女性社員インタビュー

30歳営業職マネージャ。27歳で栄養士から転身した彼女の目指す未来。彼女を突き動かす原動力とは

  • 最終更新:2019/09/03

    「一緒に働きたい」と思える人との出会いが引き合わせた、やりがいを感じる仕事

    もともとは栄養士として働いていた渡部さん。未経験から営業の世界に飛び込んだきっかけは、仕事と会社を熱く語る株式会社アウローラ(以下、アウローラ)社員との出会いだった。関西営業所で初の女性営業職として採用された後、アウローラの女性営業職としてはじめて試用期間中に売り上げ目標を達成。その後マネージャとして本社に異動した現在、女性の世界と新卒の採用マーケットを本気で変えようとしている。渡部さんが目指す世界とは。

    入社するつもりがなかったアウローラ。導いたのは、リファラル採用と1人の先輩社員

    2015年春、渡部さんはアウローラの面接を受けていた。とは言うものの、当初は入社するつもりはまったく無かったという。

    「当時、リファラル採用という友だち紹介制度ができたばかりのタイミングで、友人に『紹介料がもらえるから来てよ』と誘われました。それで友人の顔が立つならと、軽いノリで面接だけ受けるつもりでした」

    とりあえず受けたその面接の後、友人と食事をしていた渡部さんは一人のアウローラ社員と話す機会を得る。偶然居合わせたその人物が、結果として渡部さんの人生を大きく動かすこととなる。

    「彼女は役職のない一般社員の営業マンでした。でもそんな彼女が、アウローラのことをすごく魅力的に語っていたのです。仕事がめちゃくちゃ楽しくて、会社の5年後10年後がすごく楽しみで、と。その顔は輝いて見えました。こんな風に『自分で会社を大きくしよう』という意欲がある人がいる会社を見たことなかったので『この人と働いてみたい』と思って。それで入社を決めました」

    一緒に働きたいと思える魅力的な人がいる会社。もうひとつ渡部さんの気持ちを動かしたのは、「営業」という仕事だった。同じような仕事の繰り返しで、自分には向いていないと感じていた栄養士の仕事とは対局にある職種だと感じた。

    「営業の世界は未知で恐怖心もあったけれど、インセンティブで稼げるイメージがあり。『自分の力で稼いでみたい』というのも営業にチャレンジした理由でした」

    そして、アウローラの関西営業所における初の女性営業職となった渡部さん。結果として、未経験ながら入社2カ月目の試用期間中に目標達成という偉業を成し遂げてしまう。

    もう後には引けない。お客様のために目標達成を目指し、がむしゃらに突き進んだ

    初の女性、未経験、しかも3カ月の試用期間で目標を達成できなければ試用期間延長、という高いハードルがあった。当時を振り返り、「体力的には相当つらかった」と渡部さんは言う。

    「かなり努力しました。27歳で未経験からの転職だったので、もう後戻りできない、やり切らなければ、という人生を賭けたような思いがあって。入社してから今までで、その時期が一番がんばったかも(笑)」

    目標があればそのためにどうするかを考え自分で達成するのは簡単だと、こともなげに言う渡部さん。

    「でも数字のためではなく、お客様のためというのが大前提。それを大事にして、当たり前のことを当たり前にやればお客様も信頼して返してくれます。ただ数字のためだったら忙しいだけで辛いけど、お客様が喜んでくれるから楽しんでやっていました」

    しかし、実績が認められて東京本社に異動した渡部さんは今、大きな壁にぶつかっている。2つの部署のマネージャを兼任する立場になったことで、これまでの仕事のやり方では通用しない現実を見せつけられたのだ。

    「リーダーまでは、自分が数字を作ればみんながついてくるという感覚でやっていました。でもマネージャは全然違う。自分で数字を作るのではなく、自分と同じ数字を作れるスタッフを育て上げる仕組みを作らなければならない。かなり苦戦しています」

    納得できない!課題意識を原動力に部下と自分自身を成長させる

    現在部下は7名。それぞれ全く違った考え方を持っている。どうしたら組織がうまく回るのか試行錯誤が続く。

    「難しいけど、自分が考えたやり方で成果につながった時は『これは正解だったんだ、また次のステップに進もう』と、やりがいを感じます」

    そう話す渡部さんは自身の成長スピードもゆるめない。マネージャという立場になっても、謙虚な目で自分自身を見つめている。

    「毎日、自分自身の振り返りをしています。私は勢いや感情で突き進むタイプだけど、上司である事業部長は私と真逆で合理的・論理的な人。だから自分に足りないところを見つめ直したら、週1回のミーティングで部長にぶつけて指導してもらうのです」

    そして営業で結果を出していた時と同じように、目標のために今何をすべきか、どう課題をクリアしていくのかを考え、行動する。それは理屈ではわかっても、実践していくのは並大抵のことではない。

    「現在の一般的な新卒採用のあり方に納得がいかないのです。学生に社会や会社の厳しい部分を伝えずに入社させるから、どうしても早期離職・退職が多い。もっと嘘偽りのない採用をするべきなんじゃないか、違うやり方があるんじゃないかと思っています」

    “新卒の採用マーケットを変えたい”という熱い想い。それが渡部さんの成長を支える原動力となっている。

    「人口が減っていく中、新卒採用はどうあるべきなのか、どうすれば良いのか、まだベストな答えは出ていない。でもアウローラは、理想と現実の間でこういうビジネスをやりたいと発信すればチャレンジさせてくれる。この会社だったら実現できると思っています」

    本気で変わりたい、本気で世界を変えたい。会社がそれを支えてくれる。だから、がんばれる

    この会社だったらチャレンジできる。この会社なら叶えられる。そう思わせてくれるアウローラには、女性を応援する個性的な制度が多い。

    「採用や人材紹介の仕事はどうしても土日に予定が入ったり突発的な対応が必要になったりします。でも、コアタイムなしのフレックス『らしさシフト』があるから、柔軟に切り替えができて助かってます」

    女性スタッフはほぼ利用しているという無料ネイル施術制度や、毎月違う服が借りられるファッションレンタルサービスの割引制度を渡部さんも活用。おしゃれを楽しみ、ビジネスもプライベートも充実させている。

    「オフィスの受付がカフェになっているのも今でこそ普通になっていますが、なかなか他にはないですよね。アウローラには、高いモチベーションを保ちながら不自由なく仕事ができる環境が整っていて、仕事の成果に対する対価にも満足しています」

    来春からは新たに保育園事業もスタート予定のアウローラ。ほかにも新規事業のプランがいくつも動いているという。

    「社内で新規事業の提案ができるのです。ここでは誰にでもチャンスがある。私も新規事業を作っていきたいと思って企画書を書いていますが、全然通らなくて(笑)」

    自ら動き、世の中を変えたいという思いがある人が集まる場所。だからこそ渡部さんも果敢に世界を変えようと挑んでいく。

    「アウローラに入るまで、私は、仕事は生活のためだけにやることで好きではありませんでした。でもこの会社に入って変わった。『会社に変えてもらう』じゃなくて、自分から『変わりたい、成長したい』という気持ちが少しでもあれば、必ず成長できる会社です」

    今は仕事をがんばる女性に向けた新規事業を考えているという渡部さん。目標とやりがいを見つけ、その快活な表情には情熱がみなぎっている。