就活研究記事

【就活研究記事】説明会の最後に訪れるあの時間…「質問ありますか?」への準備の仕方

  • 最終更新:2019/12/09

    みなさんこんにちは。プラスカラーインターン生の岸本です。
    早速ですが、みなさんはインターンや会社説明会に参加していますか?私が説明会に参加していて思うことは、「最後に質疑応答の時間を取ろうと思うのですが、何か質問のある人はいますか?」という時間の使い方がとても難しいということです。初めは周りがどのような質問をするのかと様子をうかがってばかりで、シーンとしてしまった時の雰囲気に耐えられませんでした。けれども、簡単に20分くらいの準備をしていくようになって、少しずつ質問をスムーズにできるようになっていきました。
    この記事では、周りのインターン参加者の質問の様子を参考に、私が考えたおすすめの質問の仕方とその事前準備を紹介します。いつも質問時間に何を質問したらいいのかわからなくて困っているという人におすすめの記事になっています。良かったら読んでみてください。

    〜質問時間の時こそ行動が大事だと考える理由〜

    私は、質問時間に何もしないまま終わるのはもったいないと考えています。その理由は2つあります。
    1つは、働くための障害を失くす大きなチャンスだからです。だいぶ表向きの理由かとは思いますが、インターンや説明会に参加した後でもなお疑問に思うところ、気になるところを確認できる機会はそう多くないと思います。家に帰り、その日聞いたことを振り返えった時に疑問点に気が付いても、メールで聞いてみようとはなかなか思わないでしょう。大手になるほど、企業の人が自分のためだけに時間を取ってくれることは少ないと思うので、せっかくならば自分の企業選びの軸に照らして質問し、その企業と自分の軸があっているかその場で確認してみる意味はあると思います。
    2つ目は、自分の参加意欲の高さをアピールできる場だからです。質問の場で参加意欲の高さをアピールし良い第一印象を残すことができれば、後日面接などでそれは活きてくるのではないかと私は考えています。だからこそ、質問する内容には気をつけなければなりません。調べればHPや採用サイトに書いてあるような質問や、聞いても聞かなくてもいいような質問は逆効果です。次章では私が考える「よい質問例」をご紹介します。

    〜私が考える「よい質問例」〜

    初めにも申し上げましたが、私がこの記事をおすすめする人は「質問したいけれど質問できないから困っている人」です。その人たちが気になるのは、「どんな質問をすればいいのか」という点だと考えます。質問には、①事前に考えてきた気になることを聞くパターン、②当日行われた説明やワークを通して気になったことを聞くパターンの2つがあると思います。私を含め多くの人は②があれば質問するし、なければ何も質問しないまま終わるのだと思います。けれども、実際には①と②の複合技が最強なのです。
    例を挙げてみます。
    「キャリア選択の自由度を知りたいので質問します。御社をお調べする中で、御社は業界を跨いだような体験ができるジョブローテーション制度をとっていることを知り、興味を持って本日インターンに参加しました。実際にお話を伺って、御社は一気通貫の事業であることから社内の業種が多く、相互理解の上で円滑に仕事をするためにこのような制度を取っていることがわかりました。そこで気になったのですが、自分の専門領域を決める時期はいつ頃になるのでしょうか。また、その際に職種・勤務地など希望はどの程度汲んでいただけますか。」
    ここまで長く喋ることはないと思いますが、ポイントとしては初めに何を知りたいかを述べます。そして、事前に自分が魅力を感じていた部分、当日に確かめられた・知ることができた部分、その上で就業するにあたって気になることを確認するという流れがよいと思います。

    〜質問するための事前準備のやり方〜

    では、上記のように質問するためには何を準備して行ったらいいのでしょうか。
    それは、企業のHPを見ていくだけです。ただ、見方にはコツがあります。それを2つご紹介します。
    1つは、HPなどを見て企業のイメージを固めることです。こんな人が働いていそう、こんな働き方をしていそうなど、実際行った時にギャップがあればあるほどよいと思うので、しっかりイメージを固めることが大切です。できれば、インターンの内容についてもこんなことをやるのかな、そのためにはこんな能力がいるかもしれない、と「考える」だけでよいのでやってみると役に立ちます。どう役に立つのかはもう少し後でお話しします。
    もう1つは、HPに載っている内容が自分の持つ就活の軸と比べて、どのような理由で合っている、または合っていないかを考えていくことです。これがとても重要で、よい意味で思い込んだものが訪問した際に実際どうなのかを確かめられなければ、質問するきっかけになります。
    このように事前準備をすることで少しでも企業のイメージをつけることができれば、イメージ通りのところ、そうでないところなど「気になる」ポイントが出て来ます。あとはそれを、手を上げて質問するだけです。

    〜【裏技】質問がどうしてもないときは……〜

    ここまで準備して、それでも質問することがないという時には裏技があります。
    それは、感想を伝えることです。
    先ほど、事前準備ではギャップがあればあるほどよいと書きましたが、そのよさは実はここで発揮されます。「今日参加するまではこういうイメージを持っていたけれど、参加してみてこういう印象を持ちました」ということを素直に伝えるだけで、企業の人は学生に対しよい印象を持ちます。また、わざわざ質問の時間に手を上げて伝えようとするところに意欲も感じてもらえるでしょう。他に質問したい人がいる中で感想のみを伝えることはおすすめできませんが、手が挙がらずシーンとなってしまった時には、ぜひやってみてください。
    もう1つ、裏の裏技も紹介しちゃいます。
    それは、自己PRに共通する能力を持つ社員さんについて聞いてみることです。
    例えば、ミュニケーション能力を自己PRとして使っている場合。
    「私はコミュニケーション能力を強みにしているのですが、〇〇さんからみて社内のコミュニケーション能力が高いという人を一人紹介していただきたいです。また、その人のどんなところにコミュニケーション能力の高さを感じるのかを知りたいです。」
    これにより、どのようなアピールをすればその会社に刺さるのかを知ることができますし、もしかしたらその社員さんにOB・OG訪問の機会をいただくことができるかもしれません。これまた他に質問したい人がいる時にはおすすめしませんが、時間がありそうな時にはやってみる価値はあります。

    終わりに、上記の方法は私がやった方がよいと思うことで、どこでも通用するわけではありませんが、出来そうなところから始めることで会社に対する熱意は伝わっていくと考えています。
    それ以上にこの記事で伝えたかったことは、企業を訪問する時の事前準備の大切さです。HPを少し読んでいくだけで、自分の企業選びの軸を固めていくだけで、自分の持つ企業イメージと実際に会った時のギャップが生まれ、質問はしやすくなります。よく、就活はお見合いや結婚に例えられますが、上記の作業は初対面の相手のプロフィールに目を通したり、自分が相手に求める条件を整理したりすることに当たります。そして、相手のためにそれだけの準備をしたと伝えられれば、それだけで相手からの好感度はぐっと上がるはずです。相手が自分の準備に対して期待していなかったとすればなおさらです。
    ぜひ質問時間を自分のやる気や熱意を伝える場と捉えて活用してみてください。自分が企業のために時間をかけた分だけ、もしかしたらそれ以上の成果が得られるかもしれません。
    自分の望む未来のために、一緒に頑張りましょう!
    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。