私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】やりたいことを見つけた。「就職したくない」からの脱却

  • 最終更新:2020/04/03

    はじめまして。私は現在、21卒の学生として就職活動をしている大学3年生です。旅行が趣味で、ヨーロッパやアジアなど、国内外の様々な場所を友人と訪れました。最近は就職活動のために旅行を封印し、近場の美味しいものを巡ることにはまっています。 今回は、就職活動をしている中で起こった、私の気持ちの変化についてお話します。「就職したくない」という大迷走期からどのように立ち直ったのか、就職活動に不安を抱えている人、焦りがある人の参考になれば幸いです。

    ~焦りを感じ始めた大学3年の夏。就職活動をはじめたが、何をすれば良いのかわからない~

    突然ですが、私の就職活動は順風満帆とは言えません。今でこそ前向きな気持ちで活動していますが、就職活動を意識し始めた大学3年の夏から12月頃までの約半年間、そもそも「就職したくない」という気持ちから抜け出せない大迷走期を迎えていました。大学3年の夏休み、「4年生の夏には遊びたい!」と思っていたため、早めに内定を取るために動き始めた私。しかし、将来やりたいことが特にないため、何から始めたら良いのかもわかりません。「就職活動に失敗したくない」という不安から、漠然とした焦りだけが生まれていました。企業選びの方針も決めないまま就職活動サイトを眺めたり、Instagramの広告で知った自己診断を受けてみたりと、特に目的を持たず、目についたものに取り組んでいたのがこの頃の私です。「何かやらなければ」と焦る気持ちを抱く一方で、まだ時間があると思ってしまう気持ちもあり、焦りを感じつつも、企業探しの軸に繋がる自己分析や企業研究に踏み切ることはありませんでした。

    ~就職活動・内定への第一歩、「とりあえず」の気持ちでインターンシップに参加~

    中途半端な就職活動に取り組んでいた3年生の頃の私も、「絶対に失敗したくない」「4年生の夏までには就職先を決める」という思いから、学校で開かれていたセミナーには参加していました。その学内セミナーで、企業が開催しているインターンシップへの参加を促され、あまり身近でなかったインターンシップの存在を知りました。当時の私は、働きたい企業や就きたい仕事の希望どころか、そもそも「働くこと」に対するイメージを持てていなかったため、社会人が毎日どのようなことをしているのかを知るためにインターンシップへ参加を決意しました。しかし、やりたいことがわからないので、どこの企業が開催しているインターンシップに行けば良いのか分かりません。誰もが名前を知っているような大企業は、ビデオ選考や作文の提出など、いまいち就職活動に熱が入っていない私にはハードルの高い選考ばかり。結局、選考のあるインターンシップはあまり応募せず、選考がない手軽なものという基準で企業を探し、数社のインターンシップに参加しました。

    ~焦る気持ちから決意したインターンシップ参加~

    「何かしなければいけない気がするけれど、何をして良いかわからない」という状態が続いていた私。インターンシップに参加したことで、とりあえず就職に向けて行動した気分になりました。夏休みのインターンシップに参加し、満足してしまったことから、秋には就職活動を一時中断してしまいます。そうして迎えた12月のある日、友人が早期選考に参加しているという情報を得ました。知らないところで友人が先に進んでいたことに焦り、早期選考を実施している業界のインターンシップに参加するようになりました。企業や業界に興味を持った訳ではなく、「とりあえず内定が欲しい」と参加していた選考は、選考を受けている途中で「何か違うな」と感じることもありました。しかし、せっかく選考が進んでいるものを辞退するのは勿体無いと思ってしまい、断ることもできませんでした。その結果、スケジュールにはあまり働きたいとは思えない業界の予定が増えていきます。そんな業界の選考ばかりが進み、「もしもこのまま他の業界が全滅したら、この業界で働くことになるのかな」と想像すると不安になりました。今振り返ってみると、この時期が一番「就職したくない」と感じていました。

    ~社会人の生活を自分事として捉えることで見えてきた~

    周囲に影響され、焦りからひたすら足を運んでいたインターンシップや選考にも、参加した意味はありました。それは、社会人がどのように働いているのかを知ることができたことです。面接をしていく中で、逆質問に慣れたり、説明会で質問ができたりするようになりました。そのため、社員の方がどのように働いているのかが少しずつ分かってきたつもりでしたが、インターンシップではさらに社員の方の生活を他人事としてではなく、自分に置き換えて考えられるようになったのです。その結果、「自分もここで働きたい」と思う企業や業界を知ることができました。これは、たくさんの企業に実際に出向いたからこそ得られた成果だと思っています。実際に足を運んでみなければ、わからないことも沢山ありました。はじめは気分が乗らなくても、行ってみたら好印象だったり、会社概要に書いてあった仕事内容と実際の仕事内容の印象が違ったりする企業もあります。12月に焦りだけでインターンシップに行っていた時期は、「就職したくない」と思いながら就職活動をしていました。しかし、今は自分に合っている仕事ができるか、充実した生活を送ることができるかを考えながら就職活動をすることができています。

    同世代では、自分のやりたいことが明確な人たちばかりではありません。私も自分が何をしたいのか分からず不安でしたが、少しでも興味のある分野の様々な企業にとりあえず出向きました。その結果、時間はかかりましたが、やりたいことが固まってきました。周りに惑わされず、自分のペースで就職活動をしていきましょう!