大平花歩_ 私がインターンをする理由

私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】就職活動の軸が決まっていない人こそ、インターンに

  • 最終更新:2022/02/11

    はじめまして。23年卒として就職活動をしております、別府大学文学部3年の大平花歩と申します。大学では日本文学についてや教職を学んでいます。

    「好奇心旺盛」という単語がぴったりな私は、様々なアルバイトを経験してきました。ラグビーワールドカップのスタッフや塾講師、ホテルのバーテンダーまで。アルバイト選びは、興味があることを軸にしていました。しかし就職活動で興味があることだけを軸にするのはかなり無謀です。「就職活動の軸を決めたい!けれどもその方法がわからないから、手当たり次第に説明会に参加したり、自己分析をしたりしている」。そんな以前の私みたいな方はいませんか?この記事では就職活動の軸が定まっていない人に向けて、インターンシップに参加する意義をお伝えします。

    就職活動のはじめ方

    私は就職活動をはじめるにあたって、まずは逆オファー型の就職サイトに登録し、次に就職活動のアドバイザーを探しました。なぜアドバイザーを探したのかというと、私の友人たちが就職活動をしていなかったからです。私が住んでいる大分県では、就職活動の開始が遅いこと、教師以外の道を選ばない友人が多いこと、様々な理由から就職活動をしていない友人が多く、相談できる人があまりいませんでした。そのため、就職活動の相談をしたいと考えアドバイザーを探しました。アドバイザーはおすすめの企業を紹介してくださったり、面接のコツを教えてくださったりとありがたいことばかりでした。

    就職活動は、自己分析や軸を見つけることからはじまります。軸どころか希望業種も見つかっていなかった私が、こうしてプラスカラーのインターンシップに参加できているのは、就職サイトやアプリを活用したから。みなさんもぜひ活用してください。使えるものはどんどん使っていきましょう。

    選考という恐怖

    プラスカラーを知ったきっかけは、アプリのスカウトでした。説明会に参加して、インターンシップのことを知ったのです。プラスカラーの場所に縛られない働き方と、女性を中心に据えた業務内容や会社の在り方に憧れ、インターンシップに参加したいと思いました。しかもインターンシップの内容は、プラスカラーが提供している広報・PRに特化したもので、より実践的な仕事を学ぶことができるもの。インターンシップに参加したい。その想いが強くなる一方で、参加に対して不安もありました。インターンシップに参加するには、エントリーシートとピッチ動画による選考があるからです。当時の私は他企業のエントリーシートで選考に漏れたばかりでした。そのためインターンシップの選考に落ちることが怖く、なかなか一歩を踏み出せずにいました。今までのアルバイトのように、興味があるだけでは到底踏み出せませんでした。「あなたはいらない」と言われるのが怖かったのです。特にピッチ動画という実際のスキルを見ているであろう選考だと、エントリーシートよりも強く自分自身をふるいにかけられているように感じました。

    エントリーシートとピッチ動画で実践した工夫

    インターンシップへの応募を後押ししたのは、登録していたプラスカラーの公式LINE。そこには、期間限定で選考なしの実践インターンシップを行うというメッセージが書かれていました。選考に必要なエントリーシートとピッチ動画の提出はありますが、提出をしたら確実にインターンシップに参加できるという機会に応募を決意しました。

    私がまずしたことは、プラスカラーが「何をしているのか」といった情報収集でした。説明会でもおおまかな業務内容や会社の軸について触れられていましたが、さらに詳しく知るべきと考えホームページを訪問しました。次にピッチ動画の作成に移りました。ピッチ動画では今まで私がやってきたことをまとめました。文字だけでなく動画やアニメーション、自作のイラストを使用し、今の私ができることがわかる動画にすることを意識しました。また撮影をする際は、オーバーなくらいの笑顔も意識。かなりオーバーな笑顔でなければ、動画越しだとしっかりと笑っているように見えません。歯を見せて笑うくらいがちょうどいいと思います。エントリーシートとピッチ動画に取り組む際は、目標に対して今の自分ができることとできないことを区別してから取り組んだ方が作りやすくなるでしょう。

    明らかな成長

    書類を提出したおかげで、8日間のインターンシップに参加することができました。選考はありませんでしたが、参加が決まった時は嬉しかったです。その嬉しさはインターンシップに参加できるからというだけではなく、実はもうひとつ理由がありました。それは就職活動の軸すらも決まっていなかった私が「自分だけでなく他人の自己肯定感を向上させたい」という目標と、「そのためにこんなことがしたい」という譲れないものを決めることができたからです。

    インターンシップに参加するために情報収集を行いました。目標を決めました。その目標を達成するために、どんなスキルや環境が必要かを考えました。目的もなく自己分析していた時は「こんな大人になりたいなぁ」という漠然とした軸しかありませんでしたが、インターンシップに参加するという目的を持ってから行った自己分析では、いとも簡単に目標と軸を導き出すことができました。今回のインターンシップでは、その軸を磨き上げたいと考えています。本当にこの働き方が一番なのか、この仕事がやりたいことなのか、そういった自分の中の疑問をなくしていくつもりです。そのためにも自分にできる最大限のことを業務で発揮したいと思います。

    現在の教職課程では、生徒に勉強をさせる方法を教えていません。勉強を通して「生きる力を育てる方法」を教えています。生きる力を育てるには「自分がしたいことは何か」を知る必要があります。その「したいこと」から、「譲れないもの」に変えていくのが就職活動の軸です。

    軸が決まっていないからこそ、インターンシップに。この言葉が就職活動の定番になることを祈っています。