私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】焦りと不安の先で見つけた、就職活動を楽しむ発想の転換

  • 最終更新:2020/05/15

    こんにちは!プラスカラーでインターンシップをしている明治学院大心理学部3年の上野美紅です。現在は、21卒の学生として絶賛就職活動中です。就職活動を意識したのは大学3年生の4月頃。先輩たちが就職活動を行う中、「私も来年こうなるのか~、大変そうだな~」とどこか他人事のようにその姿を見ていました。夏休みは就職活動そっちのけで遊びとアルバイトに時間を費やしていましたが、冬になり、校内で髪の毛を黒く染めた人やスーツを着ている人がだんだんと増えてきて、焦りを感じはじめたことから就職活動を開始しました。今回は、なんとなく大学生活を過ごしていて就職活動に出遅れてしまった私だからこそ伝えられることを、できるかぎり伝えたいと思います。

    ~学生生活は充実させたい!満喫した3年から一変、焦りではじまった私の就職活動~

    やっぱり大学生活は絶対に充実させたいし、遊べるのは今だけ!そう考えていた私の学生生活の過ごし方は、アルバイトか遊びの2択でした。そんな生活をしていた私が就職活動をはじめたのは、大学3年生の2月中旬のことです。同じ21卒の友人が年明けから就職活動をはじめる中、私は将来やりたいことやなりたいものが無かったため、就職活動に対する不安や抵抗がありました。自分の将来像を考えれば考えるほどわからなくなり、家にいてもただスマホで企業情報を眺めているだけ。なかなか行きたいと思うような会社も見つかりませんでした。「自分が行きたいと思えるような企業が見つかるのだろうか」「やりたいことが見つかるのだろうか」と、不安な気持ちのまま時間だけが過ぎていきます。恐らく、就職活動に対する焦りや不安があったために、会社選びで何を基準にするのか、まず何から手を付けるのかなど頭の中がごちゃごちゃになっていたのだと思います。優先順位が自分でもわからなくなっていましたが、何かしらアクションを起こして就職活動をスタートせねばと思っていました。

    ~意義を感じるインターンシップ。行ってみたい、でも怖い~

    ある程度就職活動に意識が向いてきた私は、学校のキャリアセンターで行われている就職活動講座というものを受講しました。秋頃に行われていた講座では、「冬のインターンシップに参加しよう!」と学生にインターンシップの参加の意義などを伝えていました。私はインターンシップに対してネガティブな印象はなく、実際の業務が体験できることや、会社の雰囲気がわかるなら大いに参加する意味があるとポジティブな印象を持っていました。また、その会社についての理解を深められることで、入社後の違和感が少なからず軽減できると思うのでインターンシップの必要性も感じていました。

    しかし、それまでの就職活動において自発的に行動できなかった私は、インターンシップの参加にためらいもありました。実際に企業を訪問し、人事の方や現場の社員の方と対面し、大学生ではない社会人の方とお話をするのはとても勇気が必要だったからです。インターンシップの価値を感じてはいながらも、なかなかあと一歩を踏み出せずにいたのです。

    ~インターンシップ参加を決めた発想の転換~

    しかしあるとき、ついに就職活動の情報サイトを通じてインターンシップへの参加申し込みを行いました。私が希望していたインターンシップは、すべて選考がないタイプだったので、だいぶ気持ちが楽だったこともありました。でもかつては申し込みさえ緊張してなかなかボタンを押すことができなかった私が一歩を踏み出せたのは、インターンシップに対する考え方を180度変えてみたことが原因です。それまでは「社会人と話をするのは怖い、業務体験なんてできるか分からない」と捉えていましたが、「インターンシップに参加して友人を作ろう!」と考えを変えることにしたのです。私は人とコミュニケーションをとることは得意なので、会社を知るという目的の他に、同世代の学生とたくさん会話をして友人になろう、就職活動の情報交換をしようという考えるようになりました。こうした考え方の転換ができたおかげで、不安や抵抗が軽減しインターンシップに参加しやすくなりました。

    ~インターンシップで得られたこと~

    参加を決意してから、数社のインターンシップに参加しました。実際に、1dayのインターンシップで出会った学生とLINEを交換したり、飲みに行って就職活動に関する情報交換をしたりしています。私は他の就職活動生と出会えて仲良くなれることが嬉しくて、楽しくて、面白くてインターンシップに参加していました。大学の友人には話せないことも話せるなど、新しい人間関係を築くことができました。インターンシップに参加してから就職活動が少しずつ楽しくなってきて、ただ「つながりを得る」こと以上の価値を得られたと感じています。 そして、長い道のりを経て参加したインターンシップは、もちろん多くの学びを得ることができました。例えば、インターンシップに参加しているからといって、視野を狭めてその会社を知ることだけに徹する必要はありません。ただ「どんなところに会社があるのだろう」「どんな学生が参加するのだろう」など、少しの関心を持つことで視野が広がり、学びが深まるのではないかと思っています。

    この記事を読んでくれている人は、少なからず就職活動に意識が向いていると思います。今、就職活動という言葉にネガティブな印象を持っていませんか?私は単語を聞いただけでも病みそうな気がしていました。しかし、私はインターンシップに参加してそのイメージが変わりました。一緒に戦う仲間ができたからだと思います。ぜひみなさんも会社を知る、仲間を探す、なんでもいいから目的をもってインターンシップに参加してみてください!