• 最終更新:2022/03/03

    はじめまして、2020年12月にブリガムヤング大学ハワイ校を卒業した中村麗菜といいます。専攻は美術学部油絵学科で、美術史と美学を通して美の多様性を学び、水彩や油絵などの実技の授業から魅力的な構図と色遣いを学びました。その他には、動画制作、Photoshop などのデジタルツールの技術も学習しました。ひとりで課題について調査したり、作品を製作したりしていたので、大学生活はひとりで過ごした時間が長かったように感じます。そんな生活のおかげか、私には自分の生活と仕事を両立できるワークライフバランスを取りたいという就職活動の軸ができました。ただし、この就職活動の軸を大事にしようと思うようになったのは最近のこと。なぜなら正しい行動を取るまで時間がかかってしまったからです。

    失敗も経験した就職活動

    私が就職活動をはじめたのは大学3年生の時です。私はハワイの大学に在学していたので、最初はボストンでキャリアイベントに参加していました。しかしながら、当時の私は「就職活動をする」ということをしっかりと自覚しておらず、自分に自信がなかったためあまり成果はありませんでした。それから就職活動を1年続けましたが、面接とエントリーシートを書くことが怖くなってしまったことから、大学を卒業すると逃げるように短期の専門学校に入学。そして2021年の9月、私は勇気を振り絞って就職支援サービスを使うことにしました。その甲斐があったのか、内定をいただいたこともありましたが、その時の私は自分がどう働きたいかよりもとりあえず就職することを念頭に置いていたので、後からその会社で働く自信を失って辞退してしまいました。その失敗を経て、もう一度自己分析を重ね、様々な媒体を通して就職活動をしていた時、プラスカラーを見つけました。

    プラスカラーの2つの驚き

    私がまずプラスカラーについて驚いたことは、採用担当の方が「長期インターン生」だったということです。「学生でありながら社会人と同じように働かせてもらえるなんて、親切な会社に違いない」と思いました。そしてもう1つ驚いたのは、その価値観でした。会社説明会でプレゼンターの方はこう言いました。「近い未来、1つの会社で一生働く時代から、個人で自分らしく働く時代が来る」。その時私は、学生時代に自分のペースで物を作ることが好きだったこと、お金より生活と仕事を両立させたいと思っていたことを思い出し、プラスカラーは私のその望みが叶う会社だということに気がつきました。そしてインターンシップがあると知った時、テレワークで自分の家で自分のペースで働くということはどういうことなのかを身を持って体験できるということに大きな魅力を感じました。また、自分を最大限に活かせる働き方を知りたいと思いこのインターンシップを受けることを決意しました。

    インターンシップ参加に向けて乗り越えた壁

    インターンシップに挑戦すると決めてすぐに壁に突き当たりました。それは、エントリーシートと5分間のPR動画。PR動画では自分をどのように表現したらいいのかわからなかったため、最初の何日かは考え込んでいましたが、LINEで採用担当の方に相談ができると知り、すぐに相談して作りはじめました。5分という時間は思ったよりも短く、話を制限時間内にまとめることがなかなかできませんでした。タイマーを設定したり、情報を取捨選択をしてノートに整理したりすることで何とか5分以内に収めることができました。エントリーシートでは自分のどの経験を書くのがよいか迷いましたが、考えた結果、自分が一番自信を持っている経験について書きました。その際は、読み手が読みやすいように結論から書くことを心がけました。エントリーシートとPR動画を作り終えた時は、まずやり終えたことにホッとしましたが、同時に合格できるかどうか不安に思ったことを覚えています。

    テレワークで働くということ

    インターンシップに合格したと知った時、自分に可能性を見出していただいたことに嬉しさを感じました。それと同時に、臆病者で経験の浅い私に、たとえお金をいただかなくても、人に見せられるような業務ができるかとても不安に思いました。それでも選んでいただいた期待に応えられるようにしっかりと業務をこなそうと決意しました。

    インターンシップがはじまってまだ1日目ですが、驚いたことがあります。それは私が思い描いていたテレワークと実際のテレワークのギャップです。いただいた業務指示には思っていた以上に細かいスケジュールが書かれていました。それを見て私は、テレワークやフリーランスで働いている人こそ、時間の管理をしっかりしなければいけないということを学びました。フリーランスで働くには、責任が伴うということです。私はこのインターンシップを通して、フリーランスで働けるようにもっと計画的に仕事をできるようになりたいと思いました。

    私はこのインターンシップに挑戦してよかったと心から感じています。今なら自分の行動は正しかったと自信を持って言えるからです。あらゆることに恐れを感じて行動ができない人はたくさんいると思いますが、勇気を振り絞って行動すれば、その行動が無駄になることは絶対にないはず。読者のみなさんも歩を進めて、自分に合った働き方を見つけていただければ幸いです。