就活研究記事

  • 最終更新:2020/09/07

    こんにちは! 大学4年生の秋学期がはじまる一方で、卒業に必要な単位数を取り切ったことから履修すべきか悩んでいるインターン生の小笠原です。 今回のテーマはオンライン面接です。私自身の就活体験をもとにオフライン面接との違いを振り返った上で、オンライン面接で有効的なコツについて考察します。皆さんのお役に立てれば幸いです。

    〜オフライン面接で気をつけるべきポイント〜

    従来の面接対策には、面接官の判断基準を想定することが欠かせませんでした。オフラインでの面接には、面接官と就活生が互いの距離感をつかみやすいという特性があったからです。次の2点は、私が実際のオフライン面接において特に気をつけていたポイントです。

    ⑴ マナーや礼儀
    入退室や身だしなみは面接官の判断基準に含まれます。他の就活生と複数人で面接に臨むことも少なくないため、不手際はすぐに目立ちました。したがって、環境に応じた立ち振る舞いを事前に想定する必要性が求められました。

    ⑵ 熱意を示して距離感をつかむ
    ブレのない主張で面接官に熱意を伝える必要があります。その上で、会話内容に合った表情や抑揚、身振りや手振りを交えることで、より面接官との距離感をつかみやすくなりました。

    このように、面接官と同じ場所を共有できることこそがオフライン面接の特性を作っていたと言えるのです。

    〜オフライン面接とオンライン面接の違い〜

    一方で、新型コロナウイルス感染症の影響拡大が続く2020年の春以降は、オンライン面接が急速に普及しました。コロナ以前から就職活動を行ってきた私は、それまで培ってきた面接対策を自分なりに見直す必要性に迫られたのです。

    次の3点はその際に見出したオンライン面接の特性です。
    1、タイムラグが生じて会話内容や表情が認識しくい
    2、就活生と面接官のお互いの姿が顔しか見えない
    3、 面接官の距離感がつかみにくい

    上記の特性により、マナーや礼儀、企業への熱意が伝わりにくくなりました。面接官と同じ場所を共有できないからこそ、21卒以降の就活生はオンラインのコミュニケーションスキルを磨くことが必須であると痛感。他の就活生も同条件だからこそ、少しでも周りと差をつける努力をしなければなりませんでした。

    〜オンライン面接の対策方法とコツ〜

    同時に痛感したことは、Zoomをはじめとするオンラインツールを用いて就活対策を行う機会が限られていたことです。そこで私は、オンライン型のビジネス体験サービスを積極活用することにより、Web上での自己発信に慣れる機会を作りました。下記の3点はそのサービスを利用する中で実感した、オンライン面接時の注意点と対策方法です。

    ⑴ 通信環境を整えてタイムラグを防ぐ
    十分に気をつけたつもりでも、「画質・音質が悪くて対話しにくい」「画面や音声が途切れる」といったトラブルが想像以上に発生しました。したがって、指定されたツールの操作方法だけでなく通信環境も事前によく確認しておく必要性が求められました。

    ⑵ カメラのレンズを見ることで面接官と目線を合わせる
    相手との目線1つにしても、それが機材によって成り立っている事実は変わりません。マナー・礼儀の判断基準において評価を上げるためにも、パソコンやスマートフォンのレンズに視線を向けることがポイントであると再認識しました。

    ⑶ 伝えたい事柄を明確に表現して、面接官との距離感を近づける
    熱意を示すには、伝えたい事柄を明確にしなければなりません。面接官との距離感が分からない場合は、発言内容を無駄なくハッキリと表現することが大切です。相づちは言葉だけでなく身振りや手振りで表現しつつ、その動作を画面上に映し出すように心がける必要がありました。

    今回はオフライン・オンライン双方の就活体験をもとに、面接のコツを振り返りました。ただし、あくまでも私個人の経験が元になっているため、実際にコツをつかむには実践経験を積むことが確実でしょう。オンラインでのビジネス体験やインターンの場を模索することによって、早期からオンライン面接で起こりうる問題を想定しやすくなるはずです。 以上、最後まで閲覧いただきありがとうございました!