就活研究記事
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最終更新:2021/03/08
こんにちは。インターンシップ最終日となる8日目を迎えた、明治学院大学心理学部3年の土屋くるみです。22卒として就職活動をしています。とは言っても、まだ“就活歴“2ヶ月程度の新参者です。開始が遅くなった理由の1つは、自己分析にありました。「就活生あるある」ですが、自分のやりたいことがよくわからず、困っていました。自己分析ってなんだか就職活動の初めにやること、みたいなイメージがありませんか?私もずっとそう思っていました。だから、はじめの自己分析がそんな調子だったので、必然的にインターンシップなど眼中にない状態。「自己分析もできていないのにインターンシップなんて…」と二の足を踏んでいました。しかし、時間は待ってくれません。とりあえず無鉄砲に受けていた説明会やワンデーインターンシップを通して、だんだんと「働く」ことを体験してみたくなり、この長期インターンシップに参加しました。
〜実際の仕事内容は?〜
インターンシップにはテレワークで参加しました。「働く」をなるべく体感してみたかったので、スケジュールは土日以外休みなしの10:30-18:30、休憩1時間の7時間勤務に調整しました。プラスカラーのインターンシップは1日ごとに業務が変わるので、8日間で様々な業務を経験することができました。業務の中で面白さを感じたことは、営業活動です。どんな人に需要があるのか?という観点から、自分でターゲットを設定し、文章を考えアプローチすることにやりがいを感じました。営業活動に対して苦手意識を持っていたので、これは自分の中で意外な発見でした。また、SNS投稿用の文章・画像作成では、就活生の気になる情報をリサーチし、そのまとめ方や興味を惹く言葉を考えること、わかりやすく綺麗な画像を作ることにやりがいがありました。このように、私は世の中の需要や興味に合わせて活動することに面白さを感じる人間であることを発見することができたのです。反対に、向いていないと感じたことは、企業分析をすることです。従業員数や営業利益率など、企業の数字部分の情報の収集・分析が苦手でした。学部の関係で分析することには慣れていると思っていたのですが、実際にやってみると難しく、思うようなアプトプットが出せないことにショックを覚えた出来事でした。
〜怒涛…普段の3倍速で1日が終わってゆく恐怖〜
インターンシップはものすごく大変でした、というのがの正直な感想です。さっきまで朝だったのに、ふとした時に外を見ると夕日が…ということが本当にありました。とにかくいつの間にか時間が経っていて、業務の進みは亀の歩み。これは1、2日目が顕著で、前日に業務内容を大枠でも把握しておくことで3日目から少しだけマシになりました。このことから、段取りの大切さを知りました。しかし、時間との戦いはまだまだ続きます。理由は、こだわりです。一度やると凝りだしてしまうという私の性格が災いしました。趣味ならばどんなにこだわっていても誰も何も文句は言いません。しかし、これはあくまで「仕事」で、期限に間に合うことが大前提です。頭ではわかっていながらも、過ぎゆく時間と目の前の成果物とのギャップに苦しみました。また、相手の立場に立って想像することや相談することの重要性も実感しました。気をつけようと意識していたつもりでも、実際に出来ていない部分もあり、反省とともに学びになりました。振り返ると、業務の意味や役割についてもう少し深く考えられたら学びも増えたかな、と思いますが、あまりに怒涛の8日間だったので、これは別の機会のインターンシップにおける課題にしようと思います。
〜長期インターンシップの良いところって何?〜
私はご縁があってプラスカラーのインターンシップを経て、晴れて長期インターンシップへの移行の切符を手に入れたのです。長期インターンシップの良いところはズバリ、学んだことをすぐ次回に活かせるということです。「今日はこれが良くなかった」と思ったことは、次回気をつけて改善する。良いやり方を模索し発見する。少しずつ、でも確実に自分が成長していることを実感できました。また、テレワークといえどもZoomでの業務報告が1日に2回あるので、できる人とできない人がわかってしまうというプレッシャーもあります。特に先輩の、何ヶ月もやっているような長期インターン生はすごくしっかりと、そしてキラキラしていて、「本当に私と同じ22卒なのか?」と思うことが多々ありました。比較して落ち込むこともありますが、私はそこもまたインターンシップの醍醐味ではないかと感じました。自分と同じ立場の就活生と切磋琢磨できる環境はなかなかなく、貴重だと思います。それに、出来なかったことは他のインターン生のやり方や考え方を吸収し、次回につなげることも可能です。自分ひとりよりも、何倍も、何十倍もグッと成長できることも長期インターンシップの良いところです。
〜やろうよ、インターンシップ!〜
スマホや友人の話、書籍など、就職活動に関しての情報は世の中に山ほど溢れかえっています。しかし、実際に身体を動かして頭を働かせて体験してみないとわからなかったこと、知らなかったことはたくさんありました。頭でっかちだけで終わらずに、とにかく身体を動かしてやってみることも大切です。次に、インターンシップで疲れれば疲れるほど、学ぶことや失敗したことがたくさんあるほど自信がつきます。「私はこれをやり遂げた」という具体的なエピソードは自分に勇気を与えてくれます。何でも乗り越えられる気がしてくるし、就職活動に対してもっとやる気も湧いてきます。最後に、向き不向きがわかります。この業務、なんだか楽しいなと感じたり、やけに早く進むし早く終わるなという発見になったり、反対になぜか進まない、時間だけが過ぎてゆく…と思う業務があったり。頭の中では得意・または苦手だと思っていたことが経験してみると思っていたものと違かったり、意外とやりがいを感じたりと自分の向き不向きが少しわかりました。
「迷うくらいならやってみなよ」というのが、今の私の意見です!インターンシップはたしかにとても大変でしたが、それを上回る発見や学び、刺激、楽しさ、達成感がありました。また、自己分析が終わっていないからなどと怖がらなくても大丈夫です。インターンシップを通してしか知ることの出来ない自分の一面も必ずあるはずだからです。過去の自分にもそう言いたいくらい、私はインターンシップをしてよかったと思います。