女性社員インタビュー

20代コンサルタントの礎。 入社1年目の地道な勉強の日々が導いたキャリア

  • 最終更新:2020/03/09

    企業と顧客の未来を見据えて。デジタルマーケティングのプロを目指し邁進する日々

    徹底したユーザー目線とデジタルテクノロジーを駆使し企業のデジタルマーケティングを支援しているネットイヤーグループ株式会社(以下、ネットイヤーグループ)。 デジタルマーケティング戦略において、企業と顧客のコミュニケーション強化に欠かせない仕組みとして注目されているマーケティングオートメーション(MA)ツールを活用し、クライアントとともに二人三脚で施策を実行するMAコンサルタントとして活躍するのが五条琴美さんだ。 新卒でネットイヤーグループに入社し、20代ながらクライアントからの厚い信頼を得ながら活躍する彼女の仕事への想いとこれからについて訊ねた。

    売り方を誤ればモノは売れない。マーケティングの仕事に惹かれ選んだファーストキャリア

    五条さんは明治大学を卒業し、2015年にネットイヤーグループに入社した。大学では英語力を培うだけでなく、世界そして日本の文化、政治、社会的な問題等も学んで自分の意見を述べられるようになりたいという想いから国際日本学部に所属。在学中に、米フロリダで半年間の留学も経験した。就職活動を始めた当初は出版・印刷業界を希望していたが、徐々にマーケティングに対する興味が湧いてきたという。

    「様々な業界の方に話を聞いたのですが、特に興味深かったのがマーケティング部門の話でした。飲食店のアルバイトや留学中のインターンでも、売り方を誤ったらモノは売れないことを実感していて。モノを売るために、市場・ターゲット・宣伝方法などをどうするか。そうした売り方を考えるマーケティングを仕事にしたいという想いが強くなりました」

    そこで五条さんは、デジタルマーケティングの老舗企業であるネットイヤーグループの会社説明会に足を運んだ。デジタルマーケティング業界において名前がしっかり通っており歴史もある会社には、きちんとした戦略があるだろうと思い入社を決めたのだそう。

    「人事の方や面接官の方の感じが良かったことや、きちんと成果を出せば時間や勤務場所にとらわれない自由度が高い会社という点も魅力でした」

    配属後に命じられたのはプログラミング講座受講と資格取得。一人前になるために勉強漬けの日々

    ネットイヤーグループに入社し4カ月間の新人研修後に五条さんが配属されたのは、BtoBマーケティングを専門とするビジネステクノロジーチームだった。研修がようやく終わり、配属先が決まり「さあ実戦!」と張り切っていた五条さんを待ち受けていたのは、「2カ月、174時間のプログラミング講座の受講」と「基本情報技術者試験の受験」だった。

    チームリーダーからこのミッションを言い渡されたときは、「まだ勉強が続くのか…」というがっかりした気持ちと、情報処理の知識がマーケティングの仕事にどう繋がるのだろうという疑問があったという。

    「正直、少し不満に思っていました。でも、わたしの気持ちを察したのか、上司から言われたんです。『デジタルマーケティング業界で仕事をするなら、上流でも下流でも情報処理の基本を知らないとクライアントに信頼されないし、コミュニケーションも上手く図れない。習得しなければ、プロジェクトで活躍することは出来ない」って。勉強させてもらえるのも新人の特権だなって、今ではそう思います」

    五条さんは上司からプログラミングや情報処理の基本を学ぶ理由を聞き、このタイミングで勉強することへの意義と必要性を見出していった。そこから猛勉強の日々が始まった。

    「他のチームに配属された同期が早速プロジェクトに加入している姿を見ても、焦りはなかったです。勉強が大変すぎてうらやましがっている場合ではなかった、というのが本音ですが(笑)」

    プログラミングの基礎知識が自信に。会社初のプロジェクトにディレクターとして参画

    2ヶ月間のプログラミング講座を終え、かつ基本情報技術者試験に合格した五条さん。さらに、マーケティングオートメーションツール「Salesforce Pardot」(以下、Pardot)の仕組みや使い方も習得した。同じチームの先輩がところどころでサポートしてくれたおかげで、知識を深められることが出来たという。

    「配属されたときは、『おじさんばかりのチームだなぁ』と思いました。でも、どんな質問をしても自分の経験を交えてロジカルにわかりやすく教えてくれ、プロフェッショナルな人たちに囲まれていることに、いまでは感謝しかありません」

    その後、五条さんは、ネットイヤーグループ初のPardotを使用するプロジェクトにディレクターとして参画することになった。プロジェクト参画後は、クライアントに出向くようになり、情報処理の基礎知識がいかに大切だったかを実感したという。

    「ツールのしくみについて、クライアントさんに自信を持って説明ができ、どんな質問が来ても明確に答えることができました。クライアントのエンジニアさんとの打ち合わせでも、特に困ることはありませんでしたね。何かトラブルが起きても、最低限は自分で対応できるという安心感も大きかったです。あの時しっかり勉強させてもらえたことが、今の仕事に生きています」

    クライアントと真摯に向き合い続け、ついに大型案件に抜擢。さらなる高みを目指す彼女の未来

    新人時代に猛勉強し習得したプログラミングの知識を武器に、様々なプロジェクトに参画しながらMAコンサルタントとして腕を磨いてきた五条さん。その経験と実績を買われ、世界的な電子メーカーの法人部門から依頼されたPardotの活用とデジタルマーケティング全般を支援する大型プロジェクトに抜擢されたのだ。

    そのクライアントは、ツール導入後の効果を実感できていなかったという。そこで五条さんは、クライアントの業務内容や要望を細かくヒアリングし、その上で担当者の方と二人三脚でさまざまな施策を実施していった。クライアントに伴走する姿勢で課題と向き合い続け、柔軟な対応と粘り強さが功を奏し、信頼を築き上げたのだ。

    「キャンペーンの進め方や方向性について、『五条さんが言うならやってみよう』と即決してくれたのはとてもうれしかったですね。ここまで信頼してくれているのだから、成果を出さなくてはと気持ちが引き締まりました」

    今では、施策のプランニングからメインで進めることが増え、社内では『Pardotなら五条』と言われるまでに。しかし、五条さんはさらなる高みを目指している。

    「今後はもっと上流のタスクにも挑戦し、Pardotやツールから離れた業務のコンサルティングもできるようになりたいです。まだまだ、勉強しなければいけないことがたくさんありますね」

    日々の勉強や実践を通して、自分の強みを磨き続ける彼女は、これからも信頼を積み上げ、さらに飛躍的に成長していくだろう。