私がインターンで得たモノ

【私がインターンで得たモノ】 挑戦してはじめてわかった、自分も知らない自分のこと

  • 最終更新:2020/12/28

    私は現在22卒として就職活動中の大学生です。就職活動をやってもやっても内定につながる実感が持てない、そんな不安や焦りからはじめたプラスカラーのインターンシップでした。夏の終わりから1dayのインターンシップに参加しはじめまていましたが、徐々に不安を抱くように。それは、ほんの数時間、その日限りで終わってしまうインターンシップ体験で、自分は本当に前に進んでいるのだろうかという不安でした。そんな時、就活アプリでオファーをくださったのがプラスカラーでした。もともと、女性の活躍推進や人材業界への興味もありましたが、それ以上に8日間という中期のインターンシップで実務を体験できるということに惹かれたのです。1dayでは得られなかった経験ができるのではないかと考えて、参加してみることにしたのです。

    ~すべてがはじめての経験、だからこそ飛び込む勇気が大事~

    そんな消極的な理由で参加したプラスカラーのインターンシップでしたが、その業務内容は記事執筆から営業活動、SNSでの広報やサイトの作成、企画立案など多岐に渡るものでした。どの仕事もはじめて携わるものばかりで、経験も知識も不足している自分にできるのだろうかと不安に感じました。しかし実際にやってみると、新鮮な経験ばかりで学ぶことが多かったです。

    特に営業活動は、周りの人から大変だと聞くことも多く、自分には絶対に向いてないと思って避けてきた分野だったので、実際に店舗営業をすると聞いた時は困惑しました。誰も話を聞いてくれなかったらどうしよう、冷たくあしらわれたらどうしようと悩んでしまい、最初は店に入ることさえ躊躇する始末でしたが、断られるのが普通だと思って一回飛び込んでしまうと意外となんとかなるものだということを知りました。少し慣れてくると、もっと警戒されないように、興味を持ってもらえるようにするにはどうしたらいいのかといった所まで考えられるようになりました。優柔不断な性格でなかなか踏み出せないことも多かった私ですが、これをきっかけに挑戦することへの躊躇いが少なくなったような気がします。

    ~理解した気になっていない?想像と現実にはギャップがつきもの~

    このインターンシップに参加する中でひとつ気が付いたことがありました。それは、自分の視野の狭さ。例えば、私はプラスカラーの事業内容についてサイトで見て知っていました。そして、分かった気になっていました。プラスカラーの一つ一つの事業にはそれを支えるためのいくつものお仕事があり、それを地道に行うことでしか事業を維持していくことはできないという簡単なことにさえ気づいていなかったのです。インターンシップの初日、記事の執筆にこんなにも時間がかかるのかと驚かされました。私は記事の執筆という仕事についての知識がない訳ではありませんでした。それなのにどれくらいの時間がかかるのかといった想像が現実からかけ離れていたのが、とてもショックでした。このような視野の狭さは、他の業務においても散見されました。例えば企業のリサーチをしてその会社の広報ポイントを作るという業務においては「サービス」という同じ視点からのみアプローチしてしまい、お客さん目線でしか企業を見ていなかったということを思い知らされました。広報企画策定の際は、どうしたら実行できるかといった実現可能性やそのために何が必要かといった詳細なプロセスについての視点が抜け落ちており、苦い気持ちになりました。

    ~自分のことだって知らないことがいっぱいある~

    その一方で、自分も知らなかった得意の発見もありました。それは、イベントの企画やサイトの作成など、何もないところから創造するお仕事です。創造するお仕事というと、独自性や奇抜なアイデアがなくてはならないと思う方もいるのではないでしょうか? 実は私もそう思っていました。何もないところから他の人とは全く違う物を作らないといけないと考えて闇雲にはじめる作業はただただ苦しく、いつしか創造的なお仕事が苦手になっていたのです。しかし、本来のイベントや制作物には必ずターゲットや目的があります。誰に、なんのためにといった方針をしっかりと定め、順序立てて創り上げていくことは、自由度も大きく案外楽しいお仕事でした。最後に自分の仕事が形になる瞬間を見ることができたのも、自分の中では大きなやりがいとなりました。この経験は、「人の喜ぶ瞬間が自分にとってのやりがいである」と信じていた私にとっては意外な発見でもありました。

    ~インターン参加を迷っている読者の方へメッセージ~

    インターンシップへの参加によって得られた学びはたくさんありました。その中でも、さまざまな業務に一通り携わったことで、改めて自分について見直せたことは大きな収穫でした。得意だと思っていること、苦手だと思っていることが実際の自分の得意や不得意と必ずしも結びついているわけではない。このことを知って、自己分析がさらに深まったと思います。これらは、自分の志望する業界とのマッチングについて検討する際の材料にもなるのではないでしょうか? また、企業を見るときの視点が大きく変わりました。業界視点や他社との比較、設立の経緯、サービスの特徴など、さまざまな視点から企業をリサーチし、分析することができるようになりました。今後の就職活動において志望企業を分析する上で、多角的にその企業について知ることができるのは、大きな強みになっていくと考えています。さらにインターンシップへの参加は、説明会ではわからないその企業の雰囲気や理念、文化を知る上でも大きな手掛かりとなるはずです。社員さんから普段の堅い説明会では聞けないようなお話を聞くことができるかもしれません。

    インターンシップへの参加は、その企業へのアピールの意味が大きいと捉えられがちです。しかし、インターンシップによって得られるものはそれ以上の価値があります。自分は興味のない業界だから、名前を知らない企業だからとインターンシップ参加の機会を不意にしてしまうのは正直もったいない。迷っているならとりあえず挑戦してみませんか?