就活研究記事
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最終更新:2019/09/03
こんにちは。プラスカラーインターン生の日向野です。
皆さんは、企業での長期インターンについてどんなイメージを持っていますか。数日から始められる短期インターンに比べ、参加のハードルが高い…と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、私が2社での長期インターンを経てわかったことや、就職活動とのつながりについてお伝えしたいと思います。~2社での長期インターン~
私は、大学3年生の春から4年生の夏(現在)までに、2社での長期インターンを経験しました。「長期インターンに2社って、そんなに時間とる必要ある…?」と思う方もいるかもしれません。私がインターンを初めたきっかけは、こちらの記事に書いてありますのでご参照ください。
【私がインターンをする理由】子育てしたい!けど、働きたい。女子就活生の本音私がインターンに参加していた2社(A社・B社)を、簡単にご紹介します。
A社:社員数150名程度のベンチャー企業。観光業界でサービスを運営。マーケティング部の一員として半年間インターンを行っていた。
B社:社員数10名程度の企業。メディア運営や編集・執筆を軸に事業を展開。ライティングインターンとして半年間活動。
業界や職種が異なっていたこともあり、それぞれの会社で多くの学びを得ることができました。仕事内容での変化のほかにも、2つの企業で違いがはっきりしていたことが2つあります。~働き方の違い~
1つ目は、働き方についてです。近年、「新しい働き方」が取り上げられる機会が増えましたが、実際に多様な働き方を体験することができました。
まず、A社では、社員全員が同じオフィスでの勤務していました。なかには遠隔でできる業務もありましたが、セキュリティ上の理由から、社員もインターンも全員出社する体制をとっていました。
一方で、B社では在宅勤務が認められており、社員/インターンに関わらず、出社は週に1~2回程度でした。時間の使い方を工夫し、プライベートや自己研鑽の時間を充実させる社員さんがいたり、私自身も学業の合間に作業ができたりと、かなり柔軟な働き方ができました。
もちろん、業務の内容や雇用形態に左右される場合もありますが、似たような条件でも働き方は会社により異なります。自分はどんな働き方を「したい」のか、はたまた「合う」のかを体感することで、就職活動における軸の1つになるでしょう。~教育制度の違い~
2つ目は、教育制度についてです。私が体験したのは”インターン生”に対する教育制度でしたが、入社後に受けられる制度や周囲のサポートに関しても、学べることがあるのではないかと考えています。
A社では、インターン生が常時30人程度とかなり多く、教育制度も整備されていました。具体的には、メンター制度(学生1人につき、社員さん1人が相談役としてついてくれる制度)や、月に1度、上司とざっくばらんに話ができる面談など、職場に馴染みやすい環境づくりがされていました。また、インターン生のなかでも、ささいなミスも繰り返さないためのシステム化・マニュアル化が徹底されており、次々入社してくる後輩インターンを「皆で育てる」空気が作られていました。
一方で、B社は在宅勤務が主流だったこともあり、月1回の面談以外に、社員さんと顔を合わせる機会はほとんどありませんでした。インターン生同士で集まる機会はありましたが、毎日のように対面するA社に比べると、物足りないように感じることもあります。また、仲間と距離感があると、業務に関わる質問もしづらくなってしまいます。インターネットを利用して互いに近況報告を行うことで、在宅勤務ならではの悩みを解消していました。~後悔のない選択をするために~
A社・B社それぞれの特徴を知って、あなたはどちらの会社が魅力的だと思いましたか?
「私はこっちの方がいい!」と思ったことがあれば、それが1つの「就職活動の軸」になります。
インターンをはじめた3年生の春には、「就活の軸とは…?」状態だった私でも、長期インターンを経て、2つの判断軸を得ることができました。数年後も楽しく働くために、働いてみないと分からないことまで知った上で、会社を選ぶことをおすすめします。「就活の軸」を得る1つの手段として、長期インターンという機会をめいいっぱい活かしてみてください。