私がインターンで得たモノ
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最終更新:2020/11/27
こんにちは!帝京大学3年生の阿部祥大です。現在22卒として就職活動を行っております。今の心情を少しお伝えすると、私はこれまで「何かをやり切った」という経験がなく、自分に自信がありません。そのため、仕事の中で自信をもって「20代はこれを頑張った」というものを作りたいという夢を持っています。今年の夏に参加したインターンシップは、この社会情勢の影響から、オンライン開催のものばかり。しかも、そもそも仕事体験がなかったり、体験があったとしても本来の業務とかけ離れているものばかりでした。仕事体験の具体性を重視している私にとって、これらは満足のいくものでありませんでした。そんな時にプラスカラーから選考インターンシップ参加のスカウトをいただき、8日間の選考インターンシップを通して自分の学びにつながるのではないか、自分の適性がわかるのではないかと考え、参加を決意しました。
~自分の市場価値の低さを思い知られた8日間~
インターンシップでは、記事執筆、企業リサーチ、SNS投稿文作成、アドレカレッジの広報企画案の策定や実行といった、さまざまな業務に携わらせていただきました。これらの業務には、これまでの私のサークルやアルバイト経験から生かせることはなく、すべて一から学び体験することばかりでした。さらに、もとから物わかりの良い性格ではないため、業務を理解することに時間を費やしてしまっていました。これらに加えて、他の選考インターン生と同じリサーチ業務を行った際に、私の方が提出が遅かったにも関わらず、リサーチした内容のまとまりがなく、質の低い内容の成果物しか出せませんでした。
その結果、私はインターンシップがはじまって間もなく、「社会に出た時に価値のない人材」だと理解し、さらに自信を失いました。しかし、せめてこのインターンシップの期間にどうにかこの初歩的な課題の克服方法はないかと考え、出した答えが「その日のタスクを自分の言葉でメモしてみる」ことでした。この取り組みで、少しではありますが、無駄な時間を少なくでき、私の中で小さいながらも成長を感じることができました。~社会人と同じ業務体験をしたからこそ学べたこと~
そんな私がこのインターンシップを通して、学んだことは2つあります。1つは、仕事において常に目的意識をもち、WHY?WHY?を追求すること。もう1つは、業務を行うにあたり、質よりも優先すべきなのはスピード感ということです。
「目的意識を持つこと」とは、与えられたタスクに対して何も考えずにただ業務を遂行するのではなく、常に「この業務をなぜ行うのか」と本質を捉えることです。そのように常に考えるという思考を習慣づけることにより、無駄な業務を行うことが無くなります。目的意識を持つことでその仕事に対しての熱意も変わります。「スピード感を持つこと」というのは、期限(時間)の意識を念頭に置き、その期限から逆算して分単位で計画を立て、複数のタスクをこなすことです。特に私のようにスキルのない人は、期限を過ぎてまで悩んで作り上げた「成果物」とスピード感をもって多少の妥協をして作った「成果物」では大して変わりはありません。与えていただいた期限を過ぎてしまうことの方が、多くの人に迷惑をかけてしまい社会人失格です。できないなりにもスピード感を持って「成果物」を提出することで、責任感と誠実さを伝えられるとわかりました。~自分の考え方が180度変わったインターンシップ~
インターンシップを通して影響を受けた経験も2つあります。1つ目は、1人作業が苦手であること、2つ目は、企業に対して社会人との認識の違いを知ったことです。このインターンシップへの参加目的の1つとして、「適性を図ること」がありましたが、インターンシップを通してわかった適性は、「デスクワークが苦手」であることです。私は今までサークルでもアルバイトでも「人とコミュニケーションを取りながら課題を解決する」という経験を多くしてきました。そのため選考インターン生同士で協力して作業を行う業務の方が、パソコンと向き合って1人でこなす業務よりもスムーズに進み、自分を追い込むことなく行うことができていました。そして学生という箱でなまけている私は、企業に所属し仕事を通じて「成長したい」「勉強したい」と考えてしまっていました。しかしこの考えは大きな間違いで、プラスカラーのインターンシップを通して、企業が求めているものは「利益を出せる成果」であるとわかりました。つまり、企業は「インプットする場」ではなく、自分が今まで得てきたスキルを「アウトプットする場」なのです。
~他社では得られない!プラスカラーのインターンシップで得られること~
私は8日間という期間で、社会人として持っておくべき数多くの考え方を知ることができました。締め切りとの戦いや業務指示者との目的・目標のすり合わせの重要性などは、プラスカラーのインターンシップでしか体験できないと言っても過言ではありません。また、さまざまな業務を行っていると、自分の長所や短所が嫌でもわかってきます。私の場合、毎回の反省をふまえた改善方法を次回出勤時までに考え、実践してみることで苦手部分をカバーできる点が長所としてわかりました。また、何かを調べる際の情報量が多すぎると、混乱してその業務自体の「ゴール」を見失ってしまうという短所を見つけられました。これらは、本やネットの性格診断を行っただけではわかりません。他にも、オフィスに出社してインターンシップを行うため、代表や取締役の側で業務を行うことができます。そのため業務以外でもミーティングの様子を聞いて、数ある事業の管理をどうしているのかの話を聞けたり、slack上でのやり取りなど「会社の生の現場」を見ることができました。これらの魅力は、実践的なインターンシップを行っているプラスカラーでしか体験できないことではないかと考えます。
私のように自分のスキルや経験の無さに引け目を感じ、インターンシップに参加することすらも躊躇しているようでは、変化しつつある社会についていけません。まずは「一歩を踏み出す勇気」を持ってほしいです。そして一歩を踏み出したならば、「やっぱり駄目なんだ」で終わらずに、自分なりに課題を克服する工夫を見つけて、頑張ってみるという姿勢が大事だと考えます。その姿勢があなたの可能性を広げるチャンスにつながります。