私がインターンをする理由

【私がインターンをする理由】やりたいことがない、漠然とした私の将来が変わる瞬間

  • 最終更新:2020/07/28

    はじめまして。ADOREcollegeに参加している東海大学政治経済学部4年の田村と申します。2021年卒として、現在も就職活動中です。私は大学3年生の6月頃から就活をはじめました。一般的に「就活解禁」とされる3月までには就活を終わらせると意気込み、活動を開始しましたが、大学3年の夏に様々な企業のインターンに参加したことで就活に対するイメージや実感が湧き、現在は「納得できる就活」をテーマに活動を継続しています。

    ご覧いただいているみなさんの中には、「就活って何?」「自分のやりたいことがない」など悩みを持っている方がいると思います。この記事をぜひ読んでいただき、少しでも参考にしてほしいです。

    ~働くことに希望を持てなかった、就活前の自分~

    私は就活をはじめる前までは、働くことに対して負のイメージしか持っていませんでした。みなさんの中にも、私と同じように考えている人がいるのではないでしょうか。 近年目にする、「ブラック企業」や「働き方改革」などのワードを目にし、就職することに対して恐怖を感じていたのです。「自分もブラック企業に入ったらどうしよう」「仕事量や残業が多すぎたらどうしよう」などと考えてしまいます。私自身、時間に拘束されずやりたいことを好きなだけやれる「大学生」という環境にとても充実感があったため、就職をして自分の生涯を労働に費やしてもよいものだろうかと考えながら大学2年目を終えました。

    大学3年生になると、徐々に就活の香りが漂ってきます。大学のガイダンスや教授との会話の中に「就活」というワードが多く出てきました。そのような周囲の環境の中、大学3年の4月~5月頃、私が大学入学以来アルバイトをしている会社で、就活に向けた支援セミナーを開講するということを聞きました。就活はまだ先のことだろうと感じながらも、失敗したときのことが頭をよぎり、とりあえずという感覚でそのセミナーに参加してみることにしました。

    ~就活スタート!最初のきっかけは「とりあえず」~

    セミナーでは、近年の就活事情、就活の準備ですべきことなどを学びました。また、自己PRの書き方も教わり、その後とあるスカウトサービスの紹介があり、とりあえずでそのサービスに登録しました。帰宅後、就活について考え、「私は何がやりたいのだろう」「私は何に興味があるのだろう」という疑問が出てきました。「どの業界のどんな企業に就職するか」というゴールが全く浮かばなかったのです。そのようなこともあり、私はセミナーで登録をしたスカウトサービスを使ってみることにしました。スカウトサービスでは、自己PRや性格などの自分に関する基本情報と興味ある業界を設定し、その設定を企業側が読み興味のある学生に向けてスカウトを送ります。 登録して一週間程すると、企業からのスカウトで夏のインターンへのお誘いが届きました。当時の私はやりたいことはなく、なんとなくで活動してみようと思っていたため、なりふり構わずスカウトを承諾をしました。また同じ時期、毎年6月の合同説明会に友人と参加しました。そこでも特に目的がなかった私は、企業のブースを片っ端から訪問して、訪問したすべての企業の夏のインターンにエントリーをしました。

    ~夏のインターン!業界や企業によって内容は様々、とにかく行動することが大切~

    さて、7月に入り、エントリーした企業のインターンに徐々に参加しはじめました。7月から9月の終わりにかけて数十社の企業のインターンに訪問しました。その多くは1DAYまたは2DAYでした。エントリーした業界は、IT業界、コンサルティング業界、建築業界、食品業界、人材業界、広告・メディア業界など様々です。 インターンのコンテンツの多くは、長期インターンなどの就業型インターンとは違い、業界や事業を理解してもらうためのワークコンテンツです。特に印象に残っているのはIT企業のインターンで、プログラミングの概念を簡単に理解できるワークや企業のシステム・サービスをグループワークを通して実際に設計してみるといった、誰でも親しみやすい内容が多くありました。他にもコンサルティング業界であればセールス・営業の模擬体験や、実際にあった案件をコンサルタントとして提案や解決をしていくような疑似体験型のワークなどがありました。 同じ業界でも、インターンの内容はもちろん、企業の考え方や伝えたいことは企業によって全く違います。就活のイメージや就職に対して不安があった私は、とにかく、とりあえずでも行動することで多く発見と気づきがありました。

    ~夏のインターンシップを終えて変わった自分の認識や考え、そして、見つけたもの~

    夏の3カ月間を振り返ると、多くの企業のインターンに参加をして、私の就活・就職に対するイメージは180度変わっていました。 就活をはじめた当時は、成長やキャリアステップを踏まえず、ネームブランドや安定性と言った多くの人が考えているであろう考えで大企業のインターンに参加していました。しかしその中で、「大手にいたら本当に働くだけで終わってしまうのではないだろうか」「30代40代になったときに自分にあるものはなんだろうか」と考えるように。そして夏が終わるころには、中小・ベンチャー企業に参加するようになっていました。やりたいことや目標がなかった私が、企業を成長させていく士気の高い中小・ベンチャー企業に就職しようと考えたのは、インターンの経験がとても影響しています。 当初働きたくないと思っていたのに、インターンシップに参加したことで働くことのイメージや自分の未来のイメージがしやすくなり「社会にでる」という意識が芽生えました。そして自己の成長について考えるようになり、働くことが楽しみになりました。現在は同世代の人よりも働いていきたいとも思っています。

    私はインターンを通じて、業界を知るとともに社会にでるという意識とイメージが湧きました。また、とりあえずでも、なんとなくでも行動することの意味と大切さを学ぶことができました。あなたも働くことへのイメージを見直しませんか? この記事を通して、少しでもみなさんの就活へのイメージや不安を解消するための行動につながれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。