私がインターンで得たモノ
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最終更新:2021/04/20
こんにちは!横浜市立大学国際総合科学部に所属している柘植愛里です。私は、現在22年新卒として就職活動をしています。就職活動をする中で、“アルバイトしかしたことのない私が社会人になれるのか”という漠然とした不安を抱えていました。自分の能力や実力を知るために実務経験を積みたいと思い、プラスカラーのインターンシップに参加しました。これまでのインターンシップは1Dayしか参加したことがなかったため、8日間は長いと思っていたのですが、驚くほどあっという間でした。しかし、このインターンシップで得たものは沢山ありました。私がインターンシップを通して感じたことや得たものを皆さんに共有したいと思います。この文章を読んでインターンシップに挑戦したいと思っている人の後押しになれば幸いです。
〜相手を意識する8日間〜
インターンでは、「SNSを使った広報・集客」と「記事執筆」を行いました。「広報・集客」では、“相手に情報を知ってもらうこと”の難しさを感じました。SNSは誰でも簡単に使うことができます。膨大な情報で溢れている中で、私たちが伝えたい情報を求めている人に、“どうやって届けるのか”を考える必要がありました。顔が見えないことで、怪しいと思われたらその瞬間にシャットアウトされてしまいます。警戒されないために、メッセージの内容を人によって変えたり、相手からの見え方を意識したりすることに力を入れました。自分なりの工夫が功を奏し、目標の集客数を達成できた時はとてもやりがいを感じました。「記事執筆」では、“相手に伝わるように表現すること”の大切さを感じました。当たり前ですが、頭の中で思い描いていることを相手に伝えるには、言語化する必要があります。ところが、これが意外と難しい。ただ文字にするだけではなく、思っていることが伝わらなくては意味がないからです。1日目の執筆には、とても時間を要しました。しかし、まだまだ手こずってはいますが、業務に取り組みながらアウトプットの方法を学んだことでスピード感の違いを実感しています。
〜インターンで学んだ大切なこと〜
業務を通して学んだことを2つご紹介します。1つ目は目的と手段をはき違えないことです。初めに設定した目的とそれを達成するための手段を入れ替えないことが大切です。これは、集客の時に学びました。例えば私が行ったSNSを使った集客業務。この場合、目的:集客、手段:SNSです。目的と手段をはき違えてしまうと、SNSを使った方法しかないと思ってしまいます。しかし、集客ができればSNSにこだわる必要はありません。目的をしっかり定めることで、今ある手段に固執せず、柔軟に対応できることを学びました。2つ目は「自分でどうにかできること」と「自分ではどうにもできないこと」を見極めることです。SNS集客ではフォローをして、相手からもフォローが来たらメッセージを送るという作業をしていました。私は、思ったよりも返ってこないフォローに対して落ち込んでしまい、モチベーションが下がっていました。その時、メンターさんが”見極めること”を教えてくれました。フォローをするかどうかは相手次第。自分が頑張ればどうにかできることではありません。そこに一喜一憂せず、自分ができることをしよう、と切り替えられるようになりました。
〜インターンに取り組むことで改めて見えてきた自分〜
インターンでは、自分に合う取り組み方も発見することができました。私は、結果が出ることでモチベーションが上がるタイプです。そこで、業務に取り組むときに、目標を細かく定量設定することにしました。例えば、SNSの集客では、100人フォローする、50人にメッセージを送るというように具体的に数字で設定します。そうすることで、前回の実績と比べることができ、業務の振り返りが簡単になりました。目標と実績が可視化されることで、次の業務の時にも目標が立てやすくなります。私の場合、目標をクリアすることで達成感を感じることができ、その結果としてモチベーションを上げることに繋がりました。そうした新しい発見があった一方で、自信に繋がる発見もありました。“考えて行動する”という、私がいつも意識していることは、実際の業務でも活かしていけるということです。言われたことをただこなすのではなく、「どうしたら相手に伝わるのか」、「効率よくするためにはどうしたらいいか」などを考えて取り組みました。働く上でも、考えて行動することが重要なことに、改めて気付くことができました。
〜“根拠のない自信”から“根拠のある自信”へ〜
インターンを始める前、“自分はできる”という謎の自信がありました。ほとんど勉強をしていないのに、テスト前に出てくるあの根拠のない変な自信と同じです。その根拠のない自信は、インターンをしていくうちに当たり前ですがどんどん無くなっていきました。時間配分や文章力の無さなど自分の出来ないことの多さを痛感したからです。しかし、社会に出る前に、等身大の自分を客観的に見ることができてよかったと思います。インターンを通してできるようになったことは「根拠のない自信」を「根拠のある自信」へと変えたからです。新しいことを学ぶたびに、できることが増えていく喜びを感じました。社会人になることにマイナスなイメージを持っていましたが、業務を通して自分自身と向き合ったことで、これまでより働くイメージが明確になった気がしています。そのことで、インターン参加前よりも、確実に就職活動を前向きに取り組めるようになりました。新しいことができるようになった自信と、インターンで学んだことを、就職活動だけでなくこれからの人生にも活かしていきたいです。
自分は何が得意なのか。何にやりがいを感じるのか。インターンは、自分をより深く知るきっかけになります。”できない”を”できる”に変えることで、自分の自信につながっていきます。根拠のある自信を手に、就職活動に挑みませんか。