私がインターンをする理由
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最終更新:2021/03/08
東京外国語大学、言語文化学部ロシア語専攻の青木茜です。ロシア語で使われるキリル文字(日本では「顔文字でしか見たことがない」という方がほとんどだと思います!) の可愛さと、Origaさんというロシア歌手の歌声に惹かれて、ロシア語を学ぶことを決めてから3年。1年で歌詞が読めるようになり、2年で歌詞の中で知っている単語が増え、3年で発音が向上しすらすら歌えるように…自分の言語力の向上を、歌を通じて感じています。現在は観光学のゼミに所属し、美術館のように美しいロシアの地下鉄と、その観光的価値についての研究を行いながら、22年新卒として就職活動を行っています。今回は私が就職活動に踏み切った経験と、それを後押ししてくださった、プラスカラーのインターンとの出会いについてお話していきたいと思います。
〜社会生活から逃げた大学3年生〜
自己紹介で私は「就職活動を行っています」と書きました。しかし、実は2週間前まで、私は「就活生」ではありませんでした。就職に関する何もかもをしていなかったのです。大学時代力を入れていたアルバイトは新型コロナウィルスの影響で昨年から営業休止に。授業は全てオンラインとなり、ゼミで観光学を学ぶも、新型コロナウィルスの現状を鑑みて観光の道は厳しいのではないか、とぼんやりと考える日々。家族以外と話す機会が次第に減っていく中で、2年生までの「なんでもやってみよう!」と意気込んでいた私は影を潜め、私の心はふさぎ込んでいきました。その結果私が逃げたのはゲーム。オンラインの世界に浸り、ますます社会から隔絶された生活を送るようになりました。秋学期の授業が終わり、ふと気がつくとスーツ店からリクルートスーツの宣伝はがきが。「もう就職か」と漠然と考えると同時に、私は、自分が働く姿を想像することができないことに気が付きました。そして考えました。「これはまずい」。危機感を感じたのはいいものの、これから何をすれば良いかすらわからない状態でした。
〜駆け出し就活生の苦悶〜
とにかく行動を起こそうと、はじめの3日間はひたすら就職サイトに登録し、自己分析ツールとにらめっこを続けていました。しかし、どの企業を見ても「この会社で私は何ができるのか?」ばかり考えて意気消沈。3年生の一年間を、ただなんとなく過ごしてきてしまった私。当然、自己PRを書く手も止まってばかりです。そんなとき、キミスカでプラスカラーのスカウトをいただきました。率直な印象は、「私にはハードルが高すぎるのでは?」でした。私は広告業界については全くの無知。文章を書くのは好きだけれど、社会が求める、人が読んでくれるような文章なんて作れるのか?と悶々としてしまいました。また、スカウトに選考があることを知り、社会生活から逃げてしまった自分に対して引け目を感じていた私は、「応募しても合格しないのではないか?」という恐怖感を消し去ることができず、応募するまでにはためらいがありました。
〜はじめて自分と向き合う〜
しかし、プラスカラーの公式サイトで出会った、「行動指針」が私の心を変えました。それは「昨日を超えるチャレンジをする」という言葉です。これは現状を打破できず、くよくよしていた私に、「プラスカラーでなら、今の私を変える挑戦ができるかもしれない」という一つの希望を与えてくれました。また、実際にプラスカラーで働いている学生インターンの方々のブログを見て、自立して生き生きと働く姿に「自分もこんなふうに輝けたなら」という気持ちを抱きました。そして、自分の殻に閉じ込めてしまった、「なんでもやってみようとしていた自分」を思い出そうと一念発起。初インターンへの応募を決意しました。選考課題はエントリーシートとピッチ動画を作成というものでした。駆け出し就活生の私はエントリーシートも動画作成ももちろん初体験。自分にはPRできるいいところなんてないのでは?と、パソコンの画面を目の前にして逃げ出したくなる気持ちが湧くこともありました。しかし目をそらさずに、5日間で自分がインターンでどのように自分を変えたいのか、学びたいのかを悩み抜いた上で、ありのままの自分で選考課題を作成し提出しました。
〜社会で役割を持った自分になりたい〜
インターンシップの合格通知が来たときには、本当に驚きました。それと同時に、「やってみてよかった」と感じました。就活をはじめて数日はただ情報を漁るだけの日々、目に入るのはコロナ禍での就職の現状を始め、不安な情報ばかりでした。しかし、結局はその情報に振り回されて、得るものもなく3日間を過ごしていただけだったのです。「プラスカラーのインターンに挑戦したい!」という目標が、私に今までの不甲斐ない自分、そして、これからのなりたい自分と向き合い、変えていく覚悟を与えてくれました。そして、インターンで「実際に社会で働く」というチャンスをいただけたということが、「私も社会で役割を持ちたい」というさらなる目標につながりました。インターンで、情報だけではわからない、主体的に考え社会の中で生きていくことを経験する、そして自分が社会に出る意義を見つめ直していきたいと考えています。
インターンに参加することをためらっている人には、失敗を恐れて立ち止まらないでほしい、選考の過程にも価値があるということを伝えたいです。私はインターン選考を通し、はじめて働くこととは何か、どのような人間になりたいかに真剣に向き合いました。選考で選ばれなかったとしても、自己に向き合い、選考に挑んだという経験は就職活動を通じて自信につながります。恐れずに、ぜひインターンに飛び込んでいってみてください!