就活研究記事
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最終更新:2019/09/03
こんにちは!
プラスカラーでインターンをしています、三浦です。
大きな声で言えることではありませんが私は留年生です。
もともと19卒でしたが20卒として、再就活をしました。
留年によって金銭面や精神面でもダメージを受けましたが
人に与えるイメージにもかなり影響が出てしまいます。
「留年」という言葉を聞いて皆さんはどんな印象を抱きま
すか?
良い印象、と答える人は少ないでしょう。
書類と数回の面接だけで判断されてしまう就職活動という
場において不利に働くであろうことは想像に難くありません。
しかし結論から言うと、就職活動でデメリットを感じたこ
とは思ったほど多くありませんでした。
もちろん面接などで留年に触れられることはあります。
今回は実際の私の体験談をもとに、留年してしまった学生
がどのように就職活動を乗り越えていくべきか考えていき
たいと思います!〜面接でどんな質問がある?〜
実際私が受けた面接では、7割くらいの企業で
「どうして留年したの?」という質問がありました。
大前提として、ご家族の介護や特殊な事情で休学していた
など、正当な理由がある人はここで説明すれば問題ありま
せん。
しかし、自分の管理不足で留年しているのに、変に嘘の
言い訳を作ることは絶対にやめましょう。
素直に自分の怠惰を認めて、反省と改善のための取り組み
を見せる方が疑いの念を持たれて終わるより100倍ましです。
この質問に答えると、それ以上留年について深掘りされる
ことはほとんどありませんでした。
また、留年しているという理由だけで落選してしまったり
その後の対応が悪くなる、ということも
私が認識できる範囲では一度もありませんでした。〜留年を超える印象を残せ〜
気づいてないだけで、本当は留年が原因で落とされてるん
じゃないの?と思われるかもしれません。
確かに、自己管理ができない/計画性がない/締め切りが
守れない、といった印象を与えてしまうのはどうしようも
ありません。
そこで私が気をつけていたのは、留年を自分がどう受け止
めているか、どう前向きに行動しているかを印象付けると
いうことです。
人間誰にでも弱点はあります。求められているのは、自分
の弱点を正しく把握し、それを補うために行動する力では
ないでしょうか。だからこそ、「あなたの短所はなんです
か?」「挫折経験を教えてください」といった質問が存在
するはず。
こういった質問がきた時こそ、留年の話をしましょう。
私の場合、計画性のなさや、自分が行き詰まった時に相談
せずに抱え込んでしまったことが原因だと考えていたので
それを素直に話しました。
また同時に、計画性を補うためにスケジュール帳に優先順
位を書き込み、課題が不完全でも定期的に教授に面談を受
けるようにするなど、具体的な取り組みを話すようにして
いました。〜留年を不利にしないために今やるべきこと〜
ここまで、留年に関する質問には、乗り越えるための取り
組みを交えて素直に話そう、というお話をしてきました。
ここで、困るパターンが一つあります。
そう、「留年をして落ち込んだけど特に反省も改善もして
いない」というパターンです。これに陥ってしまうと、
「なぜ留年したか?」という質問にもはっきりと答えられ
ず、マイナスの印象だけで面接を終えることになりかねま
せん。
そこで、留年してしまった学生が今すぐにでもやるべきこ
とは【弱点克服のために何かしらの行動をする】ことです。
例えば、物事を後回しにしてしまうのが弱点だ、と思うの
であれば、今すぐに就活を始めて早期に活動開始したこと
をアピールしましょう。
うまく行けば、マイナスの印象を行動力がある/弱点を改
善する素直さがある/打たれ強い、といった印象に上書き
することもできるかもしれません。〜面接以外でのメリット、デメリット〜
以上お話ししてきた通り、誠実に対処すれば面接の場で
不利に感じることはあまりありません。
むしろ留年による就活でのデメリットを感じたのは自分の
精神面でした。
というのも、就活の悩みを話せる友達がいないのです。
みんな社会人なので、周りを見れば見るほど落ち込んでし
まいます。
これに関しては面接や説明会で他の学生と話せる場を楽し
みにするしかありませんでした。
逆に、メリットに感じた点も三つあります。
一つ目は、去年の反省を活かしてより効率的に就活できた
点です。
何もわからず始めた去年に比べて、志望業界や企業も絞り
込んだ状態で活動することができました。
二つ目に、場数を踏んだ分、落ち着いて取り組むことがで
きる点です。
GDでも面接でも落ち着いて自分の言葉で伝えられたので
去年より全体的に通過率が上がったように感じます。
三つ目に、去年後悔した企業に再挑戦できる点です。
もっと対策しておけばよかった、受けておけばよかったと
思った企業には是非再挑戦しましょう。
少なくとも志望度の高さはアピールできるはずです。大前提として、留年はしないに越したことはありません。
少しでも危ない、と感じている人は全力で回避してください。
しかしもう確定してしまったのであれば、今、自分の弱み
を見つめて何か行動を起こしましょう。
面接官は何人もの学生と接しているので、留年をしている
学生はそこまで珍しい存在ではありません。
「失敗は成功の途中」とよく言いますよね。
ひたすら落ち込んで卑屈に構えてしまうのか、自分を見つ
め直す機会として一歩踏み出すのか。
この経験をプラスにするかマイナスにするかは今のあなた
の行動次第です!