私がインターンをする理由
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最終更新:2020/07/10
こんにちは!私は都内の私立大学に通う4年生です。現在、2021年新卒として就活を行っています。みなさん、現在メインで就活をしている就活生の状況、気になりませんか? 私は、今年3月末に1社内定をいただきました。しかし、自分が納得した上で仕事をして活躍したいため、現在も活動しています。ここに至るまで、説明会参加社数60社以上、総エントリー数50社以上にのぼり、その9割は序盤で落ちています。さらに新型コロナウイルスの影響により、選考が中止・停滞している企業も多く、例年の就活生と比較すると厳しい状況でもあります。正直、この記事を書いている現在も辛く感じています。
~流されるまま始まった就活。当時の心境とは?~
就活をはじめたのは2019年7月、大学3年生の時。大学3年生向けインターンシップの受け入れがはじまる時期。一言で表すのなら、世の流れに乗ったようなものです。その時は「とうとうはじまった……」という心境でした。当時の私は将来について考えなければいけない時期と把握しつつも、日々の大学生活や趣味であるアイドルオタクの活動に目が行っており、現実逃避をしていました。今が楽しければ良い。面倒くさいことは後回しにしてしまう私の悪い癖もありました。インターンシップ以前の活動は、大学の必修科目であったキャリア形成に関する授業を受講するのみ。まともな活動はしていません。この時の私は「やりたいことなんてないな」と思う程度で、深く考えることすらしていません。「日々の日常をこなすことの方を優先してしまう」「お金さえあればなんでもいい」と思っていました。今振り返ると、ただただ現実逃避をしているだけで将来について何も考えていなかった、当事者意識がなかったと痛感しています。
~いよいよ前哨戦!インターンシップとの出会い~
就活をはじめた頃は、皆が知っているような有名企業しか見ていませんでした。有名企業であれば、どんなことをしているか容易に想像つきやすい上、安心しやすかったことも一つの要因です。そんな時、就職ナビサイト主催のインターンシップ合同説明会に参加し、ある有名企業のインターンシップを知ります。第一印象は「大変だな。でも面白そう!」でした。この企業の事業内容は、私が半ば強引にぼんやりと考えていたやりたい仕事である「人材に関わる仕事」「企画立案」に関係していたものだったのです。説明を聞くと「5日間で何から何まですべて完成させる」という大変そうな内容でしたが、このインターンシップへの参加は即決しました。「人手不足を解決したい」「自分で企画を立てて問題を解決したい」その両方を業務体験ができる喜びがあったのです。それに、インターンシップが盛んに行われる夏休みの間は、就活が本格化する前において、一番自由時間ができる期間です。夏休みならばインターンシップを通して将来をじっくり考えられます。就活が本格化する前に自分がやってみたいと思っている仕事について真剣に考える時間は今しか無い。そんな思いがありました。
~ハードルの高さ……私の強い思い~
参加にあたっては、就活ナビサイト上に参加応募フォームがあり、そこから申し込みをしました。人気企業のため、事前に行うインターン選考など特別な選考があると思っていましたが、先着順で誰でも参加できるものでした。しかしすぐに満席になる日程が多かったことが印象に残っています。インターンシップの合同説明会でも、各回ブースから溢れんばかりの学生がいた人気企業。インターンシップの段階で競争率が高そうな企業でも参加ハードルを超えることができたのは、周りの友人・学生たちも私と同じような状況です。 皆、やりたいことが無い中で参加し自分の将来について考えています。私だけ落ちこぼれるわけにはいかない。この夏休みに成長したいという気持ちが高まり、私も負けていられないと強く思いました。
~参加決定!参加を控えた心境~
参加が決まった時は、「やっと職業体験ができる!」という喜びと同時に、最後まで心が折れずにやり切れるか不安がありました。 この時私が参加したインターンシップは、5日間かけて「現在の就活生が参加できるような新しい就活イベントの企画立案をする」というものでした。インターンシップの内容としては、非常に面白そうと思えるものであり、どんな体験ができるか楽しみでした。しかし、一緒にチームを組む相手は当然初対面の方であり、そもそも「コミュニケーションを取れるのか」「この人たちと馴染めるのか」「このハードスケジュールをド素人がこなせるのか」という不安が大きかったのも事実です。
インターンシップは一部では本選考の一環である認識ですが、私は就業体験の役割が大きいと考えています。「自分の成長ができる環境なのか」「自分に合う・合わない仕事、自分が本当にやりたい・やりたくない仕事とは」など、今後の自分の働き方を考え見極める場であることを期待していました。実際このような期待を持ちつつ参加した結果、微かなものではあったものの企業の雰囲気やスタンス・仕事内容を把握でき、その後の就活に活かすことができました。
もし、私にインターンシップの参加を迷っている友人がいたとしたら、「将来を考える絶好のチャンスであり、恐れることはない」とアドバイスをするでしょう。私自身、これまで様々なインターンシップに参加してきました。どの企業の人事担当の方々も、口を揃えてこうおっしゃっています。「この機会をものにし、将来自分は本当に何がしたいのか見極めてほしい」と。