就活研究記事

  • 最終更新:2022/01/12

    はじめまして。鳴門教育大学学校教育学部3年の谷本清夏と申します。寒さも強まり、就職活動も本格的になってきました。就職活動中の方は忙しい毎日を過ごされていると思います。多忙な日々ですが、みなさまは趣味を楽しめているでしょうか?

    私の趣味は、小説の執筆です。

    中学時代から物語を書き続け「自分の作ったもので人を動かしたい」という夢を抱いていました。ですが、最初に目指した職業は教員です。理由は失職しないから。公務員を目指してほしいという両親の後押しもあり、教育大学に進みました。そして迎えた大学3年生の秋。教育実習で学校の実情を目の当たりにし、自分に教員はできないと思い知りました。

    こうしてはじまった就職活動ですが、今では改めて「自分の作ったもので人を動かしたい」という夢に向かって進んでいます。

    今回は、ここ至るまでの心境の変化についてお話したいと思います。本記事が、私と同じく夢を諦めたくない学生の参考になれば幸いです。

    諦め続けた就職活動

    私が就職活動をはじめたのは、大学3年生の10月です。当時の私は、就職活動がどんなものなのかまるで知りませんでした。周囲の友だちは教員志望ばかりで、志を共にする仲間もいません。ですが、なんとなく出遅れている実感だけがありました。

    焦った私は、とにかく説明会に申し込み続けました。講義の合間を縫っては、さまざまな業界の説明会に参加する日々。まずは説明会という場に慣れて、夏から就職活動をはじめた学生に追いつきたいという気持ちでした。また、多くの業界を見ていればやりたい仕事を見つけられるかもしれない、という期待もありました。

    たくさんの説明会に参加してわかったことは、文章を書くのが好きだという揺るがぬ気持ちです。私の作ったもので、感動をもたらしたい。それが自分のテキストであったら、とても素敵だと感じました。けれど、そんな仕事が果たしていくつあるでしょうか?仕事があったとして、実務経験のない私に務まるでしょうか?教員になることを諦め、就職活動に出遅れた自分には、夢を求める暇はありません。そう思い込んだ私は「自分を納得させるための仕事」をひたすら探し続けました。

    夢を叶えられる可能性が見つかった!

    苦しい就職活動のさなか、逆求人型サイトに一通のメッセージが届きます。

    プラスカラーからのスカウトです。

    「義務でなく意志で動く人が集まる組織」という言葉に惹かれました。勢いのまま説明会に参加すると、プラスカラーは今まで私が調べた企業とは全く異なる場所であることがわかりました。

    時間や場所を制限しない働き方を推奨していること。実践型インターンシップで実務経験が積めること。その業務内容に記事執筆があり、自分の好きな文章の制作を仕事に生かせること。

    時間や場所に縛られない働き方ができれば、今からでも人生を自由に変えられるかもしれません。さらに、このインターンシップなら文章を書く実務経験ができ、仕事発見につながる可能性もあります。「自分の作ったもので人を動かしたい」という夢の第一歩が、ここでなら踏み出せると直感しました。

    もちろん、参加するにあたってのプレッシャーは大きなものです。当時の私は就職活動をはじめて3週間ほどしか経っていませんでした。自己分析もエントリーシートも仕上がっていない中で、自信があるのは「とにかく何かを掴みたい」という熱意だけです。

    私は、プラスカラーのインターンシップに申し込みました。

    はじめてのインターンシップ選考はドキドキの連続

    求められたのは、エントリーシートと5分間のピッチ動画の提出です。ピッチ動画という選考形式は、他社にあまり例のないものだと今ならわかります。とはいえ、当時の私はそれすら知らないまま課題に取り組みました。

    そもそもピッチ動画とは何なのかを調べることからはじめました。本来は、企業が投資家にわかりやすく事業内容を伝えるためのものだそうです。つまり、簡潔で見やすい資料を作るべきなのだと解釈しました。結果、白い背景に文字を載せただけのスライドが完成しました。視覚的な魅力に欠けたスライドだったと、今では反省しています。

    Zoomを用いて動画を撮影する方法も新鮮でした。カメラを前にスピーチを行うのは、対面で発表するより何倍も緊張します。自分と戦いながら、何度も撮り直して完璧な動画に近づけていきました。

    成果物を送信した時の緊張と高揚は、今でも忘れられません。思い切って送ったあとは、あまり期待しないように結果を待ちました。それでも、毎朝メールボックスを開くたびにドキドキしていました。

    果たして合格できたのか?

    選考結果はすぐに届きました。

    「補欠合格」の文字を見て、安堵と悔しさが同時に込み上げます。

    小説の執筆は趣味ではありますが、人より多くのテキストを書き続けてきた自負はありました。にもかかわらず、エントリーシートやピッチ動画で結果を残せなかったのです。私は社会に出て、通用する人材になれるだろうかと不安が募りました。

    一方で、期待が湧き上がります。

    補欠でも、合格です。短期インターンシップに参加する権利を得た私は、文章を書くことが実務経験につながる機会にわくわくしました。ライティングをお仕事にしている方に、自分の書いたものを評価していただける機会なのです。何としても、成長したいという向上心に燃えました。

    そして今、プラスカラーのインターンシップにて本記事を執筆しています。

    本インターンシップでは、事実をもとに執筆するスキルを高めるため、様々な工夫が凝らされています。開始からたった1時間で、すでに勉強になることばかり。詳細については、ぜひあなたの目で確かめてみてください。

    あなたは「内定をいただくこと」が目標になっていませんか?

    就職活動は、夢を手に入れるチャンスです。内定の先にある理想のため、何事にも挑戦してください。そうして偶然に参加したインターンシップが、あなたにとって大きなステップになるかもしれません。

    あらゆる経験を恐れず、夢を信じて走りましょう。私もひとりの就活生として、みなさんと一緒に駆け抜けます!