青木茜_私がインターンで得たモノ

私がインターンで得たモノ

【私がインターンで得たモノ】 働くリアルに向き合い、 社会に出る覚悟を得た8日間

  • 最終更新:2021/03/08

    こんにちは。東京外国語大学、言語文化学部でロシア語を専攻しています、青木茜です。現在は22年卒として、就職活動真っ最中です。プラスカラーのインターンシップには今年の1月末から参加しています。参加の理由は、失敗を恐れて就活に踏み切れなかった自分を変え、「いろいろなことにチャレンジしたい!」と考えていた以前の自分を取り戻したいと思ったため。大学3年生を虚無的に過ごし、就職に対して明確なビジョンすら浮かばず焦っていた私は闇雲に就職サイトに登録。その中の一つに届いたオファーメールがきっかけでした。今回はインターンシップ開始当初、「駆け出し就活生」であった私が、プラスカラーでの8日間を通じて何を学んだのか、共有させていただければと思います。

    〜書くことを極めたいと思った一日目〜

    インターン中は記事執筆、Youtube動画用の台本作成、SNSを用いた広報活動、企業研究など、「広報活動」という一言では片付けられないほど幅広い業務に参画させていただきました。その中でも最もやりがいを感じたのは、執筆に関する業務です。私は昔から日記をつけることを続けていて、日常的に文章を書くという作業に触れてきました。しかし、あくまでそれは自己満足。初日の「私がインターンをする理由」の記事執筆中は、自分の文章は人に正しく伝わるのか?「読みたい」と人に思わせるだけの力があるのか?と疑問に思っていました。しかし、自分と同じように就活に不安を抱き、インターンに参加するのをためらってしまう人に向けて、少しでも勇気を持って一歩踏み出してほしい、という思いをまっすぐに表現することを意識しました。ドキドキしながら提出した記事に、役員の方々から「飽きずに読めた」とコメントを頂けたときには、感動して家で小躍りしていたのを覚えています。自分のスキルを活かせる場所があった!と感じると同時に、自分の書いた文章で少しでも多くの困っている人の心を動かし、行動を起こすきっかけとしてもらいたい、という目標ができました。

    〜好きだけでは成り立たない、働くという「現実」にぶつかる〜

    しかし、社会に出て働くというとき、すべての業務が好きな業務・得意な業務であるとは限りません。インターン2日目~3日目にかけて、私はその現実に直面することになります。2日目の業務は企業情報をPRするYoutube動画の台本作成。PRポイントを対談形式に落とし込み、動画の流れを作るという、前日の記事執筆とのスタイルの違いに大苦戦することになりました。業界事情に踏み込んだ話を盛り込むための情報収集も、今まで自分が企業研究を真剣に行ってこなかったことが仇となり順調にはいかず、大幅に提出時間をオーバーする結果に。また3日目のSNS広報の体験では、TwitterからPRしたいプロジェクトに興味を持っていただけそうな方を選出する、という業務で思うように狙ったアカウントが見つからず、「PR先のターゲット設定」という自分の不得手が浮き彫りになりました。学生という枠を超え、「社会の一員として働く」中での壁に突き当たり、インターンの中間面談を控えていた私は、「これは終わった…」と絶望していました。

    〜挑戦を続ける先輩に学んだ、立ち向かう姿勢〜

    そんなとき、長期インターン生の方々が企画してくださったランチ会でのこと。私が苦戦していた広報業務のプロジェクトで、リーダーをされている長期インターン生とお話する機会がありました。話の中で企業様にPR施策のご提案をしていた際に、経営者の方から「考えが甘い」と厳しいお言葉をいただくこともあったこと、しかしその言葉を受け止めた上で、ピッチ動画をはじめプロジェクトの改良を行い、現在のPRに活かしているということを伺い、感銘を受けました。(未だに同年代とは思えません!)これがきっかけで、新しい業務に対し時間オーバーが続き、心が折れそうになっていた私の思考は変わりました。失敗を嘆いている暇があるなら、それを反省し次の業務に活かす。そう考え、4日目以降、自分の苦手そうな業務がある日には、実は始業前から業務の準備をしてインターンに挑んでいました。結果として以降は業務を時間内に終わらせるという目標を達成する事ができ、8日目の今、自分の進歩を感じています。

    〜インターンで私達が得られるものとは〜

    ここまで、私のインターン体験を共有してきましたが、私がインターンで得たものの本質は2つだと考えています。1つ目は「立ち向かう姿勢」。就活中はもちろん、自分の適性にあった業界や会社に就職できたとしても、社会に出れば必ず自分の不得手に立ち向かわなくてはならない場面に直面します。近年ではジョブローテーション制度等で、就職後に自分の専門とは異なる業務に挑戦しなくてはいけない機会も増えています。その時前向きに取り組むのか、それとも逃げ腰になるのか。インターンで苦手業務にも体当りし挑戦する姿勢を得たことで、私は前者だ、と言い切れるようになりました。2つ目は「社会人としての覚悟」。大学生活では課題提出・単位で失敗しても、基本的に責任を取るのは自分でした。しかし仕事で失敗すればそれは自分の責任にとどまらず、会社の責任になります。また、決められた業務を決められた時間で、かつクオリティを兼ね備えた成果を上げる必要がある、という状況に置かれることで、事前に念入りに準備を行い、確実に目標を達成するという覚悟を学びました。

    インターンには、実体験でしか学べないことがたくさんあります。毎日が初めてと失敗の連続でしたが、周りのみなさんからアドバイスを頂き、失敗を成長につなげることができました。高い目標を持った人々との出会いに向けて、踏み出す覚悟を決めるのは自分。自分の殻を破り、「私は社会の一員としてやっていける」という自信を持って就活に臨むための第一歩として、皆さんにもぜひインターンに挑戦してほしいと思います!