンへ」というアドバイスが。デメリットをメリットに変える考え方に驚きました。これが逆転の発想か!と今でも印象に残っています。2つ目は大きく削る勇気。文章が長くなってしまうことが課題だった私に「実はそれ、長所だよ」と助言してくださった上司の方がいます。「文章が長いのはそれだけアイデアが出せるということ。そこから大きく削れるようになれば武器になる」と教えてもらいました。3つ目は、仕事上のコミュニケーション。トラブルが起きたらすぐに連絡、提出が遅れそうな時は前もって報告。当たり前ですが、後回しにせず共有することの大切さを学びました。1人で作業していても、文章の添削や内容の確認などは自分以外の誰かに依頼をする必要があります。業務は1人で完結はしないということを実感しました。

    変わったのは仕事のイメージ、変わらなかったのは自分の好きなこと

    インターンシップに参加して最も変化したのは、仕事に対するイメージです。参加する前は「オフィスビルの一室でパソコンとにらめっこしているスーツ姿の人」というのが私の社会人のイメージでした。働くことは辛くて楽しみのないものだと思っていたにも関わらず、そのイメージはガラッと変化。なぜなら、スキルを活かした業務にはやりがいを感じることができ、新しい業務には新鮮な気持ちで臨めることを経験したから。”文章を書く”という自分の特技を活かして、記事を書いたり、アプローチ文を考えたりするのは楽しかったです。文章の正しい書き方や手順を教わることで、実践レベルに少し近づくこともできました。また、インターンシップ先の温かい雰囲気に支えられた部分も大きいと感じます。困った時に適切なアドバイスをくれ、一緒になってトラブルを解決してくれる先輩社員の方。夕会などで自分の頑張りを評価すると同時に、伸びしろを指摘したり考え方や進め方の助言をくれたりする上司の方。心強い味方でした。一方、8日間のインターンシップを経ても変わらなかったものもあります。それは、文章で伝えることの楽しさとやりがいです。実務を通して、やはりこの作業が好きだと再確認しました。

    ついに掴めた!自分にとって”働く”とは?

    多くの学びがあったインターンシップですが、何よりの収穫は働くイメージが掴めたことです。自分にとって働くことは「誰かのことを考えて何かを作り出すこと」になりました。顧客やターゲットのために、文章や価値などを作り出す。その中で、自分の力が通用する部分もあれば、伸びしろもあることを今回のインターンで実感しました。

    8日間を終えた今、インターンシップに参加するメリットは3つあると感じます。1つ目は、逆算の考え方を学べること。締め切りから業務にかかる時間などを逆算して行動する力です。社会人に必須なこの力を実践で身につけることができます。2つ目は、自分の強みと弱みを他者目線で確認できること。第三者からフィードバックをもらうことで、強みや弱みを再確認し、新たな自分を知ることにつながります。弱みだと思っていたことが実は強みであることに気づくきっかけになることも。3つ目は、強みは武器に、弱みは克服へつながること。実践を通して、スキルをさらに磨き、課題を乗り越え、カバーする方法を学べます。この3つのメリットは、自分一人では学べません。だからこそ、人と関わることで自分を見直すきっかけになったこのインターンに参加してよかったと私は思います。

    今もし、「就職活動が迷走している」「何がやりたいのかわからない」と感じる人がいるなら、インターンシップに飛び込んでみてください。メリットがわからなかったり、興味がないから無駄だと思っても、得るものが絶対にあります。インターンシップは「自分の力を試したい・確かめたい」という人にもおすすめします。自分の課題と向き合うことができたり、意外な武器が見つかったり。飛び込んだ先には、新しい自分との出会いが待っています。