就活研究記事
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最終更新:2021/03/08
こんにちは!名城大学経済学部の井上佳紀と申します。コロナ渦真っ只中に就職活動をする22年新卒です。就職氷河期と言われる私たち22卒ですが、オンライン・オフラインを問わず、積極的にインターンシップに参加しています。真面目だな~、堅苦しい記事だな~と思ったそこのあなた!読むのをやめないでください(汗)。実は私が就職活動を始めたのは3年生の9月からなのです。スタートダッシュのサマーインターンは一つも行きませんでした。コロナの影響で企業の採用活動の終了が早まり、就職活動は早期化する売り手市場から買い手市場に大幅にシフトすることで22卒の就職活動の難易度は高くなる。大学のキャリアセンターからこれらの話をしつこく聞かされていたため、3年生の4月時点から知っていました。多くの学生はその対策のため早いうちから自己分析や業界研究をはじめ、サマーインターンにも行っているでしょう。しかし、私はそうはなりませんでした。
〜コロナで就活は早期化?でも大学生は遊びたい!〜
なぜ私がそうならなかったのか。理由は簡単です。就活生以前に私は大学生。一生のうちで4年間しかない貴重な大学生活は、遊びたいと思ったからです。大学からはサマーインターンに備えて自己分析や業界研究をしておいた方がいいとしつこく言われていましたが、自己分析は何からしたらいいか全く分からなかったですし、働きたい業界もわかりませんでした。就活情報サイトに登録しておいた方がいいとも言われたので、マイナビやリクナビに登録はしましたが、結局その後は一切開きませんでした。遅れている自覚はありましたが、もしそれで就職活動に失敗しても、コロナのせいだから仕方がないというようにコロナに責任転嫁してごまかしました。そうするうちに夏季インターンの締め切りも過ぎてしまい、インターンや説明会に1つも参加しないまま夏休みを迎え、秋から切り替えて本気を出そうと思って夏休みを謳歌しました。しかし、秋になっても結局何から始めていいかわからない状態は変わりませんでした。
〜焦りと不安。「何となく」から「行動しよう」へ〜
9月になり自己分析や業界研究をしようにも、自分は特に秀でた経験もしていないし、アルバイトを経験しかなかったため、働くイメージもありませんでした。ここまで来てようやく自分が「コロナだから仕方がない、コロナだから蜜を避けるために対面のインターンには行かない」と、理由をつけて現実逃避しているだけだということに気がつきました。やりたいことが分からないなら見つけたいと思い、オンラインでの説明会やインターンシップを中心に業界を絞らずにたくさん参加しました。これを続けるうちに、「この企業は合いそう」、「この企業は自分に合わない」と判断する過程で、「なぜ」合うのか、合わないかを分析する形で自己分析が進みました。こういった活動を続ける過程で見つけたのがプラスカラーです。参加させていただいたプラスカラーの座談会で、私と同世代の就活生の意識の高さや一人ひとりの個性を大事にしていて、今の日本では珍しい働き方をしている点に興味を持ち、プラスカラーの実践インターンに参加する意思を固めました。
〜私にとっての「働く」とは〜
プラスカラーの座談会後、実践インターン参加の意思が固まり、勇気を持って応募はしたものの、参加できるかの選考ステップでエントリーシートの提出がありました。そこで、自分にとって働くとはどういうことかといった項目に非常に苦悩しました。しかし、この項目と向き合うことで私の自己分析は大きく進展し、働くイメージを持つことが出来るようになりました。結果、現在実践インターンに参加させていただき、今こうして記事執筆活動をさせていただいています。私はいくら仕事を頑張っても、年齢や性別、学歴が低くて評価されないといった日本特有の年功序列賃金制に疑問を持っていました。私が働くイメージを持てなかったのはここに起因があると気づきました。年齢、性別、学歴ではなく、自分の個性を生かして働くことが出来る会社、そういった場所で仕事がしたいのだと、気づくことが出来ました。その思いを伝えられたからこそ、インターンシップへの参加ハードルが越えられたのではないかと思います。
〜実践インターンの参加にあたって〜
アルバイト以外で働いたことがなく、働くイメージが持てなかった私にとって「働くとはどういうことか」といった課題は最も難しかったです。しかし、この課題に向き合ったことで、自分がどういう環境で働きたいのかイメージが出来るようになりました。私は日本特有の年功序列賃金制や、個性の生かしにくい働き方に疑問を感じていました。そのため、インターンシップへの合格が決まった時、そのような日本の会社システムを変えていきたい、新たなロールモデルを一緒に作っていきたいという気持ちが伝わったように感じて嬉しかったです。ただ、今はインターンシップに合格したわけではなく、あくまで参加することを認められた段階。ようやくスタート地点に立った状態です。実践インターンはプラスカラーが初めてで、新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催日も多く、正直不安なことも多いです。しかし、この機会に積極的に様々な業務に携わり、自己の適性を知る機会にしたいと考えています。
インターンシップの参加に迷っているのなら、この企業は絶対に自分に合わないなと感じる企業でなければ積極的に参加していきましょう。企業の現場を実際に知り、そこで働く社員様との会話を通して、自分の中で新たなイメージが出来るようになると思います。また、色々な業界を見ることで自分にあうあわないも分かってきますし、それは自己分析にもなります。新卒の就活は人生で一度です。迷うなら勇気を出して行動してみましょう!