私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】自分の人生誰が主役?人生で後悔しないためにできること。

  • 最終更新:2019/09/03

    はじめまして。プラスカラーインターン生の鈴木です。
    現在、大学3年生で東横線沿線の某大学で行政学を学んでいます。ちなみに私の通う大学はソフトクリームが美味しいと評判なので、もしよかったら一度遊びに来てください!(この時点で何大学かわかったそこのあなた!シャーロック・ホームズばりの勘の鋭さですね。)
    余談はさておき、早速本題に入りましょう。昨今、就活生のインターン参加率は右肩上がりに伸びています。
    マイナビの発表「2020年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査」によると、2020卒の今年1月時点でのインターン参加率は79.9%と、実に8割もの就活生がインターンに参加したことがあるそうです。そこで、今回は私が考えるインターンに参加する意義を、”人生で後悔しないために”という軸に沿って書いていこうと思います。
    お付き合いのほどよろしくお願いします。

    ~インターンに参加することの意義とは~

    前述の通り、現在就活生のうち約8割の人間がインターンに参加しているそうです。しかし、就活生がインターンにこれほどまでに参加するようになったのはここ数年のことです。実際「2014年度マイナビ大学生インターンシップ調査 」によると、マイナビ2016登録者のうちインターン参加率は61.4%との結果が出ていることから、ここ3~4年の間だけ見ても参加率は約2割も上昇しています。ちなみに、私の所属するゼミはこの夏休みに合宿を行う予定でしたが、ゼミ生がみんなインターンに参加するので冬に延期されてしまいました(寒いの苦手なのに…)。
    さて、みなさんがインターンに参加する理由は様々あると思います。例えば、リクナビやマイナビなどの就活サイトが行きましょうと言っているからという理由や、友達がみんな行っているからといった理由など。しかし、自分の人生これから本番を迎える大学生にとって、インターンとはただ周囲に流されるのではなく、選択肢を広げるという重要な役割を担っていると私は考えています。

    ~そもそもそんな偉そうな事言う私って何者?~

    ここで私のことを少しお話させていただきます。私の人生はここまで決して順風満帆なものではありませんでした。私は、高校1年の頃から2年生まで学校に行けませんでした。行けなくなった理由は色々あるのですが、ここでは大きく2つ書きます。
    1つ目は人生のすべてだった野球が出来なくなったから。私は中学の頃から野球を始め、高校に進学してからも当然野球部に所属しました。当時の私にとって野球とは人生そのもので、野球をやりに学校へ通っているようなものでした。しかし1年の夏頃、中学のときに痛めた肘の状態が悪化し、練習に参加することができなくなりました。前述の通り、私は野球をやりに学校へ通っていたので、この怪我は私にとって学校へ行く理由がなくなったことを意味しました。
    2つ目は両親の不仲によるもの。それまでも仲の悪かった両親の関係が最悪になり、私はダブルパンチを食らって精神的に参ってしまいました。当時の私の精神状態というと本当に最悪なもので、ネガティブ思考にどっぷり染まっていました。
    しかし、今こうして文章を書いているように私はどん底から立ち直りました。私が立ち直るきっかけはマインドの変化です。そのマインドの変化というのが、自分の人生いったい誰が主役なのだろうと考え、それは自分じゃないかとの結論に至ったことです。
    この経験から、私は真に自分の決断に言い訳しない考え方を獲得しました。

    ~それって特殊な経験をしたから獲得できた考え方じゃないの?~

    それまでの人生を振り返って見ると、私はどこか世の中の“敷かれたレール”に乗って生きてきました。今考えれば、なんてあまちゃんなのだろうと恥ずかしくなるくらいに他人任せでした。しかし、この挫折というものを経験した私は人一倍タフな男になれたと思います。
    ただ、「こんな経験普通の人はしないよ」と言われればその通りです。確かに、誰もがするような経験ではなかっただろうし、立ち直れない人もいるだろうとも思います。思えば私は運が良かったのかも知れません。
    しかし、どん底にいる私でも心のどこかで「こんな状況・考え方で良いのか?」と、常に自問自答していました。今となってみては神様が自分自身と向き合う時間をくれたのかなと思っています。そして、ここからが重要なのですが、こうして自問自答することというのは誰にでも出来るということです。
    往々にして日常のちょっとした所作や考え方が、人生という大きな舞台では重要になるということがあると思います。そうした細かいことに注意を払って生きていくことは、何より自分自身の人生を最良のものにするためには重要なことです。
    みなさんも選択を迫られることがあると思います。そうしたとき、自分の決断に責任を持つ訓練をしてみてください。例えば、電車が人身事故で遅延してしまうことがありますよね。そんなとき、「こんなときに事故なんて迷惑だ」と思うのではなく、「自分がもっと早く家を出なかったから巻き込まれたのだ」と。こんな具合で少し自責的に考えてみるようになると、自分の選択と責任というものが結びついてくると思います。

    ~自分の人生後悔しないために~

    厚生労働省の調査によると、平成27年3月に卒業した大卒新卒者の内、実に31.8%もの人が3年以内に離職したそうです。これは何故でしょう。1つはブラック企業だったということがあると思います。しかし、世の中そんなにブラック企業があるものでしょうか。他に考えられる要因として「思っていた会社と違う」ということが考えられます。
    しかし、自分で決断したことなのにそんなに簡単に辞めてよいのでしょうか。確かに、転職することが当たり前になってきています。しかし、気に入らなければすぐにやめてしまう人生で良いのか?少なくとも私はそうは思いません。そこで、インターンが重要になってくるぞという話です。私が考えるインターンに参加する最大の目的及び意義は、視野を広げ選択肢を増やすことだと思います。もしここで選択肢を増やしておかないと、「就活の当時はそんな会社があるなんて知らなかったから」と、自分の人生言い訳ばかりになってしまうのでは無いのでしょうか。最初から最良の会社に入ることは難しいかも知れません。
    しかし、自分の決断に責任を持つことは出来ます。その責任というものを獲得するのに絶好の機会がインターンというものであると私は考えています。あの有名なイチロー選手は、決して準備を怠りません。何故か。彼は準備とは「言い訳を排除する」ことであると考えているからです。また彼はこうも言います。「結果は本番前に決まっている」と。
    私達大学生にとってインターンとは、まさに社会に出ていく前の“準備”なのではないでしょうか。こうして自分自身の人生というものを主軸に置いて考えたとき、インターンとは外発的な動機からではなく、まさに自分自身のために行うものだという考えになっていくのだと思います。

    今回の記事が皆さんの中でいつか何かを変えるきっかけになってくだされば幸いです。
    最後にロックスター矢沢永吉の名言で締めたいと思います。

    ”ドアの向こうに夢があるなら、ドアがあくまで叩き続けるんだ”
    ”人間ていうのは、必ずドアを叩かなきゃいけない時がくるのよ。その時、叩くって勇気いるよね、怖いしさ。どうなるのかななんて思うけど そこで分かれるよね。叩く人間とそうでない人間に・・・”