私がインターンをする理由
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最終更新:2020/11/18
はじめまして、とある大学の教育学部に所属している大学生です! 普段から夕飯のメニュー1つを決めるのにも数十分は迷ってしまうほどの優柔不断で、なかなか新しいことに踏み出せない性格の私ですが、22新卒での就職を目指して現在はインターンシップだけでなく早期選考にも参加してます。就職活動に関しては今年9月ごろから本格的に自己分析や企業分析をはじめました。ここまで読んでいただいた方の中には、私のことを「それなりに優秀な就活生」と評して下さる優しい方がいるかもしれません。しかし今年の就職活動、これは私にとって二度目の就職活動になります。
~就職活動で後悔したくない人は多いのでは?~
一体どういうことなのか? 実は私は21新卒として一度就職活動をし、そして失敗しているのです。私が二度就職活動をすることになった原因は、新型コロナウイルスでした。この秋から予定していた交換留学が5月に突如中止となり、私は急遽就職活動と向き合うことなりました。何の予備知識もないまま途中参加した一度目の就職活動は惨敗。インターンシップも自己分析も何一つやって来ていない状況で臨んだため、当然の結果ではありました。しかしこの経験は、私から就職活動に対する自信を奪っていきました。お祈りメールや新型コロナウイルスによる採用停止の連絡が続く中、なんとか内定をいただいた企業もありましたが、本当にここで決めてしまってしまって良いのかと考え込んでしまいました。それは、最初から最後まで全力で就職活動に臨めなかったことに対する悔しさによるものでした。そして、散々悩んだ末にもう一度就職活動することを決意したのです。
~参加した方がいい。わかってはいるけれど…~
就職浪人を決意した私が最初にやらなければならないと考えたのが、「インターンシップへの参加」です。一年前のこの時期に同期が参加していたことは知っていました。しかし留学準備に時間を費やしていた私は一度も参加したことがなかったので、インターンシップに関わる全てのことがはじめての経験でした。最初の頃は持ち前の優柔不断を発揮し企業に応募することに躊躇してしまい、なかなか応募できない状況が続きました。「どの企業に応募すればいいのか?」「自分に向いてる職業とは?」「自分のやりたいことは?」考えれば考えるほどわからなくなってしまい、もう後がないという漠然とした不安や焦りを感じつつも、インターンシップの参加意義さえも見失うモチベーションの低い日々が続きました。
~インターンシップは考え方を変える~
このままではいけない、そう思っていた矢先に耳にしたのが、友人の進路報告でした。同期として仲良くしてきた友人との現状の差に愕然とし、真剣に就職活動に向き合うためのけじめをつけなければと決意。両親に就職浪人することを伝えました。同期から一年遅れてしまった自分を受け入れられずにいましたが、これによって気持ちを固め、本格的に就職活動と向き合うことができるようになりました。今度こそ後悔のない就職活動したいという思いから、恥を忍んでかつての同期である友人から就職活動のアドバイスをもらい、少しでも興味があると思った企業にはインターンシップの応募をするなど挑戦してみました。
そうやって参加した、とあるインターンシップで聞いた言葉が今も印象に残っています。それは「就職活動は自分が楽しく働ける姿を思い描き実現させるための活動である」という言葉です。昨年の経験から苦しくて辛いというイメージしか持っていなかった就職活動を前向きに考えられるようになったのは、この言葉がきっかけでした。~新たな自分の発見=自分の可能性の発見~
インターンシップを通して素敵な価値観に出会えた私は、そこからさまざまな企業のインターンシップに参加。そこで働く自分の姿を想像することに楽しみを見出だせるようになりました。インターンシップに参加した方がいいと考える理由は、これだけに留まりません。それは、インターンシップを通して自分や企業について新たな発見があるかもしれないということです。例えば私は、自分には不向きだと思っていたIT関連や営業のインターンシップに参加してみたことで、実は「自分が発信する能力」以上に「相手の話を聞く」能力の方が大事だと知りました。お客様との対話の中から潜在ニーズを探して解決につなげることに達成感や楽しさを感じ、今まで自己判断で自分の可能性を狭めていたことに気が付きました。同様に、自分の適性や企業とのマッチングなど、インターンシップに参加することでしかわからないことがたくさんあると気づけたことも参加した意義の一つであったと感じています。
一度目の就職活動の際、就職活動というものに対する意識も薄いまま流されるようにはじめ、新型コロナウイルスに振り回されただけで終わってしまったことを今でも後悔しています。私のように後悔したくないなら、今自分で決意してはじめてほしいです。
インターンに申し込むことは、ハードルが高く見えて実はそれほど難しくありません。そのちょっとの勇気で新たな発見がある可能性があり、とりあえず参加してみることで見えることは多いと思います。興味のないところでもチャレンジしてみることで、本当に自分には合わないことを再確認できるかもしれないし、逆に実は向いてることを発見できるかもしれません。私自身はインターンシップに参加して良かったと声を大にして言えます。友人が迷っているなら、迷わずインターンシップを勧めます。それでも最終的に判断するのも行動するのも自分自身。後悔のない就職活動となることを願っています。