寺石愛梨_私がインターンで得たモノ

私がインターンで得たモノ

【私がインターンで得たモノ】ネット検索ではわからない!職業体験をするメリット

  • 最終更新:2021/11/26

    こんにちは!産業能率大学3年の寺石愛梨と申します。現在、23年卒として就職活動をしています。今はこうしてインターンシップ経験者となりましたが、エントリーシートが通らず、自信をなくしていた時期もありました。逆求人サイトでプラスカラーからスカウトをもらったのはそんな時のこと。それは私にとって希望の光でした。

    このインターンシップに迷わず参加した理由は2つあります。1つ目は、広報・PRの職業理解を深めるためです。広告業界に興味があるので、広報という仕事を体験したい気持ちがありました。2つ目は、自分が働くというイメージを持つためです。インターンシップに参加するメリットがあまりわからないという方に向けて、私の体験をお話したいと思います。

    素人の私がいきなりプラスカラーを広報!?

    インターンシップでの主な仕事内容は、記事の執筆とSNSを使った広報活動でした。最も印象に残っているのは、5~7日目に行った採用広報。これは「会社説明会への参加者を5人獲得する」というゴールに対して、獲得するための方法を自分で考えて実行するという業務です。2日目以降の業務でターゲットに対してDMを送信しても返信率が数パーセントであることはわかっていました。つまり、できるだけ多くの人にPRする方法を考えなければいけないということです。インフルエンサーでもない私が、多くの人にプラスカラーを知ってもらうためにはどうすればよいのか頭を悩ませました。そこで閃いたのが、TikTokを使った広報活動!実は、その日にはじめてアプリをインストールしたのですが、簡単な動画を作って、すぐに公開しました。もちろんフォロワーが0人の状態からのスタートでしたが、再生回数があっという間に700回に。想像以上の反響でSNSのパワーを感じたと同時に、私の力で広められたことが嬉しかったです。

    広報の業務を通して特にやりがいを感じたことは、自分で企画を考えて実行できたことです。言われたことをその通りにやる仕事ではないため、その分難しさもあります。しかし、自分の発信した社外広報が少しでも会社のためになっていると思うと達成感を感じられました。

    大学では教えてくれないこと

    インターンシップを通して学んだことは2つあります。1つ目は、仮説検証の大切さです。仮説は間違っていたら失敗というわけではなく、その原因を分析できれば良い結果を導くことができます。たとえばTikTokの動画を投稿する際、1つは12時前に、もう1つは17時頃にアップしてみました。その結果、後者の方が再生回数の伸びが早く、多くの人がSNSをチェックする時間帯なのだとわかりました。このように、自分で仮説を検証し、課題を解決していくことの大切さを痛感しました。

    2つ目は、セルフマネジメントの大切さです。リモートワークは自己管理能力が求められることを学びました。オンラインなのでサボっていても見えないし、小休憩を取るタイミングも自由です。インターンシップの初日では、休憩を取るタイミングがわからず、午後の業務はほとんどぶっ通しで作業をしてしまいました。リモートワークという環境に甘んじてサボる自分が嫌だったためそうしましたが、休憩を取らなかったことで効率が悪くなり、集中もできませんでした。そのため、時間内にやるべきことが終わらず、終わらなかった業務は”次回までの宿題”となってしまいました。もし私が社会人だったら、これは”残業”です。その日の退勤後にはどっと疲れを感じ、休憩を取って自己管理をすることは大事だということに気がつきました。

    業務を通して変化した価値観

    私は”量より質”という考えを持っていました。ダラダラとテレビを見ながら10時間勉強するよりも、集中して5時間勉強した方が身につくだろうと考えていましたが、仕事は”量も質も”求められる厳しいものでした。

    SNSを使ってターゲットにDMを送信する業務では、できるだけ多くの人に送りたいので、もちろん”量”が大切です。それに加えて、的外れなメッセージや相手の心に刺さらない文章では興味を持ってもらえないので”質”も求められます。定量目標の設定をする際、与えられた目標を達成することがゴールだと思っていたため、それ以上の”量”は目指していませんでした。しかし「目標を達成することは最低ラインだ」というフィードバックをもらった時、自分の甘さに気づかされました。常に先のことを考えて行動することが自分には足りていなかったのです。量と質はどちらが大事なのかという議論もありますが、優先順位をつけるのではなく、両方とも求めるべきであること学びました。

    インターンシップに参加すべき理由

    インターンシップでは、仕事の厳しさを学ぶことができます。SNS運用の業務でプラスカラーの公式アカウントを使用する際、情報を発信することの責任の重さを感じました。間違った情報を流してしまうわけにはいかないし、私の言葉選びが企業イメージにつながるからです。そして、結果にもこだわらなければいけません。成果主義の世界を学生のうちに体験できてよかったです。

    このように仕事への理解が深まることはもちろん、自分についても知ることができました。エントリーシートで自己PRを書いている時に、それが本当の強みなのかわからなくなることがありました。しかし今は、この実践的なインターンシップを通して、自分の強みや適性が明確になってきた気がします。そして、自分の苦手な計画立案や単純作業にも向き合うことができました。私が評価された部分はスピード感と新しいことにチャレンジする姿勢です。フィードバックをいただく時に褒められるのはやはり嬉しいもの。「自分の強みが活かせる仕事をしたい」「正しく評価されて成長できる環境がよい」と思うようになりました。

    インターンシップに参加する大きなメリットは、職業理解を深められること、そして働くことのイメージができることです。自分と向き合い、8日間で大きく成長できたと思っています。体験から得られることがたくさんあり、インターネットの情報収集だけでは不十分だとわかりました。今後、インターンシップに参加したあなたは、自分の強みが確信に変わり、自信をもって就職活動が進められるはずです。