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「私にできるかな?」からの一歩。“等身大の自分”で生徒と向き合う主婦講師の挑戦

「私にできるかな?」からの一歩。“等身大の自分”で生徒と向き合う主婦講師の挑戦

公開日:2025年8月26日

最終更新日:2025年08月26日

「私にできるかな?」からの一歩。“等身大の自分”で生徒と向き合う主婦講師の挑戦
明光義塾本部((株)明光ネットワークジャパン)

明光義塾本部((株)明光ネットワークジャパン)

明光義塾では週1日、1授業(1コマ)からの勤務も可能です。全国各地の教室では、大学生から社会人・主婦(夫)・シニアまで、さまざまな世代が塾講師として活躍しています。

音楽講師と塾講師、そして主婦としての毎日を軽やかに両立している矢吹先生は、「子どもたちに接することが大好きなんです」と笑顔で話してくれました。そんな彼女が明光義塾で見つけた、“自分らしく働ける場所”を紐解いていきます。

子どもたちと深く関わる仕事に憧れて、塾講師へ

もともと音楽教室で2歳から80歳まで幅広い世代に音楽を教えていた矢吹先生。子どもと関わることが大好きで、音楽教室の外でも、子どもたちに向き合える仕事を探していたといいます。そんなとき、ふと目に留まったのが明光義塾の求人広告。「テストの採点・添削」の文字に心を惹かれました。

「音大時代に家庭教師の経験はありましたが、ブランクも長く、音楽以外の教科を教える自信なんて正直ありませんでした。でも、これならできるかもしれない――そんな気持ちで、思い切って応募してみたんです」

ところが、面接で教室長に提案されたのは「講師として授業もやってみませんか?」という言葉。予想外の展開に戸惑いつつも、矢吹先生の背中を押したのは、こんなひと言でした。

「塾講師の仕事は、勉強ができる・できないよりも、生徒に寄り添えること、日々のコミュニケーションのほうがずっと大切なんですよ」

無理なく通える距離に教室があったこと。週1日からの勤務OK。音楽教室とのダブルワークができる柔軟さ。さまざまな条件が重なり、矢吹先生は“もうひとつの教える場所”をスタートさせました。

一人ひとりに寄り添い、「わからない」を根本から解決に導きたい

現在、主に小学校高学年の生徒たちを担当している矢吹先生。明光義塾が大切にしている「生徒自身が考え、答えを導き出す力を育てる」という方針に強く共感しています。

「私がよく伝えているのは、『一つでもいいから、わからないポイントを見つけてきてね』ということ。そこを見つけたら、一緒に考える。答えだけ教えてしまうのは簡単だけど、それでは本当の理解にはつながらないし、応用も効かないんですよね」

最初は「どこがわからないのかもわからない」と話していた生徒が、自分のつまずきを整理できるようになるーーその過程に寄り添えることが、何よりのやりがいです。

「先生の説明、わかりやすい! スッキリした!」――そんな生徒の笑顔を見られる瞬間は、どんな疲れも吹き飛ばしてくれます。

教えるだけでなく、時には学校や家庭では話せない悩みに耳を傾けることも。

「塾って、安心できる“第三の居場所”になれる場所だと思うんです。勉強のことも、心のモヤモヤも軽くなって、ここに来るのが楽しいって思ってもらえたら嬉しいですね」

ただ学力を上げるだけでなく、一人の人として向き合い、心の成長も支える存在。それが、矢吹先生にとっての“講師”という仕事なのです。

よりよい指導方法を模索する日々。ときには生徒と一緒に答えを探すことも


「私に本当にできるのかな?」――そんな不安を抱えながら、矢吹先生の塾講師としての一歩は始まりました。

「今でも正直、毎回ピンチの連続です(笑)」

そう話しながらも、その表情はどこか楽しげです。

特に最初は、生徒に難しい質問をされるのが怖かったといいます。実際に答えに詰まってしまった場面もありました。けれど、そんなときは無理に取り繕わず、「わからない」という生徒の目線に立って、一緒に考えることで解決へと導くことができました。

「そのとき気づいたんです。“正解を与えること”だけが講師の仕事じゃないって。等身大の自分でいい。生徒と一緒に考えることで、信頼関係が深まることもあるんですよね」

分からないことは、教室長や他の講師にすぐ相談できるのも心強いといいます。「とても温かくて、アットホームな職場です」と笑顔を見せてくれました。

明光義塾の授業は、1コマ90分で3人の生徒を指導する時間設計です。つきっきりになりすぎても、放置しすぎてもいけません。だからこそ、毎回「ちょうどよい距離感」を探りながら授業を組み立てています。

「事前に計画してもその通りにはいかない。だけど、それが面白いんですよね。毎回が新しい挑戦で、すごく充実しています」

 

学ぶ楽しさを知り、「やりたいこと」を見つけられる場所に

矢吹先生が目指しているのは、ただ成績を上げる塾ではありません。ここでの経験を通して、学ぶことの面白さを知り、自分の中の“好き”や“夢”と出会える場所を作りたいと考えています。

「生徒と話していると、『やりたいことがわからない』という声、けっこう多いんです。でも、いろんな人と出会って、いろんな話をしていく中で、“これちょっと気になるかも”みたいな、小さなワクワクを見つけることもあるんですよね」

矢吹先生自身も、音楽との出会いが人生を変えました。

「私も音楽があったから今の自分があります。教える仕事にもつながっているし、何より心の支えになっている。生徒にも、小さな“好き”が未来につながるような、そんな出会いをしてもらえたら嬉しいです」

そしてもうひとつ、講師という仕事を通じて得た大きな気づきがあるそうです。

「教えているつもりが、実は私のほうが教えられている。生徒とのやり取りの中で、自分も学び、成長しているのを感じるんです」

ともに笑い、ともに悩み、ともに前に進んでいけるからこそ、日々が豊かになります。矢吹先生の穏やかでいきいきとした笑顔には、そんな実感がにじんでいました。


<私の仕事を支えてくれているモノ>
矢吹先生の趣味は、ライブやミュージカル鑑賞。

「最近はあいみょんのコンサートに行ったり、劇団四季のミュージカルを観たりしています。家でも常に音楽を流していますが、生の演奏や歌声はやっぱり特別ですね」

音楽に触れる時間は、自分を癒し、前向きな気持ちを取り戻せる大切なひととき。矢吹先生にとって音楽は、毎日の仕事に力をくれる“心の栄養”なのです。

明光義塾本部((株)明光ネットワークジャパン)

明光義塾本部((株)明光ネットワークジャパン)

設立年月
1984年(昭和59年) 9月
従業員数
1,197名(連結)(2024年8月末)
女性従業員数
事業内容

明光義塾事業は、(株)明光ネットワークジャパンの中核となる事業です。
個別指導塾のパイオニアとして市場を牽引し、蓄積したノウハウにより、現在では全国47都道府県に約1,660教室以上を展開しています。

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