就活研究記事

【就活研究記事】重要ポイントはどこ?コツをつかめば就活は成功できる

  • 最終更新:2021/01/08

    はじめまして。都内の大学の文系学科に通う大学生のA.Nです。現在は3年生で、22卒として就活をしています。12月現在の就活状況としては、いくつかの企業の選考に進んでいます。業界はITと建築を見ていて、「課題解決」や「提案」といった軸で企業選びを行っています。基本的にはエージェントに紹介された企業を中心に見ていましたが、最近は企業分析をして自分で企業を見つけていきたいと思っています。
    嫌々はじめた就活でしたが、現在は最終選考まで進んでいる企業もあります。この記事では、私が見つけた「就活のコツ」をお伝えしていきます。

    就活へのマイナスイメージ

    今でこそいくつかの企業の選考に進み、何度か面接を通過している私ですが、実ははじめる前は就活が嫌で嫌で、6月ごろまで何もしていませんでした。就活から逃げたくて、大学院に進むことを真剣に悩むほど、就活をやりたくないという気持ちでいっぱいでした。「就活が嫌だ、不安だ」と思っていた理由はたくさんあります。面接でうまく話せる自信がなかったり、優秀な先輩がなかなか内定をもらえていなかったり、ニュースで見かける「コロナで新卒採用見送り」の見出しだったり。このように就活に対してマイナスイメージばかり抱いていた私ですが、現在いくつかの企業の面接で3次選考まで進むことができています。何故か? その理由はたったひとつ。 

    とにかくはじめてみたからです。

    動き出した経緯とそこから見えてきたコツ

    もちろん就活をはじめるだけでは、書類選考や面接を突破することはできません。しかし、何事もはじめなければ何も起きないのです。

    私は就活への憂鬱な思いを抱えながら、7月になってようやく重い腰を上げ、「まずインターンにエントリーすることを目標にしよう」と決めて就活をはじめました。「選考に合格しなければ」ということは考えず、とにかくエントリーシートを出す、ということだけを見据えて行動に移してみたのです。選考のあるインターンには3社ほどエントリーして、結果的には1社だけですが合格し、そのインターンに参加することになりました。それ以降、どんな業界が向いているか考えたり、登録したエージェントに勧められた会社の説明会に参加したりして、就活を進めていきました。すると、少しずつですが、就活のコツのようなものが見えはじめてきたのです。

    会社説明会や大学の先輩の話を聞くなかで、私が就活において重要だと思ったのは「イメージ」。自分が頑張ってきたエピソードから、自分がどういう人物なのか、自分が将来のようにその会社で活躍しているかを想起させること。そしてそれらの発言と、実際に自分が話した時の印象をマッチさせることです。

    就活で重要なのは「自分がどんな人物かイメージさせる」こと!

    「イメージ」を意識してエントリーシートを書き、面接に挑むことで、結果が違ってくる気がします。まずはエントリーシートについて。エントリーシートの難しさは、文章だけで「自分がどんな人間か」をイメージさせなければならないところです。これには、「成果」と「思い」の分量のバランスが重要だと私は思っています。例えば成果だけについて書いてしまうと、淡々と事実を述べるだけになってしまい、自分がどんな人物かが相手に伝わりません。しかし、どういう思いで行動していたのか、というところを詳しく書きすぎると、自分がどういったことが得意なのかが伝わらず、今度は「自分がその会社で働いているイメージ」を相手に与えることが難しくなります。

    面接ではこれに加えて、「嘘をついていない」ということを面接官に確信させなければいけません。例えばエントリーシートでは主体性や積極性をアピールしているのに、実際に会ってみるととても大人しそうで、自分から行動を起こすようなタイプには見えない。このような場合、面接官は「この学生は本当のことを言っているのだろうか?」と不安になってしまうそうです。

    自己分析は最初でなくてもいい

    自分がどんな人物かを相手に知ってもらうには、まず自分が自分のことを知っておく必要があります。そこで必要になるのが自己分析。「まず自己分析をやれ」ということはおそらく多くの人が本や先輩の話からすでに聞いているかと思います。確かに、自己分析をしていなければアピールしたい自分の長所もわかりませんし、どんな企業に行きたいかという「就活の軸」も見えてきません。ですが、自己分析はとても難しいものです。その難しいものが就活のスタートに立ちはだかっていると、やる気を失ってしまいませんか? 今考えれば、私が就活をやりたくないと思っていた大きな原因は、この自己分析の難しさだったのだと思います。しかし私は自己分析から就活をはじめたわけではありません。会社説明会やセミナーを受けながら、自分が行きたい業界、企業を見つけていきましたし、「なぜこういう会社がいいと思ったのだろう」というところから自己分析を行ってきました。そして、こうした就活をしながらの自己分析の結果、現在私は順調に就活を進めることができています。すべては7月ごろ、「まずエントリー」ということを目標に就活のスタートを切ったからできたことなのです。

     

    就活においては、自分がどんな人物かを十分に伝え、相手にイメージしてもらうことが重要です。そしてそのためには自己分析は欠かせません。だからといって、自己分析から就活をはじめる必要はないのです。まず動いてみることで就活のコツをつかみ、自分の将来が見えてくるという場合もあるでしょう。就活に不安を抱えている、大変そうで最初の一歩が踏み出せない、とにかく憂鬱……そういう方はまず、「動いてみる」を目標に就活をはじめてみませんか。