私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】第二の学び舎~インターンにすがる日々~

  • 最終更新:2019/09/13

    初めまして、プラスカラーでインターンさせていただいている大学3年の田代知世です。この記事を書いている前日、大型の台風15号が首都圏を直撃しました。私の住んでいる寮では特に被害はなかったのですが、翌日電車のダイヤが大幅に乱れて出社が遅くなりました。さらには満員電車に揺られ、途中の駅でお昼ご飯のパンを落としてしまいました。あぁ私のメロンパン…社会に出るってこういうことなのかもしれません。きっと違うと思いますが。
    さて、この記事は大学一年、二年の方々に是非読んでいただきたい内容になっていますが、一番読んでほしい読者は、何を隠そう過去の私です。半分アドバイス、半分懺悔のような記事です。大学一年、二年の皆さん、どうぞこの記事を反面教師として生かしてください。そして本当に有意義な大学生活を送ることができるよう、今までの生活を少し振り返ってみてください。

    ~第一章 「今、何してる?」企業の人事担当が質問する意味~

    「今、何してる?」
    皆さんなら何と答えますか。この質問は、とある企業のインターン選考会に参加した時に実際に質問された内容です。当時の私はこのように答えました。
    「大学で勉強しています。」
    なんと酷い回答でしょう。選考会からの帰り道、このような回答しかできなかった自分がとても悔しく落胆しました。質問の真の意味をはき違えているのも問題ですが、その意味が分かってでも答えることは不可能だったかもしれません。ではなんと答えるのが正解だったのでしょう。
    まずこの質問には、この人が大学生時代を有意義に過ごしているか、時間を無駄にしていないか、ということを企業側が知りたいという意図が含まれています。そして大学生時代を通して継続して取り組んでいることがあるのか、ということも同時に尋ねています。この質問に皆さんは具体的に答えることができますか。
    できるという方、本当に素晴らしいです。私からアドバイスすることは何もありません。自信ないな、そんなことやってないよ…という方。今からでも遅くないです。なにか新しいことを始めましょう。そしてその活動を辞めず、継続してみてください。やることは何でもいいのです。

    ~第二章 サークル、アルバイト、その他諸々の活動をしています~

    「サークル、アルバイト、その他諸々の活動をしています」。この項目にチェックは入りましたか?簡単ですよね。そう、サークル活動、アルバイト、ボランティア、なんでもいいんです。実際にこれらの活動をしている時間は無駄になってはいません。サークル活動では自分の伸ばしたい能力を高めることができるし、サークルによっては仲間との協調力を育むことができます。アルバイトだって立派な活動です。生活費を稼いでお金の管理の大切さを学ぶことはもちろん、対人コミュニケーションを磨くこともできます。ボランティア活動こそ奉仕の心を築く素敵な活動です。
    そして皆さんはこれらの活動を続けているでしょう。私もアナウンス研究会に入り、週に三日歯科助手のアルバイトをし、年に二回、東京と故郷の長崎で平和朗読会にソリストとして出演し寄付金を集める活動をしています。統一性のない、全て私の趣味の範囲でやっていることですが、私はこれらの活動が楽しくて仕方ありません。サークル、アルバイトは途中で辞めることもできますが、ほとんどの人が日常の中のルーチンワークとして取り組んでいることが多いと思います。企業側は継続力があるかどうかも大切なポイントとして見ているため、このポイントは高いです。よし、面接対策が一つできましたね!

    ~第三章 勉強しています~

    「勉強しています」。この項目にチェックは入りましたか?あれ、チェックが入りませんか。実は私もです。インターン、就活というものは大学生が行うものだというのに、勉強してないなんておかしな話ですよね。ですが、なぜ皆さんがここにチェックを入れられないのか。理由は簡単です。私を含め皆さんは全く勉強していないわけではありません。大学の授業に出て文学やら経営学やら学んでいることは確かです。しかしそれらが今自分の身に役立っているのか、社会で役立つのか、ということを考え始めるとなぜか無知のように感じてしまうのです。
    そこで私はインターンに沢山参加することにしました。コンサルティング、飲食、映像制作…職種はてんでばらばらですが全て大学の座学では学べない貴重な経験です。現役で働いている社員さんに習う、3C分析や4P分析より密度濃いリアルなマーケティング、儲かる飲食店の他言無用の秘密、いつも見ているあのテレビ番組のVTR作成…これらのこと全てインターンで学べます。なんと魅力的な経験でしょう。皆さんぜひインターンに参加して、是非この題名にチェックをつけましょう。

    ~第四章 そうだ インターン、行こう~

    インターンは大人の世界の社会科見学、という言葉を聞いたことがあります。確か大学の就活セミナーの時にいらした方が言っていたような気がします。そんな軽い気持ちで行っていいものか、と思いながら足を運びましたが、実際にはいい意味で全然違いました。
    例えば与えられた課題について考え、グループワークで解決策を出すまではよくある活動ですが、発表の直前にこの課題はわが社が実際に抱えている課題で、内容次第では採用の検討をします、と伝えられた際には一気に緊張感が増しました。他のライバルたちとの競争関係や協調性の重視、程よい緊張感の中での責任を持った活動。それらすべてが大学の座学では体験できないプレミアムな経験です。
    大学の授業はお金を払って受けなければいけないのに、このような素敵な体験ができるインターンはタダ…。これを利用しない手はないでしょう。またインターンに参加することによって自分とその職種との相性が合うかどうか、事前のチェックも可能です。中にはインターンに行かずに就職する先輩を多く見ましたが、就業後のやる気が出ずかなり苦労しているそうです。モチベーションの維持にもつながるのだからインターンって素敵ですね。

    ~終わりに~

    インターンについてイメージは膨らみましたか?そんな素敵なインターンに参加する事前段階で大切なことも理解していただけましたか?今この記事を読んだこの瞬間から皆さんの就職活動は始まっています。できれば私も大学一年生に戻ってもっと有意義な生活を送りたいものです…。是非後悔のない就職活動をしてくださいね。