私がインターンで得たモノ
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最終更新:2021/11/05
みなさん、こんにちは。22新卒として就職活動をしております、フェリス女学院大学文学部4年の安藤美沙と申します。私は今、8日間に渡って参加してきた実践インターンシップを終えようとしています。「たった8日間」と思われるかもしれませんが、溢れるほどの充実感があり、とても長い道のりであったと感じます。私がインターンシップに参加した目的は2つあります。一つはフリーランスのお仕事はどのようなことが求められ、成り立っているのかを知るためです。もう一つは、社会人になってすぐに業務をはじめられるように経験を積むためです。本記事は、学生という立場から社会人に大きくステップアップする前の「社会人として働く自信がない人」「少しでも心に余裕を持って会社に入社したい人」に読んでいただきたいです。そして「インターンシップに参加してみたい!」と思ってほしいです。
一番気になる?インターンシップの業務内容
1日目は「NOZOKIMI」の記事執筆をしました。この業務は、働くことをまだイメージできていない学生に「インターンシップに参加してみたい!」と思ってもらうことを目的に記事を書く仕事です。私はこの日、時間管理能力を身につけることが課題だと指摘されました。事前に資料をチェックしただけではスケジュール通りに進まず、気づいた時には遅れを取っていたからです。この経験から、事前にできるところまで進めておかなければならないと考えるようになりました。
2日目から7日目は広報業務として、プラスカラーの代官山オフィスにあるシェアサロンの新規顧客や、1日完結型の完全オンラインスクール「アドレカレッジ」、会社説明会の新規参加者を獲得するための仕事をしました。その仕事の流れは、ターゲットとメッセージの設計シートを作成→ターゲットに向けたアプローチ文を作成→TwitterやInstagramを使ってリストアップ→DMを送信→返信がきたら返信文を送信する、というものです。この業務では毎回目標件数を設定するのですが、私は3日目から5日目まで目標を達成することができませんでした。6日目でやっと目標件数を上回ることができたときは達成感があり「楽しかった」と思えました。そして、8日目の今日はこの記事を書いています。
私が挫折から学んだこと
このインターンシップで学んだのは、事前準備は必須だということです。インターンシップ1日目を迎える前日、私は”決められた時間内にすべての業務を終えることが仕事である”と考えていたにも関わらず、業務時間外に準備をすることにどこか違和感を覚えていました。その時のことを思い返してみると「まだ初日だから」と、自分は”教えられる”立場だという感覚を持っていたのだと思います。その甘えがあったために、私は初日から挫折を味わいました。インターンシップがはじまる前に約束をしていた「提出時間に遅れる場合は『遅れる前に』報告をする」という約束を守ることができなかったのです。なんとか業務が終わった後はしばらく放心状態になり「この先このまま続けていって大丈夫なのか…」と思いました。その後は、もう二度と同じ失敗をしないと強く決意し、一度も提出時間に遅れることなく終わりを迎えました。このことから、報連相の大切さも実感しました。今後参加するインターンシップでは、この8日間で学んだことを活かして事前準備を怠らず、視野を広げ、先を見越して行動することを意識していきたいです。
これからが本当のはじまり。今後の目標とは?
インターンシップで一番印象に残っている言葉は「目の前の目標ではなく、遠くの目標に目を向けること」です。これは、7日目の業務を終え、夕会にて役員の方から今後についてアドバイスをいただいた時の言葉です。私は7日経っても最低限達成すべきことができる自信がなく、ただ「成果物の提出時間を守る」という目の前のことしか見えていませんでした。プラスカラーの業務を体験していて、そんな当たり前のことが難しく感じました。今回のインターンシップでは高い目標を掲げることができなかったことから、今後は当たり前のことを当たり前にできるように、子ども(学生)から大人(社会人)にレベルアップしたいです。私はプライドが高く責任感が強い性格であるため、失敗をしてしまった時にショックを受けてすぐに行動ができず、柔軟な対処ができないところがあります。インターンシップを終えて、こうした新たな課題点に気づくことができました。「自分の性格を変えるのではなく『癖』を変える」という言葉も、メンターの方からいただいた素敵な言葉です。これからは自分の悪い癖を見つけ、直すように努めたいです。
インターンシップに参加したら社会人になる覚悟ができた
インターンシップに参加して確実に変化したことが2つあります。1つ目は、社会に出てからの不安が軽減したことです。大学4年生にもなると、卒業後の広い世界に足を踏み入れることに不安を覚える人が大半だと思います。私もその一人でしたが、今はインターンシップで社会人としてのルールを学び、社会人になる覚悟ができました。2つ目は、短期間で成長し、自信がついたことです。Zoomを通して経営メンバーの方とはじめて話をした初日の私は、とても緊張していて、手が震えたほどでしたが、今では自然な笑顔が増えて緊張することもなくなり、初日と比べて明らかに成長したことがわかりました。「時間管理能力と計画力を身につける」というインターンシップの個人的な目標を達成できたことも成長の一つです。また、シェアサロンの新規顧客ターゲット案を検討する仕事をした際に、”狭いスペースでどんな事業をはじめられるか?”というテーマに沿った私の提案を「面白い」と言っていただいたことがとても嬉しく、自信がつきました。この自信は、インターンシップを前向きに取り組むきっかけになりました。
インターンシップは、社会人として働きはじめる時に「少しでも気持ちを楽にしたい」「心に余裕を持って研修に取り組みたい」と思う人におすすめです。そして、”学生”という言い訳ができるうちに社会のルールを学ぶことができます。インターンシップで実務経験を積んでおくことで、いざ新卒社員になったときに「もう社会人なのだから!」と言われることは少なくなるのかなと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!