女性社員インタビュー

  • 最終更新:2024/05/16

    子育て中に希望部署への異動を実現。誰もが目標を持って働き続けられる環境を再実感

    「ライフステージの変化はキャリアの壁になるのではないか。」そう思っていた秋重さんだが、日本マクドナルドでは全く心配無用だったという。秋重さんは子育てしながらも、本社の希望部署へのキャリアチェンジを果たし、見事に成果をあげている。どのようにして成し遂げたのか。秋重さんが辿ってきた9年間のキャリアの変遷の根底には、日本マクドナルドが掲げる「全ての人を尊重する企業風土」が大きく関係していた。

    結婚、出産。ライフステージの変化がもたらした仕事への考え方と長期ビジョン

    秋重さんがマクドナルドへの就職を決めたのは、単価約100円の商品で、年間数千億円もの売上を生み出すビジネスに惹かれたからだった。2013年に入社し、秋重さんがまず目指したのは店長だ。2017年には店長となり、その後は店長としてトップパフォーマーとなることを目指した。

    「日本マクドナルドでは店長になるためのロードマップがしっかりと用意されています。そのため、どれくらいの期間で店長になりたいか、しっかりと計画を持つことが大事。」

    どうしたらお店がもっと良くなるか、売上につながるかを常に考えた。店長となり1年が経過した頃、秋重さん自身に、結婚や出産というライフステージの変化が訪れる。そして、秋重さんの考えも変わった。

    「産前産後休業・育児休業で1年半くらいお仕事を離れた時、視野が広がった感覚がありました。日本マクドナルドという企業が社会にどう影響を与えているのかを考えるようになりました。」

    育休後はサポートオフィスでも働いてみたいと興味を持ち始めた。ところが、キャリアプランの「長期的目標」の欄が埋まらなかった。具体的に何を書いたら良いのか、自身の長期的なキャリアビジョンが明確に描けなかったという。

    「店長から先のキャリアが漠然としていて想像できませんでした。そこで、私はどのような仕事が向いているのか、上司に相談しました」

    育休からの復帰後に社内公募制度で叶えた希望部署への異動。

    日本マクドナルドでは、自分のキャリアについて上司と1対1で話し合う機会が年間で複数回設けられている。対話やフィードバックを通じて、全ての従業員が今なにを達成すべきなのか、達成するためにどのようなパフォーマンスか必要かを確認できる貴重な機会となる。

    「今の気持ちを伝えたところ、社内公募制度を使って挑戦してみてはどうかというアドバイスをいただきました。日本マクドナルドでは“未来型店舗体験”という新しいプロジェクトを進めるチームがあって、そこはどうだろうかと提案を受けたのです。」

    社内公募制度とは、人材需要のある部署や部門が社内にて募集を行う人事異動制度だ。社員は目指すキャリアに自ら挑戦し、実現していくことが可能となる。秋重さんは社内募集があったタイミングで希望を出し、面談の結果、本社にあるテクノロジー本部への異動を実現させた。ちょうど育休から店長へと復帰して1年が経過した時だった。

    秋重さんが異動したのは、テクノロジー本部のカスタマー&レストランソリューション部。お客様の注文を受け、売上などをリアルタイムで管理する「POSシステム」のアップデートなどを担当する部署だ。部署では2019年から店舗に導入されたタッチパネル式のセルフオーダーキオスク(端末)の改修も行っており、秋重さんはその担当として抜擢された。システム管理をする部署だが、秋重さんにシステムエンジニアとしての知識はあったのだろうか。

    未経験でも挑戦できる喜び。システム部の異動でいちから仕事を学ぶ日々

    「エンジニアとしての経験や知識は全くなかったんです。マクドナルド店舗での経験と普通免許しかありませんでした。」

    採用されて驚いたのは秋重さん自身だった。異動後、開発チームとの仕事を通して、システムの知識を身につけていく。システムの知識に加えて、必要になるのは英語だ。というのも、「POSシステム」がグローバルで共同開発されているシステムで、開発者とのコミュニケーションでは英語が必須となる。そのため仕事の隙間時間や通勤中の時間を使って、英語の勉強も開始した。

    「システムの知識はありませんが、マクドナルドのビジネスの中心にあるのが店舗です。システムの仕事も、すべて店舗オペレーションに紐付いているもの。店舗オペレーションは9年間実績を積んでいるので自信がありました。今のお仕事は、店舗で不具合が出たシステムを、開発者とのやり取りで改修していくお仕事ですから」

    秋重さんは、セルフオーダーキオスクのシステム改修をチームの一員として担当。一つひとつの不具合に対して丁寧な対応を心がけた。その努力が実り、導入時は80店舗限定での展開だったシステムが、今では400店舗導入まで拡大できたという。さらに来年度は1,000店舗導入を目指す。チームに貢献できたことは秋重さんの喜びだ。

    「社内公募で集まった従業員の中で、私をチームに採用してくれた上司の期待に応えたいという強い気持ちがあります。」

    自分自身の能力を信じて手をあげて欲しい。環境や状況に左右されず、目指す未来を歩む

    自分を採用してくれた喜びは秋重さんの原動力だ。というのも、現在は4歳児の子育て中。働き方にどうしても制限が出てしまう中での希望部署への異動は難しいのではないかと、秋重さん自身が思っていた。

    「子どもが病気をして休まなければならなかったり、早く帰らなければならずミーティング出席が難しかったり、子育て中はどうしても仕事に制限が出てきてしまう。子育て中のキャリアチェンジも難しいと思い込んでいました。」

    しかし、実際はそんな心配は無用だった。マクドナルドには、共に働く従業員のライフステージを理解し、自らの能力を高める機会を与えてくれる企業風土がある。育休後のキャリアには心配がつきものだが、この経験を通して “ライフステージはキャリアの壁だと思わなくてよい”と秋重さんはいう。重要なのは従業員個人のやる気と熱意だ。

    「日本マクドナルドでは個々人が何を成し遂げたいか、目標を持つことが大切です。本当にやりたいことが見つかった時は、自身の状況や環境、スキルのあるなしにかかわらず、ぜひ手をあげて欲しい」

    秋重さん自身がそうであったように、働く全ての人を尊重する日本マクドナルドには、どんなライフステージであっても、社員の成長のチャンスを応援してくれる環境が整っている。