女性社員インタビュー

アパレル、営業事務を経て人事へ。 入社4年目で人事部設立に奔走した30代女性の挑戦

  • 最終更新:2019/09/03

    雇用のミスマッチ・離職をなくしたい。自分なりのやり方で作る新しい人事のスタイル

    「全ての懸け橋でありたい」という経営理念を掲げ、人材派遣業などを展開する株式会社アプメスで人事として活躍する藤田さん。人材派遣事業部の営業事務として入社した彼女だが、今では人事担当として奔走している。未経験ながらも人事部設立に至った経緯や想いに迫った。

    希望の総務は既に空きなし!新たなポジションを作るという社長の声で入社を決意

    藤田さんがアプメスと出逢ったのは2015年のこと。総務募集の求人広告を見かけて応募したことがきっかけだった。

    「洋服に興味があったので、新卒でアパレルの会社に入社して販売職をしていました。その後アパレルのバイヤーや人材派遣会社の営業などを経験したのですが、バックオフィスの仕事に興味が湧いてきて。それでバックオフィス系の求人を探している時に見つけたのが、アプメスの総務担当の募集でした。」

    しかし、すぐに応募したものの、すでに採用が終わっていたという。普通であれば、そこで話が終わるものだが、アプメスの対応は違っていた。

    「社長と面談した際に、『経験を生かせるポジションを作るから』と提案があったんです。それで、今までなかった人材派遣事業部の営業事務というポジションを本当に作ってくれました。自分のためにそこまでしてくれる会社はない、と感銘を受けて入社を決めました。」

    藤田さんは入社すると今までの経験を活かし、書類作成全般はもちろん、求人媒体管理や求人応募者の対応、在籍派遣スタッフとのやり取りなど、多岐に渡る業務を担当した。営業担当者が対応する求職者の面接業務まで行なうこともあったという。
    当時、営業担当者が2人しかいなかった事業部で、手の回っていなかった内勤業務を完璧にこなす藤田さんは、部署にとってなくてはならない存在となっていった。

    もっとやりたいことに挑戦してみたい!経営陣に直談判し、希望した人事担当に

    営業事務として事業部を支え、周囲から頼りにされることにやりがいを感じる一方で、このまま営業事務を続けていくことに物足りなさも感じていた藤田さんに、ある想いが沸き上がったという。

    「どうせ働くなら、やりたいことに挑戦してみたい!という気持ちがいつしか強くなっていて。そこで、以前からチャレンジしてみたかった人事採用業務をやりたいと、社長や専務に気持ちを直接ぶつけたんです。」

    周囲の応援もあり、その想いは実現した。人事採用担当として求人媒体の管理や応募者の面接を任されることになったのだ。そして、規模の拡大に伴い人事部を設立することが決まり、藤田さんが人事部の最初のメンバーとなった。

    「この人を採用したい!と思っていた人から内定承諾をもらえた時はとても嬉しいです。面接に来た人は、まず私と会ってアプメスの印象が決まります。会社の顔になるわけなので、アプメスの良さを知ってもらえるようにお話するように気を付けてます。」

    人事部としてのやりがいや心構えを語ってくれた。一方で、人事担当としての経験がない分、苦労も絶えないという。

    「人事採用担当として新しく作り上げていくことが多くある中で、自ら調べて経験して学ばなければならないことが沢山あります。人事の経験がない分、大変なこともたくさんありますが、わからないからこそ積極的に学ぶよう心掛けています。試行錯誤しながら、新しい知識を取り入れるよう努力する日々です。」

    人事部を設立し中途採用に注力。約半年で50人もの内定承諾者を実現

    マンションの一室からスタートしたアプメスは事業部ごとの壁がなく、「できる人がやる」という姿勢が根付いていた。そのため、営業部は今でこそ4つに分かれているが、管理部は2018年まで総務が1人という体制だった。
    しかし組織の拡大に伴い、2019年度から組織改革が徐々にスタート。その第一歩となったのが人事部の設立だ。

    「社員が不満を持っていてもそれを伝える場所がなく、辞めていってしまう。そんなもったいないことはない。優秀な人材の離職を防ぐには人事部というポジションが会社には必要だ、と思ったことが人事を希望したきっかけです。」

    人事経験がなかったため、最初は求人票を書くのも手探り状態だったという。何を書いたらどういう人が来るのか?ターゲットが絞れず、採用のミスマッチが起きることもあった。

    「やっていくうちにだんだん自分のやりかたが確立してきて。『企業の人事』というと堅い感じがしますが、そうではなく親しみやすい雰囲気を出して、求職者が飛び込みやすい空気を心がけるようにしています。面接もお互いを知るために会話する、というイメージです。」

    人事部を設立してから、藤田さんがこれまでに面接した人数は約280人、月平均で50人もの面接を行なっていることになる。その中から採用に至り、内定承諾をもらった人は約50人。中小企業で採用難が続く昨今、これほどの人数を採用できたのは藤田さんの人を見抜く力があってこそのものだ。

    意志あるところに道がある。想いを実現する環境がやりがいに

    “意志あるところに道がある”というアプメスの社是が示すとおり、新しいことへのチャレンジを推奨する環境があり、それを体現する社員が多い。入社1年目の社員が新たな事業部を立ち上げ責任者となり、設立5年目となる今では年間6億を売り上げる事業部になった事例もあるという。

    また、産休明けの社員が時短勤務で復職したり、結婚を機に在宅ワークを取り入れる社員がいたりと、女性が働きやすい環境も次々と整えられている。派遣登録スタッフから社員雇用され、現在は管理職を務める女性社員もいるなど、キャリアアップも叶う環境だ。

    「入社したての頃に悩んでいた時期があって。社長に相談したときに、真剣に向き合って考えてもらえたことがすごく嬉しかったのを覚えています。この環境のおかげで、楽しくやりがいをもって働けています。」

    最後に今後の目標について、藤田さんに聞いてみた。

    「採用業務を通して本当に多くの気づきや学びがあります。色々な方とお話する機会が多いので、特に人間性や人としての学びが多く、自分自身ももっと成長して魅力のある人間になりたいと日々思っています。今後も経歴だけで判断せずに、その人自身をしっかり見ていけるようになりたいです。」

    アプメスの想いに共感する人を一人でも多く仲間として迎え入れたいと笑顔で話す藤田さんは、人事という仕事を心から楽しんでいるようだ。自ら希望し切り開いた人事担当としての道。彼女の働き方こそがアプメスのビジョンを体現していると言えるだろう。これからの挑戦にも注目していきたい。