就活研究記事

【就活研究記事】1人で悩まない!先輩の体験談・インターンシップをヒントに

  • 最終更新:2020/11/18

    はじめまして!早稲田大学3年の徳光と申します。22卒として就活を行いながら、プラスカラーにインターン生として参加しています。ダンスが趣味で、フラメンコ、ジャズダンスと15年以上続けています。さて、この記事を執筆している今は10月の最終週。「秋冬インターンシップのエントリーシートを準備しなければ…」と考えている方も多いのではないでしょうか? 業界研究や自己分析という文字が頭に浮かび、就活が憂鬱になってくる時期かと思います。しかし、いまインターンシップへのエントリーを面倒くさがったら、後々後悔すると確信しています。今回は、これまでの私の就職活動を振り返りながら、自戒も込めつつ、やってよかったこと・インターンシップの重要性・生かし方をお伝えしたいと思います。読んでくださったみなさまの就活の参考になれば幸いです。

    ~はじまりは先輩からの情報収集~

    私が就活をはじめたのは今年の4月。週4でサークルの練習・週2でアルバイト・週5で大学の授業、というそれまでの多忙な生活が一変し、文字通りやることがなくなりました。そして、コロナの長期化による就職難に不安を感じたことから、就活をスタートさせたのです。私がまずはじめたことは、20卒の先輩から就活体験談を聞くこと。「就活を終えたばかりだからこそ一番新鮮な情報を聞くことができる」「年齢が近いため聞きやすい」と考えたからです。在学時代から仲が良かったサークルの先輩からその知り合いの方まで10人弱に連絡をし、オンラインで相談させていただきました。
    結果として、就活の流れや自己分析・インターンの必要性を知ることができ、見通しを立てて就活を進めることができました。また、輝かしい内定を得た先輩でも迷いながら就活を乗り越えたことがわかり、精神面の安定にもつながりました。今の段階でまだやりたいことが決まっていなくても大丈夫です。ぜひ、ふだんの雑談の流れで先輩に話を聞いてみてください。

    ~自己分析の限界…インターンシップで自分の軸を探す~

    その後は4〜5月に自己分析、6月にオンライン合同企業説明会へ参加、7月にインターンシップのエントリーシート提出という流れで進めていきました。自己分析は就活本を参考に進めました。私はこれまでの人生で自分の意志で進路を決めてきたことが多かったため、過去の体験の深掘りはあまり苦労しませんでした。しかし問題は、5つのアルバイトに挑戦してきたことにも表れている“好奇心旺盛な性格”。なかなか志望業界・職種を絞り切れません。そこで、2つの基準でインターンシップにエントリーする企業を選びました。
    1つ目は実務的なグループワークがあること。「他の就活生の様子を知りたい」「興味を持てる業界・職種を見つけたい」と思ったからです。金融・小売り・不動産・メーカーなど幅広い業界の企業に応募しました。2つ目は2日間以上・選考ありという実施形式であること。先輩から「2日間以上・選考ありのインターンシップは早期選考への優遇が多く、それで内定を得る人が多い」「インターンシップ選考過程で面接練習ができる」と聞いていたからです。しかし、これらの選考は倍率がとても高いため、1日完結型のインターンシップも複数応募しました。

    ~課題に気づけた選考経験。動画選考のポイントは…~

    私が経験したインターンシップの選考形式は、書類選考、動画選考、WEB個人面接、WEBグループ面接の4つ。動画選考は私が最も得意とする形式です。なぜなら、集団塾講師やツアーガイドなど、人前で話すアルバイトを数多く経験してきたからです。
    何よりも重要なポイントは堂々と話すこと。丸暗記ではなく話の流れを覚え、声を一段階高くし、カメラの先にお客さんがいる気持ちでテーマパークのキャストになりきることを意識しました。

    WEB個人面接には苦戦しました。納得できていないことを聞かれると不安から話が長くなったり、覚えたとおりに話すことに必死で無表情になったりするのが課題です。失敗も多かったですが、人事の方からのフィードバックがとても参考になり挑戦してよかったと思っています。
    WEBグループ面接は一度のみ参加しました。個人面接のつもりで案内されたURLに接続すると、複数の学生が画面に映し出されグループディスカッション開始?! 対策はしていませんでしたが、割り切って堂々と発言したことが功を奏し、合格できました。1対1の面接よりも緊張せずに話せるという自分の強みに気がついた経験でした。

    多様な選考形式を経験できたことで、選考に慣れ今後の対策も立てやすくなりました。面接練習のためにインターンシップを応募する。そんな考え方もアリだと思います。

    ~インターンシップで得られるヒント~

    選考の結果、8~9月に8社ほどのインターンシップに参加しました。実務形式のグループワークではビジネスで必要な視点に気が付くことができました。例えば、学生の話し合いではアイデアが重視され、コスト面が曖昧になりがちです。しかし、ビジネスではアイデア以上にコスト面を含めた実現性が求められることを学びました。また、人事の方からいただいたフィードバックから自分の得意な作業や強みがわかりました。例えば、アイデア出しは苦手だけれど周りの意見をまとめることが得意ということです。他の就活生のふるまいを見ることで、自分の強みを相対的に把握することができました。
    そして、先輩の体験談、自己分析やインターンシップで学んだ内容をすべてメモに残し、振り返ること。これが一番ためになっていることだと感じます。振り返って比較をすることで業界の共通点・相違点が明確になります。インターンシップで学んだビジネスモデルの作り方やグループワークでのふるまい方は、社会人として働く上でも生かしていける貴重な知識ではないでしょうか? また、たまっていくメモを見ていると自分が就活を頑張っていることが実感でき、選考が上手いかないときも励まされます。

    この記事で伝えたかったことは2点です。まず方法として「人から生の情報を集めること」。サークルの先輩でも就活エージェントでも、就活を終えた人の体験談を聞きましょう! ネットの情報だけよりも就活が身近になります。職業への考え方・就活の方法は人それぞれなので、5人以上の人から意見を聞いてみるといいと思います。次に考え方として「はじめから完璧な就活をしようと思わないこと」。インターンシップへの準備・参加の中でも、自己分析は深められます。上手くいったことは次に生かして、いかなかったことは修正して一歩一歩成長していけばいいのではないでしょうか?