就活研究記事
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最終更新:2021/12/24
みなさんこんにちは、小樽商科大学商学部3年の阿部遥です。私は現在、23卒として就職活動をしています。映像制作、音楽制作、広告、広報などのお仕事に興味があります。
私はインターンシップの選考に受からず、就職活動にやる気が出ない時期を経験しました。しかし今では、その選考過程で学んだことや気づいたことは大きいこと、合格したインターンシップに参加して得られるものも大きいことを知っています。私がこれまでの経験から感じたのは、インターンシップに積極的に応募してみることの重要さです。将来何をしたいのかまだわからない方、インターンシップに応募することに迷いがある方などに読んでいただけると幸いです。
友人との会話からはじまった就職活動
私が就職活動を意識するようになったのは、3年生の6月に友人の紹介で学生の就活支援団体に入ったことがきっかけです。私は地方の大学に通っており、周りに就職活動をしている人がほとんどいない環境にいます。そのため、就職活動をするモチベーションがあまり高くありませんでしたが、先輩から「就職活動は早めにはじめておいた方がいい」と言われ、とりあえず参加することに。しかし実のところ、就活支援団体に入ったことは就職活動をはじめる後押しにはなりませんでした。団体に入ってはみたものの、面白いと思えるセミナーを見つけることができず、徐々に興味が薄れていき、団体のイベントにはほとんど不参加。また、就活サイトにも登録はしましたが、毎日目覚まし時計のように鳴るイベント告知メールの通知に圧倒されるのみで、何も行動はしませんでした。
私の就職活動が本格的にはじまったのは、友人との会話からでした。久しぶりに会った友人の口から「そういえばインターンシップに参加してたんだけど…」という話が出て、急に焦りを感じたのです。就活支援団体に加入してモヤモヤとしていながらも、ゼミの仕事や趣味に没頭してインターンシップに応募すらしていなかった私に緊張が走りました。友人がインターンシップに参加している事実を知ったことで、ようやくインターンシップ情報を見て応募する決心がつきました。
インターンシップに応募する壁とそこから得た学び
働きたい業界や企業が決まっていなかった私は、焦りとやりたい仕事を明確にしたいという思いから、興味を持った業種のインターンシップがあればとにかく応募しました。その結果は、ほとんどが不合格。「応募してもどうせまた落とされてしまうだろう」とめげてしまい、友人や先輩に相談してみたところ、この気持ちは自分だけではないことがわかりました。先輩の「インターンシップは受かればラッキー。受からないことが普通だよ」という言葉が心に残りました。
それからは、選考はエントリーシートを書く練習と捉え、結果に対して一喜一憂せずに取り組みました。いくつもの選考をこなしていく上でわかったのは、得意な選考方法と苦手な選考方法があること。自分自身のことや思いを伝えやすい動画選考のあるインターンシップに受かる傾向が高いことに気がついたのです。インターンシップに積極的に応募したことで、エントリーシートを書く経験を積むことができただけでなく、自分に合った選考スタイルを知ることができました。この選考過程での経験は、本選考にも役立つ学びになるだろうと考えたため、その後もできるだけ応募を続けました。
インターンシップで気がついた大切なこと
エントリーシートを書くことに少しずつ慣れてきた頃に受けたあるインターンシップの選考で、得意な動画選考も上手くいったことがありました。ついに選考ありのインターンシップへの参加が決定。そしてその中で、インターンシップは積極的に応募するべきだと再確認したエピソードがあります。
そのインターンシップの内容は、グループワークでゲームを考えるという、実際のゲーム制作業務が疑似体験できるものでした。ゲーム業界に興味があり、友人とゲームを作ったこともある私は、その経験を活かせるだろうと期待と緊張が混ざった気持ちで参加しました。インターンシップの当日、グループワークがはじまると、チームメンバーのゲーム愛に驚いただけでなく、発想力が豊かな面白いアイデアにただ圧倒された私。自分のアイデアに自信が持てず、最初は落ち込みましたが、グループワークを続けていくうちに自分はゲームの内容ではなく、ゲームのモーションや音楽といった演出に興味があることに気がつきました。
インターンシップへの思い
ゲーム制作のインターンシップに参加して得た気づきは、実際の業務体験ができたからこそわかったものでした。この経験はそれ以降の就職活動にも役立っています。インターンシップに参加することで、記事を読んだりセミナーに参加したりするだけではわからない学びがあることを身を持って体験しました。私は業務体験を経て、自分の興味がインターンシップで体験した職種とは違う方向を向いていることに気がつきましたが、おそらく、インターンシップを通して「やっぱりこの仕事が自分には合っている!」と思える人もいるでしょう。
私は今回、プラスカラーのインターンシップに参加させていただいています。かねてより関心のあった広報の実務を体験することで、本当に自分の興味が広報に向いているのか、自分に合っている仕事なのかということに加え、自分を活かせる部分はどこにあるかなどを今後の就職活動に活かせるようにしっかりと考えていきたいと思っています。さらに、社会人には欠かせない報連相や時間管理などのスキルも学んでいきたいです。すでにこうして業務がはじまっていますが、これからのお仕事が楽しみで仕方ありません。
私の実体験エピソードが少しでもインターンシップに参加する勇気や力になっていれば幸いです。「インターンシップは受かればラッキー」。まずは恐れずに応募してみてはいかがでしょうか。セミナーに参加することや資料を読むことに比べて、実際の仕事ができるインターンシップは学べることが多くあると思います。選考過程での学びも活かして、一緒に頑張っていきましょう!