女性社員インタビュー

新卒入社3年目、ECベンチャーから日本の農業を元気に! 学生時代からの夢は消えない

  • 最終更新:2019/09/03

    答えは自分の中に。心が決まると、仕事がどう変わっても結びつけることができる

    互換性インク領域ECのパイオニアとして、業界のトップを走る株式会社シー・コネクト。
    満を持して立ち上げた越境ECの新規事業に、新卒入社から携わる神山夏実さん。
    農学部畜産学科卒業後、インターネットビジネスという一見繋がりにくい世界に飛び込んだ人生の選択には、どのような想いがあったのだろうか。

    スタートアップで営業からWEBディレクションまで。新事業の立ち上げに飛び込む!

    2016年4月、新卒として、株式会社シー・コネクトに入社した神山さん。採用面接でも
    新規事業に関わりたい!と、強い想いをアピールしたという。

    「大学時代に所属していた学生組織で、日本の農産物は国内流通がメインであるということを知りました。そこで、海外の流通に乗せてみたいと思ったのが、当社に入社したきっかけです。「新しいものを創る」ことが好きなので、新卒にも関わらず社長に直談判をして、新規事業立ち上げの部署に入れてもらうことになりました(笑)」

    いま笑顔で振り返る中にも、入社当初は経験のないテレアポを1日約120件、学生アルバイトと2人で1年以上続けるなど、想像した以上の苦労があったという。

    「当時のリーダーにも『それだけしか営業先が取れてないの』とか『時間が掛かりすぎていない?』と問われることもあり、「なんで私がやらなければならないの」と思う瞬間も正直ありました」

    と振り返る。

    そんな未経験業務の大変さや心の落ち込みを経ながらも、現在の取引先はなんと280社に上る。新規の開拓から、WEBディレクションを担当するに至るまでを、どのように乗り越えたのだろうか。

    はじめる前に立ち返る先を創ること。自分がもっと輝ける場所に出逢うために

    神山さんには、大切にしている価値基準があるという。それは、何かを決めるときは徹底的に自分自身を棚卸しして、自己分析する時間を創ること。そして、何かをはじめるときには、自分自身が納得できる価値基準、原点として立ち返る先を必ず創ることだ。

    学生時代に『日本の農家を元気に』をテーマに、全国規模の学生団体の運営に携わっていたことが大きなヒントになっているという。地方の学生と首都圏の学生の情報格差。大企業や役所とも関わる中で、人とのつながりや、つながりの結びつけ方を勉強した。
    企業との就職マッチングにまで拡大した団体運営では、自身の就職活動も含めひたすら自己分析をする時間がその後の意思決定力に非常に役立ったそうだ。

    「私はどちらかというと、「会社に入る前」の方が大事だと思っています。会社に入るとときに、自分が何を大事にしているかは、その先の「会社がどういう風に動いていくか」に紐づくと思っています。もちろん、そのときになってみないとわからないことはありますが、入る前に納得していれば、あのときこう考えたから、と立ち返る先があります。何も考えずに飛び込むと戻るところがないし、ぐるぐるしてしまうので自分が立ち返る先を創るためにも私には必要な作業だと思っています。」

    いま何がしたいか、ではなく、その前に「突き詰めておく」。
    自分がもっと輝ける場所に出会うために。

    チームリーダーに昇進!その後に待っていた、チームの分裂・・・

    新卒1年目では新規営業先の開拓をメインに担当、2年目ではついに目標に据えた120社を達成する。個人としての成績はもとより、何よりチームとして目標達成できたのが一番嬉しかったという。

    リーダーにもなり、これからというときに、これまで苦楽を共にしてきたチームメンバーの半数以上が入れ替わる事態が発生。リーダーとして自分にできることはないんじゃないか。一ヶ月ほど、落ち込み続けたという。

    「壁にぶつかったときは、どん底まで落ちることはあります。同期に悩みを相談して、心を吐き出して、整理して、変えなきゃいけないと思ったタイミングで、他部署の人や上司に意見を聞きに言ったんです。」

    気持ちが落ち着いてくると、神山さんが仕事をする上で大切にしている価値観が心に蘇ってきた。何事も自分事と捉えること。めげずに前を向き続けることで、事態は好転しやすくなるという想い。そして、シー・コネクトの社是でもある『チャレンジ』。今はできないことでも、やってみれば意外とできるようなるはずだ、と。

    「どんなことでも自分事として捉えることで、課題の本質が見えるようになると思います。
    問題点を探す視点ではなく、目の前に「課題」として据えたことを「いいことだとしたら」の視点で見ると、いまある課題が解決することがあります。視点を変えて見ることで、何かを見つけられるきっかけになると思っています」

    激動の一年後には、チームマネージャーに抜擢されていた。

    私は私らしく!自走できるようになった今こそ、越境ECで恩返しがしたい!

    仕事の中で誰にも負けないと思うことは?の問いに、「やり遂げる力」と答えた神山さん。
    担当する越境EC「Ippin mall(イッピンモール)」は、インターネットがこれからさらに普及すると言われている東南アジア市場をターゲットに展開中だ。

    そして、2018年12月からは福島県と協働を開始している。

    「立ち上げ当初は想像できなかったことです。日本の農家さんの悩みを越境ECで解決したいと飛び込んで3年。いまは自分が獲得したクライアントの商売が繁盛するように、現地に寄り添った仕事がしたいです。」

    同じ事業部には、ベトナム人のエンジニアも多数在籍。WEBディレクションにおいては、指示の透明さをモットーに、さらなる高みを目指して外部研修にも積極的に参加。社内にそのノウハウを持ち帰っている。

    「チームの価値観がある事によって、一人一人が目指すゴールにたどり着ける。チームの価値観で解決した課題の方が、皆が納得して前に進めると思うんです。これからもっともっとチームで成長していくつもりです!」

    一通りの業務ができるようになってきた今、未来への決意は1つ。
    関わるクライアントやチーム、会社へ、少しずつ恩返しをしたい-。

    思い定めた未来は、神山さんの「やり遂げる力」で、きっと実現させるに違いない。