私がインターンをする理由

  • 最終更新:2020/11/27

    はじめまして。成城大学社会イノベーション学部3年生の梅田かれんです。現在、2022年卒として就活をしています。コロナ禍で就活が大変になるということを耳にし、焦りから7月頃から就活をはじめました。みなさんの中にも、新卒採用を取りやめる企業が増えているというニュースを知り、不安に駆られて就活をはじめた人もいるのではないでしょうか。また、就活をはじめてみると大学時代に何を頑張ったのかを言語化できなかったり、曖昧になったりする人もいると思います。私自身は大学で漕艇部に所属し、選手としてボートを漕いでいました。なぜ過去形なのかというと、部活を辞めることを先日自ら決断したからです。もちろんその中で、多くの迷いがありました。この記事は、自分が「なぜ就活をしているのか」がわからなくなってきてしまった方や「学生時代に頑張ったこと」にとらわれてしまっている方へ、その共感者として私なりの答えをお伝えします。

    ~個の目的意識があれば迷わない~

    結論から言うと、就活で迷走しはじめてしまうのは「自分自身の確固たる目的」を見つけられていないからだと思います。迷走したときは「何のために就活をしているのか」を一度振り返る必要があるでしょう。そうすることで、就活はあくまで人生の通過点であること、つまり「人生のゴールを考えること」で就活の目的・ゴールが自然と見えてくるようになります。
    先ほど部活を辞める選択をしたと言いましたが、みなさんの中には「大学で部活(体育会に所属)をしている=就活に有利」というイメージがあるかもしれません。しかしそれは、部活に対してしっかり「目的をもって練習・行動を起こし続けた人」が「頑張ってきた事実を偽りなくアウトプットできる」ことができてこそだと思います。私は正直に言うと、「自分で目的をもって」という点が足りなかったことが、最終的に辞めるという選択につながりました。部活を続けてきた一番の目的を「同じ女子選手の先輩」と「部の雰囲気」という可変的なものに置いていたため、先輩方が引退し女子選手が一人になったこと、コロナ禍で部員と集まれないことによって一人で練習に取り組むことが辛くなってしまったのです。

    ~とりあえず出すエントリーシート、とりあえず参加する説明会からの脱却~

    7月頃に就活をはじめたと前述しましたが、コロナ禍の焦りだけではなく、周りの友人がはじめたからという何となくの理由も大きかったです。就活も「個の目的意識」なしにはじめてしまったという訳です。とりあえず就活サイトで知っている企業のエントリーをしておこう、とりあえず説明会に参加しておこうという形だけの就活が先行し、自分を見つめること(自己分析)の大切さをまだ実感していませんでした。しかし、エントリーシートが全然通過しなかったり、どの企業の説明会を聞いても全て魅力的に感じてしまったりと迷走しはじめてしまいます。このままでは駄目だという思いから新たな就活サイトを一通り調べ、登録することにしました。その中でもスカウト型就活サイトは、自分から企業を探すことに加え、企業に見つけ出していただくという形で就活の幅を広げる大きなきっかけとなりました。やりたいことや興味のあることが明確に見つかっていない就活生は、新たな視点としてスカウト型就活サイトを活用してみてもよいかもしれません

    ~20社以上の超短期インターンシップを経験~

    スカウト型就活サイトを利用しはじめ、自分の知らない企業を知る機会が増えたことに比例して、短期インターンシップや説明会に参加する機会も増えました。自己分析が重要だとわかったのにも関わらず、なぜさらに多くの企業を知ろうとするのだろうかと疑問に思った人もいるでしょう。しかし、より多くの企業を知ることが私にとって快方に向かったのです。とりあえず知っている大手企業を見ることがなくなり、自分自身の興味から企業を取捨選択できるようになったことで、どの業種・職種が良いかという適応性を含めた自己分析が進んでいきました。また、企業を研究するうえで着目しているポイントが自然と自分自身で見えてきたことは、スカウト型就活サイト以外でより多くの企業や業種を知るためのキーワード検索などで役立っています。結果、20社以上の1day、2daysのインターンに参加し、自己分析の要素が増えたり、心から気になった企業の選考に取り組めたりしているという点では前進したといえるのではないでしょうか。

    ~2日間以上のインターンに、初参加~

    スカウト型の就活サイトではさまざまな企業に出会いましたが、2日間以上のインターンを実施している企業には出会っていませんでした。漠然と社会人になる前にオフィスでの業務体験をしたいと思っていた私。しかし、いざ長期インターンとなるとエントリーシートやWebテストをクリアしなければ参加できないというハードルの高さをどこかで感じていました。そんなときに、オファーをしてくださったのがプラスカラーです。プラスカラーの会社説明会では、働き方という根本について、またその多様性や変化、さらに自分自身が女性としてどのように働いていくのかという未来について新しい視野を提供していただきました。そして、その新たな視点を見出せる環境で少しの期間でも挑戦できるのならばしてみたいと思いました。学生のうちに、実際に企業で業務体験ができることは大変貴重な機会なので、挑戦しやり切った経験として積み重ね、自己分析や自信につなげていきたいです。

    私のように就活をはじめてみて、「なぜ就活をするのか」「自分はどうしたいのか」と迷走する人がいるかもしれません。しかし、迷走できたときこそ、自分自身の将来・人生について考えられるチャンスです。過去を振り返り、自分のことを考え、行動し続けることが働くことの楽しさにつながっていくのではないでしょうか。私自身も考え抜くことをやめずに、納得のいくライフミッションを打ち出せるよう頑張ります。