女性社員インタビュー

アルバイトから店長へ。店舗経営の難しさ、自身の苦手を乗り越え、望むキャリアを掴む26歳

  • 最終更新:2024/11/15

    店舗経営の先に見えるチーム連携の重要性。店長の役割を再認識する日々

    学生時代に友人から誘われたことをきっかけに、アルバイトからスタートした火宮さん。2019年に入社し、フードマネージャー、PDMなどを経験後、現在は2店舗目の店長としてチームメンバーとともに店舗戦略を策定している。

    「日本マクドナルドは、日々成長を感じられて誰にでもチャンスがある会社だと感じます。」

    火宮さんがそう話す理由は、アルバイト時代には想像できなかったキャリアを現在歩んでいるからだ。その考えに至るまでには彼女の強みが深く関係しているのだが、日本マクドナルドでのキャリアプランを彼女はどのように描いているのだろうか。

    学生時代の成功体験が今へと繋がる。キャリアを積み重ねても発見と学びを得る毎日

    学生時代に友人から誘われアルバイトとして働いていた火宮さん。アルバイトを始めたばかりの時は「いらっしゃいませ」の挨拶さえも大きな声で言えなかったと当時を振り返る。アルバイト開始当初は、”自分は接客業には向いていないのでは”と悩んだ時期もあったが、当時の先輩クルーに支えられ学生時代にトレーナー、スター(現在はジェル)、最終的にはシフトマネージャーを任されるまでになった。

    「当時、何もわからなかった自分が人を教える立場のシフトマネージャーを経験できたことが、今でも自信に繋がっています。」

    その後2019年4月に新卒社員として日本マクドナルドへ入社し、約1年でフードコート、フードマネージャー、PDMなどタイトルアップを経験。そして約1年後には店長へ昇進と、わずか4年の間にポジションが大きく変わっている。新たな役職へステップアップするにつれ、求められる役割や責任は大きくなるものだが、不安はなかったのだろうか。

    「不安はもちろんあります。けれど、学生時代にここまで自分が出来たという成功体験があるからこそ新たなポジションになっても、”きっと私は乗り越えられる”という気持ちを持って業務を行えているんだと思います。」

    現在は店長として初めての店舗異動を経験し、新たな店舗で店長業務を行っている。店舗体験向上のために何をしたらよいのか、考えて施策を実行する日々は発見と学びの連続だ。

    店長1年目に待ち受けていた店舗運営の苦悩。自分が変わることで周りも変わる

    着実にキャリアを積み重ねている火宮さんだが、店長1年目の時に社員や部下の育成や店舗運営の戦略に悩んだ時期もあった。当時のマネージャーから、「店長が何をしたいのか分からない。以前のモチベーションを保てない」と言われてしまったことがあると、当時を振り返る。店長1年目で経験不足もあり、様々な業務に追われてしまったことが原因で彼女自身も何を行い、どう指示していけば良いのかわからない状態になってしまったのだ。
    マネージャーのその一言に店長としての役割を再認識し、火宮さんはアクションを変える。

    まずは、ビジネスプランの振り返りを行った。日々の数値を見直し、ビジネスプランとの乖離をチェック。アクションの進捗を可視化し、部下と話し合いながら進めた結果、数値の見直しと改善が今まで出来ていなかったことが原因で戦略がブレてしまっていたと気づくことができた。時を同じくして上司との面談の際に、「店長やリーダーはブレてはいけない」というアドバイスもあった。

    そこから火宮さんは基本に立ち返り、ブレのない店舗運営を行うよう方向修正していったのだ。その結果、次第にクルーやマネージャーが協力的な雰囲気に変わっていくのを肌で感じた。

    「店長やリーダーが不安だとクルーも不安になってしまうことを痛感しました。ブレない、芯の通った店舗戦略を立てることを、この経験を通して心に誓いました。」

    苦手を乗り越え次のキャリアを目指す。先輩からのアドバイスは未来の自分への道標

    火宮さんの次の目標は「コンサルタント」だ。そのキャリアを見据えた上で、現在は日々の業務の中で苦手なことを後回しにしないという意識で取り組んでいる。一見すると次のキャリアパスには直接的に関係のないことのように思えるが、そこには深い理由がある。コンサルタント業務とは各店舗をまわり、相談ごとに対し解決策をアドバイスする仕事。そのため、自分の中で”苦手な”店舗を作ってしまうと、店舗をまわる前段階で足取りが重くなってしまうからだ。

    「私は苦手なことを後回しにしてしまう性格。だからこそ、今のうちに自分の中で対処法を作っておくことが大切だと、コンサルタントの先輩からアドバイスをいただきました。」

    火宮さんの苦手領域は、”数値を見て分析すること”。そのため、今は数値を先に見ることを習慣にするよう意識的に行動している。それは、店長1年目の時に数値分析をし、ビジネスプランに立ち返る重要性を学んでいるからだ。彼女がコンサルタントにタイトルアップした時には自身の経験を交えながら、店長へのアドバイスや人材育成を行なっている姿が目に浮かぶ。

    自己成長が仲間の成長、会社の成長へと繋がる。強みを武器にキャリアアップへ日々邁進

    明確な目標を持ち、着実にキャリアアップを果たす火宮さんが心がけていることは何か。それは、自己分析をしっかりすることだと話す。自分を深く知ることができる機会は意外と少ない。その絶好の機会が就職活動だ。就職活動を通して自己を知り、自分の強みや自分が大切にしたいことを明確にするのだ。

    火宮さんの強みは、困難が起きてもすぐに立ち直れるポジティブさだ。店長ゆえ様々な課題に直面することも多い。その度に自分が落ち込んでしまっていたらお客様やクルーに伝わってしまい、結果的にお店の雰囲気にも影響してしまう。まずは、自分から笑顔で接客すること。そうすることで周りも変化していくと自身の経験から確信している。新たな課題に対処できる力は、今後のキャリアアップの上でも必ず生きてくるはずだ。

    「自分の成長はもちろん大切ですが、会社の成長そして仲間の成長も重要であり、みんなで成長していきたいです。」

    日本マクドナルドには誰もが挑戦できる環境があり、成長を感じられる職場であると火宮さんは感じている。それは、クルーやチームの成長はもちろん、店舗全体を通して自分自身も学べる環境があるからだ。

    「仲間の成長を見ることが好き。だから今後は人材育成に携わりたいと考えています。その前提として、私自身もロールモデルのような人材になりたい。」
    と瞳を輝かせる。

    火宮さんは、アルバイト時代の自分では想像できなかった世界を歩んでいる。これからも彼女の強みであるポジティブさを武器に、火宮さんだからこそ描ける未来を実現していくことだろう。