私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】自信を持つために、一歩目を踏み出してみる

  • 最終更新:2020/06/22

    初めまして、東京造形大学造形学部4年の佐々木栞です。大学ではグラフィックデザインの勉強をしています。 「デザインの勉強をしているなら制作職に就くんじゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。恥ずかしい話なのですが、私は絵が好きというだけのなんとなくの理由で、美大のデザインの専攻に入学してしまいました。私のいるグラフィックデザイン専攻では、たくさんの制作課題が途切れることなく出されます。元々デザインに強く興味があったわけではなかった私は、この3年間ですっかりデザインを仕事にすることに自信をなくしてしまいました。 今回は、そんなやる気も自信もなくした私がどうしてインターンに参加することにしたのか、そこに至るまでになにを感じたのかをお話したいと思います。

    ~就活を先延ばしした結果~

    友達との話題に就活が出てくるようになった、3年生の春。私は自己分析もほとんどしないまま、とりあえず憧れていた出版業界を志望することに決めました。当時の私は、学校で紹介された就活サイトしか利用していませんでした。大手の企業、しかも数社しか目をつけていない状態で、「インターンも会社説明会もまだ先だから」と何もしないまま放置する結果に終わってしまいます。それからはサークルやアルバイトに打ち込む日々が続きました。

    後期の授業が終わり、年が明け、2月上旬。ここまでなにもしていないのはさすがにまずいのではないかとようやく思い立ち、就活エージェントに登録。私はエージェントの方のお話を聞いてから、やっとまともな自己分析を始めることになりました。しかし、私はそれまでまったく自己分析をしてきたことがありません。自分の今までの経験からだけでは、自分はなにができる人間なのか、本当はなにに興味があるのか、自分の納得のいく分析をすることはできませんでした。

    ~自己分析ができないまま就活スタート~

    「このままではどこにも就職できず、何にもなれないのではないか」 皆さんの中にも、同じような不安を抱えている方がたくさんいると思います。私はある日、大学の先輩からこのようなことを言われました。 「なにかしていればなにかしらにはなれると思うよ」 この言葉で就活の根本的な悩みが解決したわけではありません。ですが、私は少し方向性が見えてきたように感じました。

    それから私は、元々登録していた就活サイトの他に、スカウト型のものや中小企業を中心としたものなど、複数のサイトに登録をしてみることからはじめました。今まで見たことのない業界や職種について知っていく中で、私は「ワークライフバランスがとれている」と「育成環境が整っている」という軸が自分には合っているのではないかと思いはじめました。 ところが、就職活動の軸が見えてきて、これで順調に進むと思いきや、結局自分がなにをしたいのかはますますわからなくなるばかり。私は考えの影響を受けやすく、どの企業の言うことにもすぐに共感してしまいます。エントリーシートや面接の回答もそれに沿ったものを考えてしまうため、自分の考えがあちこちに散らばってしまいました。

    ~すばやい決定でハードルを下げよう~

    私がプラスカラー のインターンに参加したのは、実際に仕事を経験する中で、自分の考えや興味を改めて知りたいと思ったからです。業界を絞らず、自分が働きやすい企業を中心に探しはじめた頃、登録していたスカウト型の就活サイトで、プラスカラー からスカウトがきました。なんの企業なのかもよくわからないまますぐにスカウトを受け、説明会に参加してしまいました。そこでインターンを開催していることを知り、その場で参加を決め、今こうしてインターンに参加しています。その場ですぐ決めるくらいでちょうどいいのだと思います。 就活のような気の進まないことは、最初の一歩目を出すまでが、私にとってはとんでもなくハードルが高いもの。そういうことは、とにかく少しでも手をつけることで、ハードルを小分けにすることができるのではないかと思います。私と同じような行き詰まりをしている方は、自分なりの一歩目を出すことをしてみるといいかもしれません。

    ~踏み出した自分に自信を持って~

    一歩目を踏み出してはみたものの、まだまだ不安が尽きません。私は今まで一度もインターンに参加したことがありませんでした。こんな状態では企業にご迷惑をかけてしまうのではないだろうか、私にできることなどないのではないだろうかと考え込んでしまいます。ですがそれよりも、「もっと早くインターンに参加しておけばよかった」という後悔が強いように感じます。もっと早く経験しておけば、できることが今よりもあったかもしれません。今よりも自信を持って行動できたかもしれません。 しかしながら、後悔していても仕方ありません。今できることといえば、このインターンを通してより多くのものを得られるよう行動するほかないのです。なによりも、これまでなにも行動しなかった自分よりは前に進めたと自信を持つことも必要です。インターンの参加という一歩を踏み出すことで、きっと就職活動の二歩目、三歩目につながっていくはずです。

    今、感染症の流行の影響もあり、思うように就職活動が進んでいないという方も多いかと思います。もう諦めてしまいたいと思っている方もいるかもしれません。ですが、諦める前にとりあえずなにかしてみるというのも、一つの手です。今まで見たことのない企業を見てもいいかもしれませんし、インターンに参加してみてもいいかもしれません。やってみたことがすぐには成果にならなかったとしても、長期的に見た時、自分の身になっているのではないでしょうか。