私がインターンで得たモノ

  • 最終更新:2021/01/20

    こんにちは。成城大学3年の梅田かれんです。私は現在、22卒として7月頃から就職活動をしています。11月からプラスカラ―のインターンに参加し、約2ヵ月。就職活動をしながら、週1日「働く」を体感させてもらいました。私がこのインターンに参加した理由は、2日間以上の実務を行って働くことのイメージを掴みたかったからです。どの会社のインターンも体験かつ短期間で、長くても2日間。そして、人事の方はそろって「みなさんには簡単な体験してもらいましたが」と結びで言っていました。私はその言葉を聞くたびに不安を感じ、社会人になる前に実務を体感したい!と思うようになりました。だからこそ、プラスカラーのインターンのお誘いを受けたとき、8日間の実践インターンができることに惹かれ、参加を決意。結果、たくさんの気づきを得られた8日間になりました。みなさんには、インターンという1つの行動で価値観を広げられるということが伝われば幸いです。

    ~たくさんの実践、それらを経てこそわかるやりがいと課題~

    私がインターンシップで行ったことは、記事・台本執筆や企業リサーチ、広報企画、SNSの投稿画像・文章作成、営業まわりなど多岐に渡ります。会社説明会などで企画職や営業職など職種の説明を聞いたことはあっても、実践したことはありませんでした。今まで参加しけてきたインターンシップとは違い、個人で取り組むことが多く、はじめは難しかったです。しかし、たくさんの実践を経た結果、自分が楽しいと思えることや難しいと感じることが見えてきて、自然と自己分析になっていました。具体的には、最初に書いた記事をたまたまアルバイト先の店長が見つけてグループで共有。偶然ではありますが、自分が作ったものが評価されることや影響を与えられることに対して嬉しいと思うことに気づきました。加えて、今まで何かを発信するときに意識していなかった「目的」や「ターゲット」を定めることの難しさに直面。たくさんの業務を経験させてもらった結果、自分がどんなときにやりがいを感じられるのか、これからの課題は何かを新たに発見できました。

    ~全体を見る力 &「なぜ」思考の徹底~

    このインターンシップを通して学んだことは大きく2つあります。ひとつ目は、ゴールや最終的な成果物の質を考えて作業すること、ふたつ目は一つひとつの作業に対しても理由付けをすることです。
    ひとつ目を学んだきっかけは、ある作業にこだわって時間をかけすぎたゆえに後の業務に取り組めなかったこと。グループディスカッションが議論だけで終わってはならないのと同様に、時間内に全体を把握し結果を出さなければ評価される土俵にも上がれません。このことが理解できてから、作業バランスを考え、一旦区切って次に進むことができりるようになりました。
    ふたつ目は、企業をリストアップする作業をした際に、「なぜこの企業を選んだのか」という質問に明確な返答ができなかったことがきっかけです。自分はなぜ今この作業に取り掛かっているのかということを意識し、人に説明できるようにすることで、説得力や成果の価値が生まれることを学びました。理由を明確に持たずに作業をすることは機械にもできることだからこそ、「なぜ」思考を持って物事に取り組み、価値を見出していきたいと思えるようになりました。

    ~目的意識とその再確認の重要性~

    私はこのインターンに参加する前、目の前のことにがむしゃらで取り組むことに重きを置いていました。学校の課題も部活動も、目の前にあるからやるだけで「やり切る」という一定のモチベーションはあっても、計画性に欠け、ギリギリの状態で頑張る日々。しかし、これはひとつの行動に対して明確な目的意識を持てていなかったからだと気づきました。プラスカラーのインターンでは、業務指示書の最初に目的が記されているからこそ、疑問を抱かずスムーズに取り掛かることができます。また、メンターの方がしっかり目的を説明してくださったり、アドバイスをくださったりしたことで、今までのようにギリギリになって迷走することが減りました。さらに作業のフィードバックの際、作業途中に目的を再認識することで軸がブレなくなると教えてくださり、今は行き詰りそうになったときに「なぜこの作業をしているのか」という目的を振り返るようにしています。就職活動でも、面接やエントリーシートなどの対策に手一杯になってしまいそうなときは、自分がなぜ就職活動をしているのかというところに立ち返ることを意識し、乗り越えていきたいです。

    ~体験したからこそ得られた現実~

    夏から就職活動をはじめたものの、なかなか「働く」イメージを描くことができなかった私。それは、どの企業のインターンもあくまで体験プログラムとして組まれていて、実務的なものではなかったからです。今回、実務をより実践的に長時間取り組むことができたことで、働くことのイメージが湧いたことに加え、職種の適性についても考えるきっかけになりました。私は、リサーチや営業まわりなど、具体的な成果が出やすい業務は楽しく取り組める一方、デザインや企画などクリエイティブなことに関しては少し苦手意識があることが発覚。適性を把握することで、自分の興味とできることの差別化ができるようになり、会社説明会やインターンなどの選別もしやすくなりました。また、就職活動において、企業のホームページだけではわからない「実際に働く人」や「実務」を目で確認することが、自分の好き嫌いなどのリアルな感情を引き出すことにつながるのだと実感しました。今後も考えるだけではなく、まずは体験するということをベースにしていきたいです。

    私のように、プログラムとして組まれた企業の体験型インターンに疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。私はインターンに参加することは新たな自分や価値観を知るための一環だと思っています。みなさんも百聞は一見に如かずという気持ちでぜひ一度リアルな実務を体験してみませんか?