私がインターンで得たモノ
-
最終更新:2022/04/06
はじめまして。私は、明星大学デザイン学部デザイン学科3年の鈴木絢珠です。
就活は現実と向き合う時間です。
半年ほど前から始めた就活。今あるスキルと知識と情報で挑まなければならないと思うと憂鬱で、周りに引きずられる感じで就活を進めていました。
私が、プラスカラーのインターンに参加した理由は、業界研究と自己分析のためです。自分が将来何をやりたいのかを明確にするために参加しました。
この記事は、まだ将来自分が何をしたいか分からないと思っている人に向けて書きたいと思っています。私自身、夢はなんとなく持っていたものの、現実的ではないと思いほぼあきらめかけていました。私がどうやって、将来やりたいことを明確にしたか。その方法をお伝えしたいと思います。
学びを実践!集客業務の楽しさを実感
私はなんとなく広報・PR業界で仕事をするのが向いているんじゃないかと思いながら就活をしてきました。というのも、大学ではデザインを学んできたこともあり、人にモノを伝える方法をそれなりに知っていたからです。
プラスカラーでは、学んできたことを実践で活かすことができると思い、とてもワクワクしていました。特に、5日目の業務であるSNSを使った集客の業務では、自分の得意な部分を存分に活かして取り組むことができました。
Instagram用の投稿を作ったり、投稿文を考えたりと自由に集客業務ができて、とても楽しかったです。どうしたら、投稿に興味を持ってもらえるのか。メッセージを送りたくなる投稿文をどう工夫したら作れるのかなど、相手の目線になって色々考えて作りました。
結果、後日、TwitterのDMでメッセージを頂けたり、8日間のインターン中にInstagramのフォロワーを増やすことができたりと、たくさんの方から興味を持っていただけました。
それが本当に嬉しくて、もっとこの仕事をしたいと思うようになりました。この実務のおかげで、やりがいのある仕事をする楽しさや自分に合った仕事をする大切さを知りました。
思わぬところで自分の知らない自分を発見
しかし、仕事は楽しいことばかりではありません。最初の1日目の業務は苦労・失敗ばかりでした。初めての仕事でとても緊張していて、上手く立ち回ることができなかったのを覚えています。時間内にやるべき業務が終わらなかったり、業務で使うソフトの使い方が分からなかったりと大混乱。
時間に振り回されるがまま、あっという間に1日が終わりました。 2日目も時間に振り回されて何も分からないまま過ぎるのは嫌だなと思い、それなら次はどうしたら良いかを考えました。
考えついたのは、とにかく1日の業務内容を読み込むことです。やるべきこと・目標を明確にしたり、分からないことはメモに書き出して、質問をスムーズにできるようにしたりと、自分がどんな感じで仕事をしていくのか想像しながら事前準備を行いました。
そのおかげで2日目はびっくりするほどスムーズに業務に取り組むことができました。反省点を考え、それを次に活かして取り組む大切さを身をもって学びました。
また、「私って反省をそのままにしないで、しっかり改善して取り組める力があるんだな」と知りました。思わぬところで、自分の知らない自分を見つけ出すことができて嬉しかったです。
夢に見て見ぬふり。そんな自分に気がついた
楽しいことも苦労したことも体験しながら、8日間の実務インターンをやり抜きました。このインターンのおかげで、元々少しだけあった「自分が楽しいと思える仕事がしたい」という気持ちがとても強くなったのを感じています。
私はインターンをしていく中で、見て見ぬふりをしてきた自分の夢に気がつきました。
就活は、仕事をする場所を決めるためだけにするものではない。自分が将来何をしたいのかを明確にするためにしているんだと気付かされました。
フリーのイラストレーターになりたいと思っていた時期がありましたが、今の技術では到底無理だとあきらめていました。
しかし、プラスカラーはフリーランスとして活躍している方がとても多いのが特徴です。ある方は、大学では教育分野を学び、同時にwebデザイナーの勉強をしながらプラスカラーで仕事をしています。
その方を見て、技術がないということと夢をあきらめるのは違う、と勇気をもらいました。インターンを得て自分がやりたい仕事をする楽しさを知り、その思いがふたをしていた自分の夢をもう一度思い出させてくれました。
インターンは「私も知らない自分」に出会える最適な手段
インターンは、自分の知らない自分を見つけるのに最適な手段です。今回のインターンを経て、自分のやりたいことや、自分の良いところ、悪いところなどたくさん見つけ出すことができました。
たとえば私は、「反省点を考えて次に活かせる」「広報の仕事が向いている」「やりがいを持って仕事に向き合うことができる」「先の見通しが甘いところは直すべき」などです。 インターンに参加する前は、将来どうしたいのかぼんやりしていて「バリバリ働いてかっこいい女性になりたいです」というような抽象的な回答しかできませんでした。
今は自信を持って「人にモノを伝える広報の仕事をしながら、イラストレーターとしてのキャリアを積みたいです」とはっきり答えることができます。
インターンは、業界研究や自己分析ができるだけでなく、自分の就活軸そのものの考え方を見直す良いきっかけです。
見て見ぬふりをしてきた自分の夢を見つけられたのも、夢を諦めなくて良いという考え方ができたのも、全部インターンを通して自分としっかり向き合うことができた結果だと思いました。
これからは、気づくことができた自分のやりたいことをもっと大切にしてあげたいと考えています。
私は、インターンを通して、自分の知らない自分を見つけ、将来何をしたいのか明確にすることができました。自分のことは自分が一番よく知っていると知った気にならず、どんどん研究していくことが大切です。
将来やりたいことが分からない人は、まず、インターンから自分探しをしてみるのをおすすめします。自分でも知らなかった気持ちや夢に出会えるかもしれません。