就活研究記事

【就活研究記事】海外にいても日本の就活はできます!私が実践した留学中の就活

  • 最終更新:2019/10/07

    こんにちは。プラスカラー インターン生の井上明紀です。
    今回の記事では、海外留学中(予定)の学生さん、および留学を希望する学生さんに留学生の就活のイメージが少しでもつかみやすいよう、私の経験を元に書いていきたいと思います。少しでもお役に立てる記事にしたいと思っていますので、私の経験談も多く入れてあります。留学生(留学希望者)にはもちろんのこと、留学に興味がない人でも「へー」と言ってもらえるようにまとめますので、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

    ~1章 留学したい/もう来ちゃった!…だけど気になる二文字、「就活」~

    もしあなたが留学を考えている学生や留学中の学生ならば、就活、心配になりませんか? 私はなりました、とっても。私や私の友人たちの中にも就職活動が気がかりになって、留学するか迷う人が少なからずいます。
    就活がネックになるかどうかは、留学の時期と長さにもよりますよね。1年生や2年生のうちの留学なら、そんなに焦ることはないかもしれません。長期留学でなければ、就活と両立させやすいですよね。ですが、私が行きたかったプログラムは1年の交換留学で、3年次出発で4年次帰国でした。そのためとても迷いましたし、学内選抜の結果を待っている間も
    「本当に応募してよかったのだろうか、就活の時期にアメリカにいていいのだろうか…」
    と頭を悩ませました。
    留学自体が大きな決断ですよね。私も留学はいろんな理由で悩みましたが、もし就活で頭を悩ませる方がいらっしゃるならば、その気持ちが手に取るようにわかります。

    ~2章 私の就活スケジュール!~

    それでも私は、留学に行きました。学びたいこと、経験したいことのために、決断しました。応援してくれた人たちには本当に感謝しています。
    参考までに、私の留学と就活のスケジュールをお見せしますね。もちろん、就活の仕方は十人十色。みんな違ってみんないいし、私と全く違っても大丈夫です。これから留学される方は、むしろ改善点を見つけて納得できる留学、就活になさってくださいね。

    <大学2年次秋・冬>
    交換留学の学内選考および合格発表。応募を決める前および合格を頂いた後に、アメリカ滞在中の就職活動の方法について情報収集を開始(先輩・大学のキャリア支援センター、国際交流センター、ネット検索、など)

    <大学3年次秋>
    9月渡米。自己分析を終わらせ、自己PRも複数パターン用意。11月の就活イベントのため、企業に応募を開始する。
    11月。「ボストンキャリアフォーラム(バイリンガル、留学経験者が参加できる就職イベント)」に参加。場所はボストン(アメリカ東海岸)。

    <大学4年次春・夏>
    4月。「逆求人型サイト」に登録。授業や課題の合間を縫って、オファーを送って下さった会社様とのSkype を使った面接を開始する(時差の計算を、間違えないように毎回しました)。
    6月。留学終了。6月下旬に東京で行われる「東京サマーキャリアフォーラム(バイリンガル、留学経験者が参加できる就職イベント)」に参加するため、時差ボケも考慮して早めに帰国。
    7月。アメリカ滞在時から連絡を下さっていた会社様に面談、面接のため伺う。内定を頂く。
    大きな部分だけ取り上げると、このようになります。
    私は大学3年次の9月に渡米し、4年次の6月まで帰国しませんでした。この10ヶ月の間に日本では就職活動が活発化しますよね。ただでさえ想像がつかない就職活動。気がついたら、アメリカにいながらその時期を迎えてしまったんです。ですが事前に情報収集をし、自己分析などを早めに終わらせておいたことで、日本より忙しい勉強のペースとも就活を両立させることができました。

    ~3章 どうやって使うの?逆求人型サイト~

    逆求人型サイトは、企業の方が学生の登録したプロフィールを見てメッセージをくださるサイトです。会社説明会の案内やインターンへの招待、選考までしていただけることも!
    この「逆求人型サイト」をご存知でしたか?すでに使いこなしてるそこのあなた!これ、すごくいいですよね!情報戦である就活を制していますね?(笑)
    知らなかった方には、本当にオススメです!私は4年生になるまで登録していませんでした。もっと早く知りたかった!
    このようなサイトでは、まず学生が自分のプロフィール(自己PRや持っている資格など)を登録します。それを見た企業の人事担当の方が、いいな!と思った学生にメッセージ(スカウト)をくれます。私も始めるまでは「スカウトなんて、本当にもらえるの?」と思っていましたが、プロフィールをしっかりと記入して読んで頂きやすいようにしてあると、本当にメッセージをもらえます。自分の詳しくなかった業界や業種、会社の方からもアプローチを頂けるので、とてもいいシステムです。
    一般的な就活サイトでは、学生が企業に応募しますよね、その逆の形で企業様から連絡を頂けるのです。なんだか嬉しくなる仕組みですよね。私は、自分を認めてもらっているように感じて、前向きになれました。
    逆求人型サイトは、基本的に誰でも利用することができるサービスです。このようなサービスはいくつかあるので、使いやすそうなところをぜひ見つけてみてください。
    ちなみに複数のサイトを登録している人も多いようで、私も実際3社のサービスにお世話になっていました。

    ~4章 私も参加できますか?「留学生用就活イベント」~

    皆さん、ご存知でしたか?「留学経験のある人が参加できる特別な就活イベント」があるんです。
    一番有名なのはボストンで開催される、「ボストンキャリアフォーラム 」です。「ボスキャリ」と聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? このイベントはとても大きなもので、3日間にわたって開催されます。参加企業数は230を超え、広大な会場にブースが敷き詰められ、就活生と企業担当者の方で埋め尽くされます。新卒で正社員の職を得るために行く人も多いですが、インターンシップの選考などもあります。
    日系企業や外資系企業が、日英バイリンガルで国際経験がある学生を獲得するため、また学生も企業とご縁を頂くためにものすごく頑張るので、熱気がとてつもないです。
    私が留学したカリフォルニア大学は西海岸で、ボストンは東海岸です。みなさん、これはどのくらいの距離だと思いますか?およそ4700km、 「東京-札幌間の5倍」です!それでも僕は、このイベントに行きました。3年次でスーツを着て就活生が集まるイベントに行ったことでとても刺激をもらえました。
    また、ダメ元で提出したエントリーシートも通過し、「大丈夫、就活遅れてない!」と自信にもなりました。エントリーシートや履歴書を事前にしっかり準備することで、ボストンで内定をもらえなかったとしても、後の就活に活かすことができます。
    ボストン以外でも「キャリアフォーラム 」は開催されます。アメリカ国内だとロサンゼルス、サンフランシスコで違う時期に開催されますし、イギリス、シンガポール、中国でも行われます。これらのイベントは基本的に年に一回の開催ですが、東京に関しては夏と冬の二回開かれます。皆さんも留学中や帰国のタイミングでこういったキャリアフォーラムに参加できないか、チェックしてみてはどうでしょうか?
    キャリアフォーラムの注意点としては、オンラインでのエントリーが早いほど有利と言われています。応募したい会社があるなら、早めに対策をして応募するのもありですね。

    ~まとめ 海外にいても大丈夫!できることから始めよう!~

    3年生や4年生の時に長期留学に行くことを決断すると、就活が心配になりますよね。それでも大丈夫!いつでも、 どこにいても、方法はあります。
    留学すると就職活動を思うように進められなかったり、遅れがちになったりと、プレッシャーに感じることもあるかと思います。それでも大事なのは、あなたが就活をいい形で終わらせること。早く内定をもらえば偉いわけでもなく、遅いからといってあなたにとって素敵なご縁が無くなるわけでもありません。
    自己分析や情報のチェックなど、いつでもできます。自分のやりたいことをやりながら、就活も乗り越えましょう!