私がインターンをする理由
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最終更新:2020/05/19
はじめまして。東洋大学経営学部の坂本実央と申します。 友人と遊んだり、他愛のない話をしたりすることが大好きな普通の大学生で、現在は21卒として就職活動をしています。大学3年生になるタイミングでいざ就職活動をはじめようとしても、何から手をつけたらいいかわからないことだらけで、本当にどうしようと思っていました。行動を起こそうと思っても自分に自信が持てず、目には見えない強敵がいるような感覚でした。こんな私がなぜインターンシップに参加しようと思ったのか、インターンシップに参加して何を感じたのかを伝えることで、少しでも皆さんの力になれればいいなと思っています。
~就職活動、何をしたらいいのか分からなかった自分~
大学3年生の春を迎えてから、漠然と「就職活動をしなくちゃ」「何かはじめなくちゃ」という気持ちがありました。そこで、大学3年生の5月に、思い切って内定直結型の就職活動のイベントに参加してみたことが私の就職活動のはじまりです。右も左も分からないなりにとりあえずやってみようという気持ちはあったので、周囲の友人と比べたらスタートは早かったと思います。そのイベントでは、周りの就活生がキラキラと自分の夢を語り、企業にアピールをしていました。一方、何も準備をせず飛び込んだ私は、質問ひとつさえできないまま時間が過ぎてしまいました。「どうしよう。自分は何もできていない」と、ここで自信を無くした私はいつしか就職活動から逃げるように目を背けてしまいます。そして、何もしないまま6月頃になり、周りの友人たちも徐々に動きはじめました。「置いて行かれてしまうかもしれない」と、再び焦りや不安を感じましたが、やっぱり何をしたら良いのかわかりません。
~自分に自信がない。不安がぬぐいきれない。後押ししてくれたのは友人の言葉~
時はあっという間に流れ、気づけば8月。その頃には既に周りの学生のほとんどがインターンシップに参加していました。私は、何か特別な経験をしてきたわけでもない自分に自信がなく、何がやりたいのかわからないという不安がぬぐい切れずにいました。企業のことについては「わからない」で全て済ませようとして、企業・業界研究には手を出せずにいました。そのため、企業を検索しても“インターンシップに参加する”のボタンを押せないまま時が過ぎていく日々…。しかし、「このままでいいのだろうか?」「自分のことも企業のこともわからないままになってしまうのではないか?」「何か行動に移すべきなのではないか?」という気持ちもありました。後押しをしてくれたのは、インターンシップ経験のある友人でした。「インターンシップは絶対に行ったほうが良い。企業のことも知ることができるし、自分の考えも広がるから一石二鳥だよ。行動しないほうがもったいない」と、言ってくれたのです。その言葉で「わからないと逃げてばかりではだめだ。自分から知ることが必要だ」ということに気づかされました。
~「わからないから不安」が解消された。私が前向きになれた理由~
はじめこそ友人の後押しをきっかけにインターンシップへ参加していましたが、その後は、自分から進んで10社ほどの1dayインターンシップに参加しました。インターンシップに参加するか迷っている人も、まずは自分の興味のあることから手を伸ばしてみてほしいと思います。私の場合、アパレル・広告・マーケティングに興味があったので、少しでも知りたいと思った企業のインターンシップには参加するようにしました。誰かの後押しがなくても参加しようと思えた理由は、今まで「わからない」と、逃げてきた自分が、就職活動に対して前向きになれたからです。 インターンシップに参加して一番感じたことは、「文字だけでは伝わらないものを知ることができる」ということでした。たとえ1dayでも、同じ会社を見ている学生がどんな人なのか、会社の先輩はどんな考えを持った人なのか、ということを自分の肌で感じることができます。「この会社の人は明るくて、はっきりと意見を言うなぁ、集まっている学生も同じ感じがする」や、「この会社の人は真面目で穏やかな印象だな」など、些細なことでも、私にとって自分に合う会社を見つけるための重要な判断材料になりました。
~あと一歩をためらっている就活生に伝えたいこと~
インターンシップに参加して、期待以上の学びを得ることもできました。他の就活生との会話を通じて、周りに流されず就職活動をすることの大切さを学ぶことができたのです。インターンシップでは、周りの人と差をつけるために参加している人や、まだ始めたばかりで業界を知ることが目的の人など、1人1人の学生が、自分のペースで就職活動をしているということが分かりました。それまでは周りのペースに流されて就職活動を行なっていましたが、自分のペースで自分らしく進めていけば良いということを知ることができました。 「就職活動をはじめようと思っても何からやればいいかわからない」「どんな企業が自分に合っているのかわからない」と困っている方は多くいると思います。私自身、就職活動をはじめたときは、「なにもわからないし、どうしたらいいの」と、途方に暮れていました。しかし、何もしないままでは何も変わりませんし、何かを得ることもできません。私は、友人の助けもあり思い切ってインターンシップに参加したことで、社員の方々の会社に対する思いや働き方、周りの学生の状況を自分の肌で感じることができました。
もしも、あなたがインターンシップに参加することを迷っていたら、そのボタンを思い切って押してみてほしいです。「何もわからない自分」からちょっとでも前に進むことができると思います。「わからないから見ない。わからないから応募しない」と逃る自分よりも、前向きな気持ちで就職活動と向き合うことができます。