就活研究記事

【就活研究記事】今後対策が必要かもしれないプレゼン選考とは?

  • 最終更新:2020/09/04

    こんにちは! 大学卒業まであと半年ということでゼミの卒論レポートや株式投資に取り組んでいる、インターン生の小笠原です。今回は就活をしている時にユニークであると関心した一方で、さまざまな対策が必要であると実感した選考方法を振り返りながら記事を書いていきます。その選考方法とは、プレゼン選考です。今回はプレゼン選考をテーマに掲げた上で、21卒の就活経験から今後の就活市場の変化を分析していきます。皆さんにとってお役に立てれば嬉しいです。

    〜オフラインでしか成立しないユニークな選考形態はなくなる?〜

    21卒以前の選考はオフラインが前提とされていました。エントリーシートや適性検査を経たとしても、面接に行き着くまでには対面でのグループディスカッションや社員座談会を介することが主流だったからです。私が実際に参加した社員座談会の中には立食パーティー形式の選考イベントもあり、複数社の人事の方と気軽に交流できたこともありました。 ところが、22卒以降の採用形態は新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴い、Web上に移行せざるを得なくなりました。社会的に働く場所の制約を問われた企業は、ユニークな企画を立案するよりも先にオンライン環境への適応を行うことが目下の優先的な課題となったのです。

    その一方で、オンラインに適した方針転換を行う必要がなく、オフラインの施策をそのまま流用することで本来持つ強みを発揮しやすくなった選考形態がありました。その一例として挙げられるのが、冒頭で述べたプレゼン選考になります。

    〜プレゼン選考はオンラインに移行後にさらなる強みを発揮する〜

    プレゼン選考には、就活生と資料をかけ合わせることで自己表現の幅を広げられるといった特徴があります。私の就活経験上、オフラインでは紙の資料を持参してプレゼン選考に挑んだ学生は大勢いました。しかしオフラインでスライド資料を扱うにはプロジェクターの利用が不可欠となり、会場の照明やスクリーンの距離といった制約や機材トラブルなども懸念されます。 一方で、オンラインでは資料は電子データとして画面上で共有することになります。オンラインで資料を完全電子化することは、本来もつ選考方法の強みを発揮しやすくなるメリットがあると言えるでしょう。最近は動画資料で自己表現できるプレゼン選考もありますが、今後5Gが波及することを踏まえると、資料の完全電子化はますます多様化していく可能性があります。Web選考移行後もいち早くプレゼン選考を導入した企業は「これ幸い」とノウハウを蓄積するに違いありません。

    〜プレゼンの実践機会や企業目線のフィードバックをどこで得るか〜

    社会全体の景気が悪くなると、売上のメドが立ちにくい企業には人員や人件費を削減しようとする動きが生じます。2020年8月現在、企業のインターンシップの受け入れ人数が減少したり、インターンシップ自体を秋以降に延期したりと、22卒の就活市場に変化が生じていることは確かです。企業が新卒にも即戦力となり得る人材を求める流れの中で、企業はプレゼン面接により就活生の思考力やPCスキル、コミュニケーション能力など、多様な評価軸を測ることが可能になるのです。

    学生はこれまでの就活対策に加え、オンラインでのプレゼンスキルを磨くことが必須となるでしょう。しかし学生にとって、プレゼンの実践的機会や企業目線のフィードバックを受け取る機会はそうありません。これまでの売り手市場から一転、買い手市場に転じた22卒からは、学生はそういった機会を得るために一般のサービスを利用し、客観的な評価軸を収拾する必要がありそうです。

    今回は21卒の就活経験から、Web面接移行後も企業が学生に対する評価基準を作りやすいと感じたプレゼン選考を振り返りました。プレゼン選考という採用形態やその対策方法について、頭の片隅にでも入れていただければ幸いです。 最後まで閲覧いただきありがとうございました!