就活研究記事

【就活研究記事】他の就活生と差をつけよう!一味違うエントリーシートを書くためには

  • 最終更新:2019/09/03

    初めまして。プラスカラーインターン生の近内です。
    8月も終盤に入り、そろそろ終わりを迎えようとしていますね。
    秋冬が近づいてきて、大学3年生の皆様はサマーインターンで得たものを生かし、就職活動に本腰を入れ始めようかなと考えていることではないかと思われます。
    しかし、中には
    「いや、待ってよ。そもそもサマーインターンシップなんて参加していないし、エントリーシート?自己分析?企業研究?ナニソレ!?」
    と焦り始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
    落ち着いてください、大丈夫です!
    企業説明会はもちろん、インターンシップも秋冬に開催されます。
    しかし、サマーインターンシップに参加した学生は、すでにエントリーシートの書き方や自己分析など就職活動をスムーズに進める上で必要なタスクはある程度こなせるようになっています。
    「えっ、じゃあもう手遅れ…?」
    そんな皆様に朗報です!
    今回は、就職活動を進める第一歩であるエントリーシートの書き方を、他の就活生と差をつけることができるテクニックと共に伝授します!

    1.そもそもエントリーシートって?

    エントリーシートとは、噛み砕くと
    「書類選考の課題として課される採用書類」のことで、その学生の人柄が問われる書類です。
    そのため、エントリーシートの題としては、
    「学生時代に力を入れたことは何ですか?」
    「自己PRをしてください」
    などといった学生の長所や能力を問うものや、
    「志望動機を教えてください」
    「この企業に入ったら、10年後にどうなっていたいですか」
    などといった学生の熱意や志望度を問うものが課されます。
    質問だけ見ると簡単だと思うかもしれませんが、エントリーシートを甘く見てはいけません。
    人気企業におけるエントリーシートの足切りは恐ろしいほど早く、ほとんどの場合数十秒で合否が下されます。ここで落とされないためには、伝えたいことを簡潔かつキャッチーにまとめなければならないのです。

    2.これさえ知っていれば有利に!周りと差をつけるエントリーシートの書き方

    では、どうすれば簡潔かつキャッチーなエントリーシートが書けるのでしょうか?
    本章では、主に2つの書き方を伝授いたします。
    1つ目は「PREP法」を用いた書き方です。
    PREP法とは、ビジネス文書やプレゼンの場面でよく使用される文章の典型的な形で、次の4つの要素から成り立っています。

    ■Point(要点):結論や主張などの要点を述べる。
    ■Reason(理由):結論に至った理由を説明する。
    ■Example(具体例):結論に至った理由を具体例を用いて詳しく説明する。
    ■Point(要点):最初に述べた要点をRやEを踏まえた上で改めてまとめる。

    2つ目は「STAR法」を用いた書き方です。
    STAR法とは、具体的な状況に対する自分の行動などを述べるため、PREP法よりも学生の人柄が強く現れやすい手法です。
    STAR法は、次の4つの要素から成り立っています。

    ■Situation(状況):概要や状況を、可能な限り具体的に述べる。
    ■Target&Task(目標&任務):自分が解決しようと思った課題や達成しようとした目標と、それらを成し遂げるために自分が果たした任務や役割について述べる。
    ■Action(行動):T&Tで述べた課題や目標に対して自分が取った行動を具体的に述べる。
    ■Result(結果):結果としてどのような成果を生み出したのか、そしてその結果として自分がどのように変化・成長したのかを述べる。

    3.実際に書いてみよう!エントリーシートの実践編

    本章では、塾講師のアルバイトをしているA大学の田中さんが、「あなたが学生時代に目標を持って取り組んだこと」のエントリーシートを400字で執筆するというペルソナを設定し、STAR法を用いたエントリーシートを書いてみます。
    習ったかもしれませんが、字数制限が設けられている場合には、その制限の8割を超えるように執筆しましょう!

    【S】
    目標を持って取り組んだことは、勤めていた塾の講師の指導方法の水準の低さの改善だ。
    当時教室の志望校進学率は○○パーセントと低く、原因は講師の指導方法だと感じた。
    【T】
    進学率は塾の評判に関わる問題なので、年度末までに○○パーセントへ上げることを目標とした。
    私はリーダー講師として、全講師を対象とした研修を実施した。
    【A】
    研修では、教務方法の見直しや宿題の出し方のアドバイス、入試形態の再確認などをした。
    研修の最後には、全講師に個別でフィードバックを行った。
    【R】
    結果、指導方法の改善が志望校進学率80パーセントという形で表れた。
    私はこの経験から2つの力を得た。
    一つ目は、課題と向き合い続ける粘り強さである。
    二つ目は、常に向上心を持つことである。
    それまで私は課題に直面したとき、求められている水準を達成しただけで満足していた。しかし、この経験から妥協せずに課題と向き合い続けることが出来るようになった。

    4.書き方のいろはを学んだら、あとは実践あるのみ!

    エントリーシートを執筆する上で心がけることは、主に2つあります。
    1つ目は、「結果ファースト」であることです。
    結論を文章の冒頭で端的に述べましょう。
    2つ目は「なぜ」と「どのように」をたくさん述べることです。
    エントリーシートで重要視されることは「何をしたか」よりも「なぜその行動をとったのか」という行動の根底にあるものです。
    学生時代にどんなにすごいことを成し遂げても、そこに自分なりの理由と行動が述べられていなければ、人事はそのエントリーシートを読んではくれません。

    この記事をふまえて、読者の心を掴み、周りの就活生と差をつけるエントリーシートをぜひ書いてみてくださいね!