女性社員インタビュー

ミスコン日本一へのチャレンジと活躍を誇りに。目標は叶えるためにある

  • 最終更新:2019/09/03

    スポーツ栄養士を目指して選んだ会社。決め手は、『一緒に働きたい仲間』の存在だった

    人材サービスを主力とする株式会社ウィルグループの子会社、株式会社マーススポーツエージェントで働く今野知佳さんは、この4月に新卒入社したばかり。彼女の今の業務は、スポーツ経験のある大学生と企業とを結ぶマッチングイベントの企画営業だ。初めて契約が取れた日のことを嬉しそうに話す姿は、初々しく、そして微笑ましい。
    就活は、スポーツ栄養士を目指せる会社を念頭に進めた。そのなかでも『一緒に働きたい仲間』のいる、ウィルグループに入社したかったと話す今野さんは、最近プライベートで大きなチャレンジを果たしたという。
    「会社の協力と応援に、支えられました」と笑顔で話す、今野さんに就活から現在に至るまでのエピソードを尋ねた。

    リクルーター制度で開眼 わたしの就活軸が変わった瞬間

    まず聞いたのは、就活当時のこと。ウィルグループに入社を決めるきっかけは、何だったのだろう。

    「高校時代は、陸上競技に打ち込んでいました。シーズンに入ると、毎週のように大会があり、体調管理がとても大変でした。そんな私にバランスの良い食事を用意してくれる母の姿を見て、栄養面からスポーツ選手をサポートできる仕事に興味がわき、大学は栄養学を学べるところに進みました。そして就活では食品業界とスポーツ業界を中心にみていた中、マーススポーツエージェント(以下、マース)のことを知りました」

    早速、マース社の親会社であるウィルグループの説明会に参加したところ、今まで見てきた会社との違いを感じたという。

    「それまで説明会といえば、学生が企業の話したいことを一方的に聞く、というイメージだったのですが、ウィルグループからは、一緒に会社を大きくしていこうというメッセージが伝わってきて、いいなって思えたんです」

    その感覚が確信に変わったのが、ウィルグループのリクルーター制度だ。

    「学生一人ひとりに担当の社員がつき、選考が進むたびに2~3時間かけて一緒に対策をしてくれました。こちらは内定を貰えるのかも分からない学生です。たとえ貰えても辞退するかもしれない。そんな状況の人間に、こんなにも時間を割いてくれるなんて、と驚きました」

    一人ひとりを大切にするこの会社で、働きたい! そう強く思った今野さんは、他の会社の選考をすべて辞退し、ウィルグループ一本に絞ったという。とはいえ、ウィルグループは、グループ一括採用のため、希望するグループ企業に配属される新卒社員は、一握り。なかでもマース社は、一番人気で配属の可能性が低いことを何度も念押しされたという。しかし、それでも構わないと思えるほど、今野さんの決心は揺らがなかった。

    「ようやく就けた希望の仕事であっても、心が折れそうになるときがくると思います。そんな自分を引き留めてくれるものが何かを考えたら、仕事への執着心ではなく、一緒に働く人が浮かんできました。これらが一番揃っている会社が、ウィルグループだと私には思えました」

    ビジネススクールでの学びが契機に 希望どおりの配属先に

    その思いが通じたのか、ウィルグループからの内定を得た今野さん。配属先も希望が通り、マース社に決まる。自分が配属された理由を、どう考えているのだろう。

    「配属が決まる前のことですが、マースが展開するビジネススクールに通い、スポーツ業界について学びました。自分が入社する会社がどんな事業をしているのか知りたい気持ちもありましたが、結果として、この経験が私の意識を変えてくれました。スポーツに対し、エキサイティングで華やかなイメージしか持っていなかった私に現実を教え、ビジネスとしての視点を養うきっかけを与えてくれたのです。
    その後、スクールの紹介を受け、プロサッカーチームでインターンを行いました。スクールでの学びを通し、自分なりに考えたこと、感じたことを周囲に伝えながら、主体的な行動を取る私の姿を現場の方が見ていてくださっていました。それが配属先からの評価にもつながったのでは、と考えています」

    そして、内定後は、次の就活生を対象にした就活イベントをサポートすることになるのだが、今野さんは、その活動と並行して大きな舞台に立つ準備を進めていた。

    学生生活の集大成を飾る夢への挑戦 そのとき会社の判断は

    その舞台とは、ミス・ユニバース・ジャパンのことだ。世界的に知名度の高い、このミスコンテストの選考は、日本の場合、エントリー、都道府県大会、日本大会と進む。
    当時すでに、出身地である秋田県のセミファイナリストに選ばれていた今野さん。ファイナリストを目指すためには、毎週末地元で行われるビューティーキャンプへの参加が必須だ。

    「ミス・ユニバース・ジャパンへの出場を、成長した自分を親に見せる機会にしたいと思っていました。そこで、人事の方に『キャンプに参加するので、イベントの手伝いをお休みさせてください。その代わり、私は必ずグランプリを取ってきます』と話すと、快く送り出してくださいました」

    そして、今野さんは有言実行を果たす。見事、県代表の座をつかんだのだ。
    次は、7月の日本大会だ。そう自分を鼓舞しながらスケジュールを確認するのだが、ここで今野さんは、はたと気づく。7月は既に入社し、働いているということに。

    「日本大会に出場するためには、やはりビューティーキャンプへの参加が必須で、毎月3日間平日に休む必要がありました。とはいえ、社会人としてスタートを切ったばかりの大切な時期でもあります。個人の勝手がどこまで許されるのだろうか。ドキドキしながらも意を決し、再び会社に相談しました」

    早速、人事担当者と話す機会が設けられた。今度は、配属先の代表も一緒だ。
    難色を示されても仕方がない。そのときは今後の進路を見直そう。そう覚悟を決める今野さんに、代表はこう話したという。

    『個の成長は、社の成長。ここまで頑張ってきたんだから日本大会もベストを尽くすように。今しかできないことなんだから、応援してるよ』

    その温かい思いと大きな期待を胸に、迎えた7月。
    今野さんは、日本大会5位入賞という輝かしい成績を収めた。

    個人の挑戦を応援してくれる会社は、きっと世の中をポジティブにできる

    「まだ何の成果も出せていない、新卒社員である私の個人的な挑戦を、全力でサポートしてくれた会社に心から感謝しています。そして、この社風があれば、当社はもっともっと成長して、よりたくさんの人をポジティブにできると信じています」

    当初からのしゃんとした姿勢を崩さず、目を輝かせながら話す、今野さん。その表情からは、ウィルグループで働く喜びが伝わってくる。そんな今野さんのように誰もがなるには、どうすればよいのだろう。自分が「ここだ!」と思える会社を見極める方法はあるのだろうか。

    「自分の目標を明確にし、『だから、この業界で働きたい』という熱意を伝えることが大切ではないでしょうか。またそのためには、まずは『行動する』ということがとても重要だと思います。インターネットなどを通じて情報を得ることも時に必要ですが、実際に働いている方と話すことで得られる情報は、その何十倍の価値にも値すると思います。とにかく行動あるのみ。そして就活に正解はないので、どんな人と働きたいのかをしっかり描くことも大切だと思います」

    そう話す、今野さん。マース社で実現したい夢や目標を改めて聞いてみた。

    「今は目の前の業務である、スポーツ業界で働きたい学生の支援に力を注ぎ、会社の価値向上に貢献していきたいです。そして、ゆくゆくは、スポーツという分野のなかで、自分が活躍できるフィールドを広げていきたいと思っています。その中には、もちろんスポーツ選手を栄養面でサポートしたいという目標も入っています」

    聞けば、国家試験である管理栄養士の資格も、この3月に無事に取れたそうだ。入社準備、ミス・ユニバース・ジャパンへの出場準備と慌ただしさの渦中にいたにも関わらず、その頑張りに思わず舌を巻いてしまう。

    自分の叶えたい夢、目標を、一つずつ確実に実現している今野さん。
    近い将来、スポーツ栄養士の目標を果たし、より自分らしく働く姿が今から目に浮かぶ。